安東みきえのレビュー一覧

  • 満月の娘たち

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    大好きな安東みきえさん。相変わらず、きらきらしてちょっと意地悪にもなれる異質な感性が嫌い好きどっちも。友達同士の毒混じりのポップな会話が楽しい。阿吽の呼吸でやり取りしていいるところなんかは、ばしっとハマっていてそりゃあカッコいいのだ。
    母と娘の関係。母になり、しかし未だ娘でもある立場の私は両方の気持ちが分かる気がしたものの、そういうのっておトク?のようで結局中途半端にしか分かっていないのかも。
    老いや衰えを子どもに実感されちゃったら、いよいよ労られる立場へと変わって行くのかな…なんて、ちょっと身震いした。
    イカ軟骨。食べてみたい、

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    2018年01月23日
  • ワンス・アホな・タイム

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    2014.7/27 題名借り。なんとなく聞いたことのある昔話がブラックジョークが効いて話がそれて...それなりにめでたしめでたし(;^_^)面白かったです♪

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    2018年01月08日
  • ワンス・アホな・タイム

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    安東みきえさん3冊目。

    『頭のうちどころが悪かった熊の話』『まるまれ アルマジロ!』よりも大人向けな感じ。
    世間知らずな王女様や気弱な王子様、魔法を使う小人などなど、「ザ・おとぎ話」といった風情のパーツ達に、安東みきえ味の皮肉を利かせています。

    サラッと読んでしまいましたが、時間を置いて再読するとまた面白いかも。
    特に「木霊の住む谷」は、いつ読むかによって印象が違いそうです。

    【収録作品】
    おめざめですか、お姫さま
    バカなんだか利口なんだか
    きみの助言
    魔法のパンの実
    ウミガメの平和
    呪われた王子たち
    木霊の住む谷

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    2016年10月07日
  • ワンス・アホな・タイム

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    タイトルが気になって借りた一冊。
    昔々あるところに・・から始まる大人版おとぎ話。
    子供向けの昔話では触れない部分をおもしろく書いてありました。
    自分たちが甘やかして育てた兄弟のダメな所は呪いのせい、と正当化してみたり。
    大人が読むと真意がわかる、ちょっとシュールなおとぎ話でさくっと読めました^^
    「きみの助言」と「木霊の住む谷」がお気に入り。

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    2016年05月20日
  • ワンス・アホな・タイム

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    タイトルを知っていたので手に取りました。どこか滑稽でちょっと困った昔話。軽快な文体でさらさら読めますが、深い言葉もあって思わず読み返したり。ウミガメの平和はバカすぎる王様一家に苦笑。私ならもっと早く国境を超えて逃げてる気がします。キミの助言も面白かったです。あぁ、キミね、なるほどね、と♪くすくす笑ったり、眉を潜めたり。子供向けの本なのでしょうけどとても楽しめました。

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    2015年09月06日
  • ワンス・アホな・タイム

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    むかしむかしのどこかアホなお話
    だじゃれとか
    教訓?話とか

    人はパンのみに生きるにあらずにちょっと笑った

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    2015年03月02日
  • ワンス・アホな・タイム

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    おとぎ話に飽きちゃった。そんな方に、ちょっとひねったおとぎ話はいかがですか? もれなく教訓付きです!

    ……という感じのおとぎ話パロディ(でもおとぎ話)短編集の一冊。「木霊の住む谷」は悲しさが残るが、おとぎ話の裏返しというか半返しか。

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    2014年06月08日
  • ワンス・アホな・タイム

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    タイトルに惹かれて読んでみた。

    どれもこれも、読んだことがあるような気がする童話。でもちょっと違う(笑)

    大人になって、とても久しぶりに絵本を読んだ気持ちになりました。
    さらっと読めて、後味爽やか。

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    2014年02月18日
  • ワンス・アホな・タイム

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    疲れてる時にぴったりのどうでも良い(笑)ストーリーの短篇集。英語ならonce upon a timeで始まる童話のパロディー。残酷さはほとんどないものの皮肉たっぷり(笑)

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    2014年01月19日
  • ワンス・アホな・タイム

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    大人向けか児童書かちょっと迷う、姫や王子の童話集。
    なんかみたことあるようなカケラがいっぱいの童話風だけど、安東みきえ節。

    おいぃぃ!とか、えええええ!?とツッコミたくなることしきり。
    ちょっと受け狙いすぎる部分もあれば、思いがけず吹き出してしまう部分もある。
    たとえば「きみの予言」の女王の死因(馬からおちたところを鹿に蹴られてあっけなく)。こんなむごい死にかた見たことねえや!

