木村博江のレビュー一覧
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As if の法則;あたかも~のように行動すればそのようになる。
1800年代後期に活躍した心理学者でありかつ哲学者であったウィリアム・ジェームズという人が、「なにか美点を身につけたいときには、すでにそなわっているように行動すればよい。」という言葉をのこしました。
まず行動することによりあとから気持ちや考えがついてくるということです。
たとえば、楽しくなりたいなら声を出してまず笑うこと。
幸せになりたいのなら、今、幸せのように行動すればよいのです。
ある意味そのとおりだと思うが、ここで一番大事なのは、自分の状況や状態を客観的に判断すること。
それがなくては、As if の法則はなりたたない。 -
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この世の中で流布されている超常現象がすべてインチキであることをあばき読んでいて痛快。ただし、超常現象信奉者にはとってはガッカリする内容でしょう。占いのやり方は、相手の気持ちをくすぐりながら、どちらともとれる言葉を使い、表現をあいまいにする。さらに探りをいれながら誰にでも当てはまるようなことを口にすること。幽霊は、レム睡眠の時の幻覚であったり、超低周波音によるものである。こっくりさんは観念運動。予知能力は、大数の法則で多くの人がいれば必ず何人かは当てはまることをいう人がいる。マインドコントロールは、小さな要求から大きな要求になってゆく。周囲がすべて同じ思考の人ばかりだと人は容易に同調する。幽体離
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≪目次≫
あなたの知らない世界へ
第1章 占い師のバケの皮をはぐ
第2章 幽体離脱の真実
第3章 念力のトリック
第4章 霊媒師のからくり
第5章 幽霊の正体
第6章 マインドコントロール
第7章 予知能力の真偽
おわりに
特別付録 これであなたも超能力者
≪内容≫
プロのマジシャンで心理学者の好著。例示が具体的でかつ有名な話が多く、それに対する科学的な分析が的確でわかりやすい筆致、説得力に富む。また、どの章にもそれぞれの超常現象のからくりを実体験できる実験(?体験?)コーナーがあり、そのことがさらに「超常現象の否定」の説得力を増している。
基本的に脳科学の進歩は、超常現象の -
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面白かった。超常現象を科学的に解剖する、のではなく、超常現象と人の行動や思い込み、脳の働きとの関係について書かれた本。
なぜ人は幽霊が「見える」のかが科学的に分析されている。
占い師はコールドリーディングのテクニックをもっている事、幽体離脱は自分が自分の体の中にいるという意識を脳が作っているためその混乱によって起きる事、念力の裏側の人為的な視覚トリック、霊との更新と無意識の関係、錯覚や眠りの五段階、人が日常をうまく過ごすために媒介を見出すことが幽霊を見せる事、マインドコントロール、予知能力と確率の関係など。
超常現象を見出してしまう、人という生き物の不合理さ、だからこその面白さを感じられる -
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小学生の頃、遠足で日光へ行った。藤村操が「曰く、不可解」との
遺書を残して身投げしたことから自殺の名所になった華厳の滝の
前で記念撮影をした。
写真が焼き上がって来た時、「霊が映っているっ!」とクラス中で
大騒ぎになった。しかし、私にはどこをどう見ても霊らしいものが
見えなかった。皆、本当に見えていたのだろうか。
今になって思うと、あれは集団ヒステリーの一種ではなかったか。
本書は幽霊の目撃や交霊術等の超常現象の正体や、占い師や
マインドコントロールのからくりを脳の機能から解き明かしている。
常々、占い師って胡散臭いと思っていたのだがやっぱりね…と
いう感じである。最近、話題になった女 -
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ネタバレなにこれ面白い、の一言・・・
スィースイ読んじゃった・・・
普段こういう本読まないんで・・・
新鮮・・・
もっといろいろ興味持とう・・・
それはそうとコレ・・・
この著者ワイズマンさんは・・・
もともとは結構なマジシャン・・・
で・・・
