ジョン・クラカワーのレビュー一覧

  • 荒野へ

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    この「Into the wild」という原題は勿論、本書で何度も引用され、主人公が愛読していたというロンドンの野生の呼び声の現代である「Call of the wild」をもじったもものなのだろう。Call of the wildは、野生化という意味でwildを使っていたと記憶している。しかし、主人公の行動の意味は今一つわからなかった。何が彼を魅了したのだろうか。

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    2016年08月03日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    読み応えあります。
    顧客とガイドとシェルバと営業者それぞれの立場、また商業登山隊ごとの事情と天候と登山者の体調、実力が絡み合い事故が起きている。
    それにしても、壮絶な環境である・・・デスゾーン。

    先日読んだスコット隊のロシア人ガイド ブクレーエフ氏の著作よりも、ジャーナリストなので読みやすく、より俯瞰的な視点でかかれていると思います。

    天候によりあっという間に危険を通り越して死に直面してしまう世界。それでも人を惹き付けるエベレスト。世界一というだけで。理解出来ない部分とあこがれも感じてしまいます。

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    2015年12月23日
  • 荒野へ

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    ある青年のノンフィクション。「人はなぜ憎しみあうのか」からの派生で読んだが、 結末が明白でも面白かったのは、邪な期待感か。「清廉潔白」、モラトリアム、エディプスコンプレックス、情報戦。

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    2025年03月23日
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

    購入済み

    知らない世界

    インドア派にとって、インドアじゃなくても、厳しい自然の中に地吹雪の意志でトライしていく人々のドキュメンタリー。私の知らない世界の出来事には興味をひかれた。
    特に、自分の意志でトライするのではなく、問題を抱えた子供をアウトドアの世界に放り込んで矯正させようというビジネスの事は衝撃的だった。

    #タメになる

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    2025年03月12日
  • 荒野へ

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    映画で観て主人公の青年がなぜ荒野へ向かったのか?その辺りの心理的なところがよく分からなかったので、本を読んで詳しく辿っていきました。

"社会での生きづらさ、理想となるものを求めて"

生きづらさ、社会やコミュニティでの居心地の悪さ——これらは、生きていくうちに段々と分かってきたことです。私自身、五十年も人間をやってきたのですから。

    この生きづらさは、性質や体質による特質的なものが影響しており、またそこに運や環境における偶然性も大きく関わってくるものだと思います。では、それを理解したうえで、どう生き抜いていくか? それは「やり方次第」「演じ方次第」であり、それができるかど

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    2025年02月14日
  • 荒野へ

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    友人のおすすめ本。
    2008年に映画化もされてます。

    ノンフィクション。著者のクラカワー自身が登山家であり彼の経験したエピソードを交えることで、恵まれた環境から抜け出し数年の放浪の後1992年にアラスカで餓死しているところを発見される20代青年の軌跡がより鮮明に浮かび上がっていると思う。

    バックパックひとつ背負って世界中を旅するのとはまた一線を画した放浪の旅であり、そういう人種もこの世には少なからずいるということはわかった。決して破滅に向かいたいのではなく、あくまで本人にとっては前向きな生き方のようだ。

    所謂冒険家とは全然違う気がする。冒険家は最後は必ず生きて生還するために万全の準備を整

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    2024年02月24日
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

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    中国系アメリカ人サーファー マーク・フー    1995年
     カルフォルニア ビッグウェイブ サーフィン 10mを超える波 
     広告塔としてのサーフィン
     1994年12月23日 マーベリックス 100人とカメラの前で波に飲み込まれて死亡

    レチュギア洞窟 1995年
     壁に腐食残留物 微生物の有機性排泄物? 
     独立栄養生物  熱水噴出孔 鉱物からエネルギーを得る 火星にも地中に?
     
