木村博江のレビュー一覧

  • よく眠るための科学が教える10の秘密

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    人生の8割を占める睡眠についていつか少し勉強してみたいと思っていた。あまり時間をかけずに今どういうことが言われているのか気軽にわかりそうだったので購入。文献もしっかりついていて怪しげなことは書かれておらず、全体的によかった。個人的には寝付きは非常によく悪夢も全くみないので半分は不要な知識だったが、時差ボケ防止法や適正な睡眠時間、午眠の重要性が理解でき今後の人生が少し豊かになるだろうと思う。

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    2015年11月24日
  • 錯覚の科学

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    人が陥りやすい6つの錯覚、1.注意の錯覚、2.記憶の錯覚、3.自信の錯覚、4.知識の錯覚、5.原因の錯覚、6.可能性の錯覚、について丁寧な説明と解説がされている。
    その例として、アメリカの潜水艦がえひめ丸に衝突した事件や、リーマンショックの引き金、脳トレゲームなどを挙げている。
    ゴリラが見えていない実験など、興味深い話がたくさんであるが、これらの錯覚を記憶にとどめて常に気にするかと言われると、なかなか難しいだろう。

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    2015年11月05日
  • 錯覚の科学

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    科学的論証に頼るまでもなく、あまりにも身近で、自分にも心当たりの錯覚現象が網羅されていて、いちいち納得してしまう。冒頭著者は「見えていないゴリラ」という事例で「注意の錯覚」を証明しているが、既にそこからはまる。たとえば計算に夢中になっている。ウォーリー探しに集中している。そんな時に近くを友達が通っても気づかない。要はそういうことの象徴である。他にも「記憶の錯覚」「自信の錯覚」「知識の錯覚」「原因の錯覚」「可能性の錯覚」といった5つの錯覚を挙げており、どれも「あるある感」を裏切らない。

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    2015年03月15日
  • 錯覚の科学

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    この世界は錯覚に満ち溢れている、ってね。

    目の錯覚とかそういう類の、脳が勘違いしましたみたいな話が好きだから、この本を手に取ってみたわけで、実際読んでみたら、いろいろと面白いことが書いてあって、とても為になるんだけれども、どうにも情報量が多すぎて読んだそばから忘れてしまう。

    いつも思うんだけれど、ノンフィクションを読むにはオレの脳ミソの容量は全然足りない。
    巻末の膨大な参考文献然り、1995年1月25日ボストンのハンバーガーレストランで~とかそういう情報、一つも覚えれらない。

    どうせ読んでも覚えてないなら、読む意味ないんじゃないか。とも思うんだけれど、本書を読む限りでは、バッチリ覚えてい

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    2014年11月02日
  • 錯覚の科学

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    2014 10/6パワー・ブラウジング。
    認知系の実験をやるにあたって読んでおくか、と思って買ってみておいた本。
    いかに人の感覚があてにならない部分を含んでいるか、そのことに気づかず自身の感覚を信じていることで、自分自身すら信じられないようなミスや失敗をしたりするか(悪意なく)ということを、様々な研究成果を持ち出しながら丹念に紹介していく本。
    丁寧に、繰り返し指摘しているので、多くの研究を参考できるのは良い。反面、ややしつこくも感じる。

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    2014年10月13日
  • 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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    ネタバレ

     占いに念力に幽霊に予知夢。我々の常識を超える現象――超常現象とされる出来事はいくつもある。
     だがその中には勘違いや思い込み、誘導や誤導など、人為的な原因がある、超常現象ならぬ“通常現象”も数多くある。
     プロのマジシャンで心理学の教授が、人がどのようにして通常現象を超常現象として捉えるのか、「いかに人は思い込みが激しく、騙されやすいか」を解説した謎解き本。付録として、簡単な超常現象実演キットを収録!
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     本書では科学者のファラデーや心理学者のウェグナーが、交信術の一種であるテー

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    2014年09月28日
  • 錯覚の科学

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    これまで効果があるとわたしも認識していたモーツァルト効果や、脳は10%しか使われていないなどの通説を科学的かつ明確に否定している良書。ビジネスや日常生活でも、慣例や常識をバランスを持って批判的に疑いを持つ必要性があると改めて感じた。大学生に読むことをお勧めする。

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    2014年08月31日
  • その科学があなたを変える

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    アズイフの法則
    気持が動いて行動するのではなく、行動することで気持にドライブがかかって、好循環につながるという何となく考えていた常識とは逆を行く発想。
    真偽のほどを確かめてみたくなる。

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    2014年02月20日
  • 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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     超常現象と結びつけなければとても面白い本だと思うんだが・・・。

     ルールの違うスポーツで互いにやりあっているようでどちら意見も可もあり、不可もある。そしてすべて科学的にとまとめようとすることに嫌気がさす。

     科学は万能ではない。単なる結果だ。

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    2012年09月02日
  • 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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    無意識の領域が大きいことは何となく知っていたけれど、超常現象のほとんど全部が、この無意識に関わっていたとは。不思議なことを不思議なまま楽しみたい人は読まない方がいい。あまり信じていない人は、とことん追求した実験と理論に満足できるだろう。超常現象のトリックもそうだが、脳の莫大な働きについても、もっと深く知りたくなる内容。

    余談。はからずしも、同じ博士の著書(『その科学が成功を決める』)を以前読んでいたことに読後気付いた。著者を意識して手に取ったわけではなかったので、無意識に働いた自分のセンサー(この場合、好み?)にちょっと笑えた。

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    2012年05月29日
  • 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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    不思議な現象、オカルトと呼ばれている物事を科学的に解明している。マジックの種明かしのよう。

    第1章 占い師のバケの皮をはぐ
    第2章 幽体離脱の真実
    第3章 念力のトリック
    第4章 霊媒師のからくり
    第5章 幽霊の正体
    第6章 マインドコントロール
    第7章 予知能力の真偽

    タイトルからわかるように不思議現象に対して辛辣で、脳科学や心理学の面から「何故騙されるのか」を具体的に書いているので分りやすい。

    ただし、世界に不思議な事がひとつもないというのは、世界が色褪せてつまらなくなるかもしれない。

    それすら乗り越えて現象として楽しむのはありな気がする。

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    2012年04月09日
  • 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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    この本よりも極東ブログさんの書評のほうが読み応えがある。けど、訳もしっかりしているし、それぞれの事象の掘り下げも問題なく、好感の持てる書。一番気に入ったのは、空中浮遊とかのメカニズムがすげえというよりは、自分が体の中に収まっているっていう推定をするほうがよっぽど大変だよねってところだな。ラマチャンドランの著作も読んでいるけれど、そのようなまとめ方をしてなかったんだよね。あと、夢に関しては、友人が、彼の父が亡くなる際に夢に出てきたということを聞いたときに、まあそういう解釈で別にいいじゃあねえかと思っちゃったんだよね。これは、現時点ではどっちサイドを取るのかという案件かと。

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    2012年02月21日