ジョン・クラカワーのレビュー一覧

  • エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

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    ネタバレ

    WILDERNESS AND RISKが面白かったので、クラカワーの過去作品も読んでみようと手に取った1冊。12編のルポを収録しているがどれも非常に面白い。

    ド直球山岳ルポである表題作以降の後半4作品がメインディッシュなんだろうけど、個人的にはまっているボルダリングの話「ギルー伝説の男」や下界での山男の日常を切り取った「シャモニの休日」など、変化球的な話も実に面白い。

    強いてあげれば、2000年刊行の版で角幡さんの解説がなかったのは残念。それと用語解説に「ブーツ・アックス・ビレイ」がなかったのはなんでやろ(笑

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    2025年11月19日
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

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    ネタバレ

    初ジョン・クラカワー、短めのアウトドア系のノンフィクションルポを10話収録…いや、建築家の話はちょっと毛色が違うか、そのクリストファー・アレクサンダーの話も十分に面白いのだけど…。

    特に面白かったのは、冒頭のマーク・フーの話、次生まれ変わったらサーフィンをやりたいなぁ、ドン・ウィンズロウの小説を読んで以来、ライフスタイルや取り巻く文化を含めてサーフィンが気になるところ。バブル前夜くらいからの日本のサーフ文化が歪だったので、偏見を持ってしまったのが残念、そういう意味では多分ゴルフもそうなんだろうなぁ。

    ブラックダイヤモンドの前身、シュイナード・イクイットメント社の廃業に至った事故と裁判を題材

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    2025年10月17日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    今や30年近くも経ったことに個人的に感慨深い1996年のエベレスト大量遭難事故。本書はアメリカのジャーナリストが参加したエベレストの商業登山で、同じく商業登山の別な隊も合わせて何人もの死者を出した事故の記録。2隊の隊長たちも亡くなったし、死者の中には日本人難波康子さんも含まれていたため当時大きいニュースに日本でもなっていた。登頂に成功した登山家たち含め8人もが一度にそれぞれの事情で亡くなっていく様は読んでいて非常に辛い。

    私自身途中まで一緒のコースをこの翌年に歩いたので多くの地名に馴染みがあり感慨深く読んだ次第。最初に読んだのは医学部生時代。私は同期2人と一緒にトレッキングで、エベレスト登山

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    2025年02月16日
  • 荒野へ

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    恵まれた家で育ち、いい大学に行きいい成績で卒業した前途洋々とした東海岸出身の白人の若者が放浪のたびに出て最後はアラスカで死ぬはなし。著者はその行程をしらべつくしなぜアラスカなのかを考える。アラスカは日本で言えば知床のようなところで、要は北の最果てである。最果てを目指す若者の心理にはある種普遍的なものがあるのだろう。孤独へのあこがれ。それは死へのあこがれ、死へ近づいてゆくことがここちよいのが若者の心理であるということか。この若者が死体でみつかったバスはいまもアラスカ州立大学に保存してある。

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    2025年01月13日
  • 荒野へ

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    映画も観て、やっぱりこのクリスの生き方が好きです。人たるもの、どこか冒険の旅に出て、死に近づく体験を心で欲しているような気がします。何者かになりたいだけかもしれませんが。

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    2024年01月23日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    翻訳に少し読みづらさがあるが、内容には圧倒された。いつかエベレストを間近に眺めたい。登りたいと、軽々しくは言えない。

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    2022年09月25日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    小さな満足がいくつも重なって幸福めいたものになっていき、ひとことでいえば、クライミングに対する飢餓感がすっかり鈍っていた。

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    2022年05月17日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    1996年5月にエベレストで起きた大量遭難事故の詳細。
    筆者自身が登山家であるため、山での描写が非常に詳しくリアルで、自分も作者と同じ場所にいるような気持ちになった。
    悲劇が待っていることはわかって読んでいたが、先が知りたくて一気に読んでしまった。
    この本を読んだらエベレストなんて絶対に登りたくない、と思うので、いや、読まなくても、簡単な山ではないことは知っているので、エベレストに登頂したいという人が数多くいることが理解できないが、読んでいる最中にインターネットで検索してみたら、今でも数多くのエベレストへの商業登山ツアーが存在することを知り驚いた。
    冒険ではない登山を登山と見なさない人たちも、

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    2022年03月09日
  • 荒野へ

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    良すぎたし、マッカンドレスには到底及ばないが
    私も無軌道な進路を選びがちではあるので、人々の彼への批判が自分にも痛烈に突き刺さった。

    が、やはりマッカンドレスのような生き方は憧れる。

    これは自分への戒めや奮い立たせるための活性剤として
    定期的に読むことに決めた。
    全然本を読んだこと無いが、大好き。
    まだ、自分が若いからだろうな。とも思う。

    歳をとっても若い人の考えや行動には理解を示して寄り添ってあげられるような人になりたい。

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    2022年01月09日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    デスゾーン、映画エベレストと合わせて非常に読み応えがかった。

    印象的だったのは、クラカワー自身のアンディへの無念
    アンディ自身は実際に非常に追い込まれていて、チームとしたらクラカワーはヘルプに回れる側ではあっただろう。

    また、ロブがダグに時間切れを告げられなかったのは、情、といっていいだろう。
    あのシチュエーションで頂上を目前に引き返せるだろうか。


    商業隊というビジネスモデル自体にどこかに無理があったのだろう。そして破綻したビジネスモデルは悲劇を招く。

    恐らく、顧客が多すぎた、値段が安すぎたのは言えるだろう。
    死亡率を考えると、マンツーマン、成功報酬型が現実的だった?