    シュイナード・イクイップメント社 1986年
     ティトン山脈で クライミング用ハーネス原因?の滑落死亡事故 
     裁判費用、保険料高騰、示談金高騰  誰かが小さなミスをした
     元社員がブラックダイアモンドを立上

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    2023年05月07日
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

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    自然と人との驚くべきノンフィクション短編集です。ビックウェーブを求めるサーファー、世界最高峰エベレストで働くシェルパ達、問題を抱えた青少年を荒野に放り出す更生プログラムなど、死と隣り合わせの状況が克明に書かれています。その原因は厳しい自然と人為的なものでした。

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    2023年03月26日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

    購入済み

    面白いが、図書館で十分

    さすが書き物を生業にしているだけあって、とても読みやすかった。
    ただ、登場人物に対するクラカワー氏の好き嫌いが読み手に非常に伝わってくる。そして、「私は悪くない、私は正しい、他の人よりもあれもこれも頑張った」という弁明的な空気を強く感じて、感情的に拒絶することがしばしばあった。プロボクサーがリング外で人を殴ってはいけないように、ペンが武器の人は他人についての文章を公表するのであれば個人的な攻撃意識は排除すべきだと思う。
    でも、帰国後の章を読んで、この本はクラカワー氏の排泄物的な役割だったんだなと思った。言い方悪いけど。自分の中のどうしても残るエベレストのドロドロを出し切りたかったんだろうな

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年03月16日
  • 荒野へ

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    実話に基づくノンフィクション。

    裕福な家庭に生まれ、成績も優秀。そんな彼はどうして、全てを捨てて、アラスカの荒野に分け入り、餓死しなければならなかったのか。

    人智を超えた自然の過酷さ。自分探しの旅は時として、命の代償を必要とすることがある。

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    2023年01月04日
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

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    山と渓谷社の山の本ってとことん山!!!みっちり山!!!って感じで、正直読んでて飽きてしまうことが多い。エヴェレスト、K2、難攻不落の北壁、、、などと言われてもイメージ出来ない。土地勘ないしそこまで山詳しくないし、そもそも海外の山とか環境とか文化とか全くの異世界すぎて分からない。写真を見ても、綺麗だなぁーとしか思えないし、そもそも知らない山が多すぎて調べるの疲れるし、、、。

    ただ、この本はとことん山って感じの本ではなかった。
    なんか山と渓谷社発刊の新聞の社説って感じ?笑笑
    アウトドアに関連した社会問題全般を取り扱う本で、決して登攀だけに焦点を当てたものではなかった。私的には集中力が続きやすくて

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    2023年01月03日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    1996年5月10日にエベレストで起きた大量遭難事故。

    エベレストに向かうまでの参加者の動機から如実に書き記されていた。緻密なインタビューに基づいて、一つ一つの描写が詳しく記されている。

    登場人物、感情、情景に対する主観と客観が入り交じった描写によって、場面場面を体験しているかのような臨場感ががありました。迫力凄かった。

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    2022年11月06日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    エベレストで起こった遭難の悲劇の当事者として、その渦中にいた著者が、真実を丁寧に伝えるために書いた本だ。当然、そんな経緯の著書なので、批判にさらされることもあった。著者は出来るだけ登場人物に敬意を表しつつも、真実を伝えることに気を使ったろう。高度8000mを超えると、そこからは一挙手一投足に死を左右する判断をしなければならない。それも、低酸素で思考力がままならない状態でだ。エベレストを目指す人は、半分、いや半分以上がエベレストに取り憑かれた人で、登山に命をかけている感じだ。そんな人に、頂上を目前にして、危険だから引き返すべきだ、との判断を下すのは並大抵のことではない。登る勇気より、下る勇気の方

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    2021年11月25日
  • 荒野へ

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    映画も観た。是非原作を読んでみたいと思い本書を手に取った。1日で読んでしまった。
    実際にはあまり主人公クリスの動機、死亡原因、詳細な行動履歴は分かっていないことが分かった。
    残された日記と彼と道中に出会った人物の証言から事実をもとに丁寧に行動経緯、動機が推測されている。映画ではあたかもその履歴がすべて本人の日記などから明らかなように描かれていたが、実際には多分に推測の部分も大きいということが分かった。

