秦剛平のレビュー一覧
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購入済み
おもしろく読みやすい
旧約聖書には書かれていない逸話のようなお話がおもしろく語られています。
真偽のほどは私にはわかりませんが、他にそんな本を知りませんから、興味深く読めます。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレいやー、結構時間かかりました。つらつら寄り道しつつ、読破するまでにマル5カ月!
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キリスト教に興味があり、虫食いのように読んできた旧約聖書ですが、この度腰を据えて読んでみることにしました。
世界史の授業で知りましたが、現在ヘブライ語から訳される旧約聖書はかなり新しいものらしく、その出自も良く分からないとか。他方、本ギリシア語からの翻訳の方が古く、こちらの方が正統!?というか混ざりものが少ない?とか言われているみたいで。で、私はギリシア語原典の訳をチョイスしました。
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なお収録されているのは所謂モーセ五書(律法)と言われる「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初のキリスト教史とされるエウセビオスの「教会史」。巻末で翻訳者が愚痴っている通り正確な文章という感じではないけど、読みやすさについてはそこまで感じなかったので秦氏さすがだなあと思った。4世紀当時のキリスト教徒たちの認識ってこんな感じだったんだと思うと興味深い。ユダヤ人たちがイエス殺しとキリスト教徒迫害の「報い」を受ける様子、信徒たちが受けた拷問の様子なども誇らしく生々しく、たくさん引用して報告している。ローマ皇帝からの寛容令を勝ち取った当時、長い苦難を乗り越えて輝かしい未来が開けていく実感があったんだろうなあ。
訳者はエウセビオスについてキリスト教の反ユダヤ人感情をあおり歴史へ乗せた戦犯の一 -