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    2021年12月24日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    映画で初めて、エベレストの事故を知った。エベレストの過酷な環境および、事故の前後を詳細に記述されており、エベレストに登るくらい息苦しい。
    再度読みたい。

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    2021年08月09日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    数々の登山家を魅了してやまない世界最高峰のエベレストを舞台に、登山のプロフェッショナルでなくても多額の金さえ払えばエベレスト登頂をアシストする公募登山隊の実態を取材するために登山に同行した著者が目にしたのは12人もの死者を出し、エベレストの登山史史上で最悪とも言える悲劇であった。

    著者のジョン・クラカワーは自らも登山を愛好するルポライターとして、公募登山隊の実態を把握すべく、一人のメンバーとしてエベレスト登頂に参加する。夢のエベレスト登頂を目指して集まった多国籍なメンバーや、同時期に登頂する他の公募隊たちとベースキャンプなどでジョン・クラカワーは親交を深めていく幸福なシーンが前半は続く。

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    2020年10月25日
  • エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

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    死と隣り合わせのクライミングに取り憑かれた人間たちを、かつて自分もそうだった著者が絶妙な距離感で描写する。
    対象に対してリスペクトすると同時に憐れむような文章が楽しい。
    クライミングの描写はとても恐ろしく、なぜ好んでこんなことをやるのか?と感じつつ、ちょっと惹かれもする。つまりはクライミングの魅力が自然に伝わる。

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    2020年08月11日
  • エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

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    ジョン・クラカワー『エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話』朝日文庫。

    ジョン・クラカワーのデビュー作の復刊。個性的なクライマーの様々な挑戦を描いた山岳エッセイ集。

    まるで自分が高山の難所に身を置いているのではないかと錯覚してしまう程の切れ味のある描写とウイットに富んだ文章。読んでいて手に汗握る12編の山岳エッセイ。

    『アイガーの夢』『ギルーー伝説の男』『ヴァルディーズの氷』『テントに閉じ込められたときは……』『タルキートナの飛行機野郎』『クラブ・デナリ』『シャモニの休日』『キャニオンリング』『エヴェレストより高い山』『双子のバージェス』『K2の不幸な夏』『デヴィルズ・サム』を収録

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    2018年06月30日
  • 荒野へ

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    知人に薦められて読んでみた。

    ある人が熱っぽく面白さを語る作品は、その人を熱くした何かがあるわけで、面白くないわけがないと思っているが、本作もやっぱり面白かった。

    でも個人的には、荒野に惹かれて死んでいった若者の物語にそこまで惹かれた知人の心性の方に興味があるなあ(笑)。

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    2017年10月31日
  • 荒野へ

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    大学を卒業すると当時に姿を消した主人公、クリス・マッカンドレス。
    調べてみると、卒業後あらゆる私財を処分し、車で西へ向かったらしい。
    育ちの良かったクリスは、行く先々でお世話になったひとに手紙を送っていたのだ。
    アラスカに姿をくらますまでの足取りを追ったルポルタージュ。

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    2016年10月26日
  • ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

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    1996年5月10日エベレスト大量遭難事故。
    映画『エベレスト 3D』を観て以来、この件に釘付けになった私。その第一級資料と言える本書をようやく読み終えた。
    ちなみに、とにかく登場人物が多いので、映画を2回観てwikiを熟読してなかったらまったく展開について行けなかったと思う。

    私が最も驚くのは、この極限状態において、よくぞ皆人間性を失わずにいられたということ。自分の身に置き換えて考えずにはいられない。自分だったらどうだろうか。「こんなデスマーチが続くくらいなら、いっそ死なせてくれ」「この崖から一歩踏み出しさえすれば楽になる」「このままここにほうっておいてくれ」そう、きっと生きることを諦めて

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    2017年07月23日
  • 荒野へ

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    あのアラスカの地にそんな準備で…と思う年配者の側の気持ちもありつつ、
    彼の思想や感銘を受けたものをもとに、望む場所に行きたい、やりたいことをしたい、いう気持ちもわからないでもなく…という板挟み
    知り合いだったらなんて言葉をかけたかな

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    2026年05月03日
  • 荒野へ

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    久しぶりに、読み続けるのがつらいけれど、投げ出してはいけないような気がする本だった。

    とても理解することは出来ないけれど、少なくとも若者が生きる意思に溢れていたのだったということを伝えたのなら、価値があったのだろうと思う。

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    2024年10月05日
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

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    名著「空へ」「荒野へ」の著者の、魅力的な10編のエッセイ。タイトルの「荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード」というよりも、「荒ぶる人間と荒ぶる自然をめぐる・・・」という感じ。

    海、山、洞窟、砂漠で・・・優れた書き手なしには、人間の極限の営み、思考を辿ることはできない。

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    2024年05月11日