超常現象がウソかホントか調べるのではなく、人がなぜ不思議な現象を体験するのか、その理由を探る方が面白い・・・
ってーんで、この道に入ったお人・・・
いま話題の・・・
マインドコントロールやら・・・
占い師の実像やら・・・
幽体離脱やら・・・
こっくりさん(ウィジャボード)やら・・・
幽霊やら・・・
念力やら・・・
予知夢 -
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ネタバレかなりおもしろい。
占い師/幽体離脱/念力/霊媒師/幽霊/マインドコントロール/予知能力について科学的に不思議な現象を解説を試みます。
ユーモアある語り口調と途中でブレーク的にでてくるミニテスト・体験が飽きさせず、読み物としても楽しめる内容です。
占い師…人は都合よく反応する。そしてよどみなく曖昧に話す
幽体離脱…ゴムの手を自分の手に錯覚する。脳は身体の中に自分がいるという認識がそんなに強固なものでない
念力…これはマジックのテクニック
霊媒師…これも人の深層心理が無意識に力がかかる
幽霊…見たいと思う人の心理が見えないものを見せる
マインドコントロール…小さな要求から大きな要求へ少しずつ上 -
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心霊的なもの大好きではありますが、信じているかと言われればそういう事もあるかも。位な感じです。実際自分で体験している事もあるので、無いと言い切れないけれど、基本的にはそういう事を信じている訳ではないというねじれが生じている人間です。
超能力も超常現象も霊現象も脳の錯覚によって見えてしまうものなんでしょうが、全てを錯覚で片付けられるものでもないと思います。
でも、普通に生きていけているならば、神秘体験をわざわざ自分から体験しに行かなくても、充分に人生は不思議なものなので、スプーンを曲げたり、心を読んだりしなくともよいと思います。唯一分かるとしたら家族の病気を治そうとして奇跡にすがるパターン。これ -
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Posted by ブクログ
アズイフの法則(ASIF)について。
思いが行動になるのではなく、行動が思いを作る。
ウイリアムジェームズ心理学の諸原理、レアードの実験
笑顔を作ると幸せになる。幸せだから笑顔になる、ではない。笑いヨガ。
ダンスは幸せにする。
歩き方を変えると幸せになる。楽しげにふるまうこと。
心拍数が上がっていると相手が魅力的に見える。
部屋を暗くすると恋が生まれやすい。
体の動きは感情に影響する。
穏やかにふるまえば怒りは鎮まる。深呼吸する。筋肉の緊張を解きほぐす。
不道徳な行為をしたあとは、手を洗うと罪悪感が薄れる。
ローボールテクニック=ハードルの低いオファーを先に出す。
フッとインザドア -
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誰もが使いやすいデザインを考えていると、人の脳の動きが気になって、認知心理学にたどりつく。でも、人間誰しもこうした錯覚に陥るわけで、とすると、いついかなるときも絶対に誤操作しない、究極に使いやすいデザインなんかないよね…と思ってしまう。それこそ究極には、「棒」みたいなミニマルなものが、実は全ての人に対応できるのだろう。多少のミスが命取りにならない仕組みだったり、多少使いにくくても愛着があれば、その使いにくささえ魅力に感じるデザインだったり、そんなところが落しどころなのかなと思った。ちなみにこの本の著者は、以前受けたセミナーで見た、ゴリラの動画の原作者でした。そういえば認知心理学はマーケティング
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・あることに注目すると他が見えなくなる。
・人の記憶は作り替えられてゆく。
日ごろ感じていることが、実証的な説明に納得する。
・自信と能力は比例しない。
・脳トレは脳全体を活性化しない。
今まで騙されていたorz...
世の中のスピードは産業革命以後、自動車、新幹線、飛行機...と高速化している。情報通信手段も手書きの手紙から、テレックス、電話、パソ通、インターネットと高速化し、情報があふれる時代になった。
人の脳の容積はここ数百年ではほとんど変わっていないと思うが、人の処理すべき情報の量は莫大に膨れ上がっている。この世の中を人が生きてゆくには、情報の取捨選択、間引きと補間が必要なのだ -