ジョン・クラカワーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中国系アメリカ人サーファー マーク・フー 1995年
カルフォルニア ビッグウェイブ サーフィン 10mを超える波
広告塔としてのサーフィン
1994年12月23日 マーベリックス 100人とカメラの前で波に飲み込まれて死亡
レチュギア洞窟 1995年
壁に腐食残留物 微生物の有機性排泄物?
独立栄養生物 熱水噴出孔 鉱物からエネルギーを得る 火星にも地中に?
シュイナード・イクイップメント社 1986年
ティトン山脈で クライミング用ハーネス原因?の滑落死亡事故
裁判費用、保険料高騰、示談金高騰 誰かが小さなミスをした
元社員がブラックダイアモンドを立上 -
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購入済み
面白いが、図書館で十分
さすが書き物を生業にしているだけあって、とても読みやすかった。
ただ、登場人物に対するクラカワー氏の好き嫌いが読み手に非常に伝わってくる。そして、「私は悪くない、私は正しい、他の人よりもあれもこれも頑張った」という弁明的な空気を強く感じて、感情的に拒絶することがしばしばあった。プロボクサーがリング外で人を殴ってはいけないように、ペンが武器の人は他人についての文章を公表するのであれば個人的な攻撃意識は排除すべきだと思う。
でも、帰国後の章を読んで、この本はクラカワー氏の排泄物的な役割だったんだなと思った。言い方悪いけど。自分の中のどうしても残るエベレストのドロドロを出し切りたかったんだろうな -
Posted by ブクログ
山と渓谷社の山の本ってとことん山!!!みっちり山!!!って感じで、正直読んでて飽きてしまうことが多い。エヴェレスト、K2、難攻不落の北壁、、、などと言われてもイメージ出来ない。土地勘ないしそこまで山詳しくないし、そもそも海外の山とか環境とか文化とか全くの異世界すぎて分からない。写真を見ても、綺麗だなぁーとしか思えないし、そもそも知らない山が多すぎて調べるの疲れるし、、、。
ただ、この本はとことん山って感じの本ではなかった。
なんか山と渓谷社発刊の新聞の社説って感じ?笑笑
アウトドアに関連した社会問題全般を取り扱う本で、決して登攀だけに焦点を当てたものではなかった。私的には集中力が続きやすくて -
Posted by ブクログ
エベレストで起こった遭難の悲劇の当事者として、その渦中にいた著者が、真実を丁寧に伝えるために書いた本だ。当然、そんな経緯の著書なので、批判にさらされることもあった。著者は出来るだけ登場人物に敬意を表しつつも、真実を伝えることに気を使ったろう。高度8000mを超えると、そこからは一挙手一投足に死を左右する判断をしなければならない。それも、低酸素で思考力がままならない状態でだ。エベレストを目指す人は、半分、いや半分以上がエベレストに取り憑かれた人で、登山に命をかけている感じだ。そんな人に、頂上を目前にして、危険だから引き返すべきだ、との判断を下すのは並大抵のことではない。登る勇気より、下る勇気の方
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Posted by ブクログ
町の誇りである大学アメフト部によって引き起こされたレイプ事件を町ぐるみで隠蔽しようとする地方都市の暗部を描いた『ミズーラ』、狂信的なモルモン教徒が引き起こした殺人事件を描いた『信仰が人を殺すとき』など、人間のどす黒いダークサイドを写実するノンフィクション作家、ジョン・クラカワー。
そんな彼のキャリアは趣味の登山に関する山岳ルポライターから始まっている。デビュー作である本作は登山を巡る12の短編集である。エヴェレストに代表されるような過酷な山を人間はなぜ登るのか。そして登山とはどのようなアクティビティなのかを知る上で非常に面白いノンフィクションエッセイ。 -
Posted by ブクログ
傑作「空へ」「荒野へ」のクラカワーによる山岳エッセイ。書かれたのは「空へ」よりも前で、新装版だそうだ。十二篇収められており、一篇が短いせいか、もうちょっと詳しく読ませて!と、もどかしい感じもするが、九編目の表題作以降はさすがの迫力。
自分自身も含めて、クライマーたちを英雄視せず、突き放して書いているところがいい。登場する登山家の多くは、良く言えば「個性的」、まあ普通に考えてアクの強い変人と言っていいだろう。悪天候に閉じ込められたテントの中のありさまなど、実にリアルに書かれていて、もともと非アウトドア派の私など、金輪際こういうテント生活はゴメンだと思ったのだった。読んでるだけで骨まで凍えそうだ -
Posted by ブクログ
命を懸けた冒険といえば、冬山登山であり、誰もがしり込みするようなキャニオリングやボルダリングであるが、そんな危険を、危険であるからこそチャレンジするイカレタ野郎たちの美しい物語です。
この世界で有名なのは、ヘルマン・ブール、サー・エドモンド・ヒラリー、ロイヤル・ロビンズ、ラインホルト・メスナー、ジョン・ギルたちです。
収録されている12の物語はどれも素晴らしいのですが、私が特に面白いと思ったのが「クラブ・デナリ」でした。
また世界最高峰エヴェレストへの初登頂の栄誉は、ヒラリーとテンジンが1953年に達成したものですが、その後、エヴェレストより高い山があるという情報が錯綜とし、中国のミニヤ