【感想・ネタバレ】ユダヤ古代誌6のレビュー

あらすじ

ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著18~20巻までを収める文庫版第6巻は、ヨセフスのキリスト証言を挾み、ユダヤがローマの属州となり、破滅への道を辿る。

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Posted by ブクログ

イエス・キリストがちょっとだけ登場するが、唐突感は否めない感じの言及の仕方である。アグリッパ1世の時代とローマのカリギュラ皇帝の暗殺についてかなりページが割かれている。とにかく同じ名前の違う人物がこれでもかーと登場するので、巻末の人名索引は役に立ちそう。

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2014年09月22日

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