    「サハラに死す」にせよ、無茶な旅をして最後に死ぬとそれを批判する人たちも多い。
    しかし、自分には少し共感できる部分もある。皆そうではないのか?
    自分が何者か?自分の限界がどこにあるのか?知りた

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    2021年09月20日
  • エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

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    町の誇りである大学アメフト部によって引き起こされたレイプ事件を町ぐるみで隠蔽しようとする地方都市の暗部を描いた『ミズーラ』、狂信的なモルモン教徒が引き起こした殺人事件を描いた『信仰が人を殺すとき』など、人間のどす黒いダークサイドを写実するノンフィクション作家、ジョン・クラカワー。

    そんな彼のキャリアは趣味の登山に関する山岳ルポライターから始まっている。デビュー作である本作は登山を巡る12の短編集である。エヴェレストに代表されるような過酷な山を人間はなぜ登るのか。そして登山とはどのようなアクティビティなのかを知る上で非常に面白いノンフィクションエッセイ。

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    2020年12月12日
  • 荒野へ

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    映画化もされたノンフィクション。ある裕福な育ちの若者が放浪の旅の末、荒野で遺体となって見つかる。彼は自殺したのか、何かを求めていたのか。「ただの無知」「自己責任」といった当然想定できる批判を受けつつも、著者は若者の「冒険心」という観点を基に、彼を理解しようと取材を重ねる。そういう試み自体はとても大切なことで、大いに支持するが、全体の構成が好みじゃなくて辛い。彼の旅ルートをひたすら辿る前半で興味が薄れてきてしまったかな。結局、この若者の評価を覆すようなインパクトはあまりなかった。映画見ようかな

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    2019年09月04日
  • エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

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    傑作「空へ」「荒野へ」のクラカワーによる山岳エッセイ。書かれたのは「空へ」よりも前で、新装版だそうだ。十二篇収められており、一篇が短いせいか、もうちょっと詳しく読ませて!と、もどかしい感じもするが、九編目の表題作以降はさすがの迫力。

    自分自身も含めて、クライマーたちを英雄視せず、突き放して書いているところがいい。登場する登山家の多くは、良く言えば「個性的」、まあ普通に考えてアクの強い変人と言っていいだろう。悪天候に閉じ込められたテントの中のありさまなど、実にリアルに書かれていて、もともと非アウトドア派の私など、金輪際こういうテント生活はゴメンだと思ったのだった。読んでるだけで骨まで凍えそうだ

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    2019年03月30日
  • エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

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    命を懸けた冒険といえば、冬山登山であり、誰もがしり込みするようなキャニオリングやボルダリングであるが、そんな危険を、危険であるからこそチャレンジするイカレタ野郎たちの美しい物語です。

    この世界で有名なのは、ヘルマン・ブール、サー・エドモンド・ヒラリー、ロイヤル・ロビンズ、ラインホルト・メスナー、ジョン・ギルたちです。

    収録されている12の物語はどれも素晴らしいのですが、私が特に面白いと思ったのが「クラブ・デナリ」でした。

    また世界最高峰エヴェレストへの初登頂の栄誉は、ヒラリーとテンジンが1953年に達成したものですが、その後、エヴェレストより高い山があるという情報が錯綜とし、中国のミニヤ

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    2018年09月10日
  • 荒野へ

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    こういった物語に熱くなれるほど若くない自分に気づきさみしくなった。

    クリスが無知なのか、純粋なのか、ちょっとした間違いが全てを台無しにしてしまったのかは、分からないが、今の私にはあまり共感できる感情は湧き上がらなかった。

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    2018年06月04日
  • 荒野へ

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    初めは、なんて自分勝手な生き方をした青年なんだろうとまったく共感できずにいらいらしました。でも読み進めていくうちに、彼はストイックに文明から自らを遠ざける、まるで修行のような行いをしていたように思えてきました。確かに自然は脅威でありながら美しく惹かれます。宗教のようだと思いました。読後には彼の行動をただ批判することはできませんでした。主観を入れす平等に読者に事実のみを与える、すぐれたドキュメンタリーだと思います。

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    2016年09月22日