    最後の話だけ毛色が違う気がしたけれど、この話だって他のアホな話と同じくらい馬鹿げてるってことなのかな。
    ひとつひとつがつながらない話たちだけど、全部まとめて一冊の本。


    「おめざめですか、お姫さま」の冒頭、朝起き

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    2015年05月12日
  • ワンス・アホな・タイム

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    題名に期待しすぎました!
    だから、超辛口ですが・・・
    題名の秀逸さを考えると、内容がちょっと物足りない・・・

    昔話をパロディ化していて、面白いのです。
    面白いんですが、題名の印象が強すぎて・・・

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    2012年12月04日
  • ワンス・アホな・タイム

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    「昔々あるところに・・・」から始まるタイトル通り「ワンスアホな・タイム」な短編集。
    ちょっとシュールな童話で、でも「人間こんなことをしたら、こうなってしまう」とか、ちゃんと壷は押さえていて、大人も子供も楽しめる作品でした。

    私が特に好きなお話は、一番最後の木霊が住む谷が短編なのにとても深いお話で、心にじーんとしちゃいました。
    このお話だけはタイトルとは違う内容でしたのでちょっと驚きました。

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    2012年11月21日
  • ワンス・アホな・タイム

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    ネタバレ

    これもジャケ借り。こっちはまぁ普通かな。王女様王子様の童話を皮肉ったようなお話。字も大きいし。最後だけなんで王子様じゃないんだ。もともと童話作家のようだけど。まぁそれなりに面白かった。

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    2012年10月11日
  • 夕暮れのマグノリア

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    ずっと気になっていた表紙。装丁を見るとセキユリヲさんでした!YAにもこんなおしゃれな装丁の本が出てきたのか~と感慨深い。嬉しいよね、私が中学生だったら、こういう本、小脇に抱えていたい。
    家族や友達同士の会話が好きでした。「見えないってことはいないってことにはならない」「おまえの幸福を願っているものたちが、いつもそばにいる」というおじいちゃんの言葉が生きるように、全てのお話がファンタジー。と思ってしまうのは、大人になったからか。小さな頃は不思議な世界に生きれていたのかな、いや、そんなこともないか。私は「千と千尋の神隠し」の始まりと終わりの空気、言うなればたそがれどきのようなあの感じがとても好きな

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    2012年09月11日
  • ワンス・アホな・タイム

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    ネタバレ

    タイトルで青春回想ものかと思いきや、創作昔話風物語でした。
    言われてみたら 言い得て妙なタイトルで、
    7つの短編それぞれに ダジャレなオチがついていたりする。


    有名所な昔話をちゃんと知っていて、これを二次小説ならぬ二次昔話と、楽しめるのは 高学年から・・・というよりは、YAか大人でしょうか。

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    2012年04月27日
  • 夕暮れのマグノリア

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    【収録作品】竜宮の使い-美帆ちゃんとのふしぎな五月、循環バス-凜さんとのふしぎな七月、真実のハート-千夏とのふしぎな九月、黒森の宵まつり-関田くんとのふしぎな十一月、雪幽霊-きいちゃんとのふしぎな一月、マーブルクッキー-おばちゃんとのふしぎな三月、エピローグ
     中学生の少女の一年間を描く。誰が見ていなくても自分が知っている。ちょっとした出来事で心はたやすく傷つく。その痛みを無視することもできるけれど、そっと寄り添う勇気がもてたら。そう思える一冊。

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    2011年07月26日
  • 夕暮れのマグノリア

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    表紙の優しさに惹かれて手に取った。マグノリアとは木蓮、辛夷、泰山木、などの英称らしい。


    「だれもいないと思ってはいけない。ひとりぽっちで生きてるなんて決して思ってはいけないよ」と死の間際に語ったおじいちゃんの言葉を思い出すシーンが印象的だった。

    作品としては『黒森の宵まつり』がよかった。

    『頭のうちどころがわるかった熊の話』の味わいとはまた違った作品。

    作成日時 2007年09月17日 18:35

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    2009年10月04日
  • 夕暮れのマグノリア

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    「世界は見えているものだけでできているんじゃない」。中学生の灯子の不思議な一年の物語。でも不思議な部分より、いじめという程ではないけれど、順番に誰かが少しだけクラスから浮いた存在になってしまう…とか、友人の心無い一言とか、日常部分の不意のリアルさが印象的でしたね。…個人的に10代というのはもう思い出したくないこと満載な時代なので、どこか痛々しい気持ちを抱えつつ読んでいました。

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    2009年10月04日
  • 夕暮れのマグノリア

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     感じやすいものの、どこにでもいる普通の女の子12歳の灯子の1年を、彼女を取り巻く6人の人達とのふれあいを絡めて描いた佳作。灯子が特別な誰かじゃなくて、読む人それぞれが自分を投影できる女の子と描かれていて、初恋や友情や人間関係に悩み迷い傷つきながらも、自分を見失わないところがすごく良かった。 各話とも必ず不思議な体験に遭遇し、立ち竦む灯子の手助けとなるのもいい感じ。この年頃の少女ゆえのスペシャルなのかな、なんて思ったり。 大人が読むと、ちょっとご都合主義的に感じてしまうところもあるけど、思春期の青少年(あ、特に女の子ね)にこそ読んで、感じて欲しいなと思う作品だった。 初めて安東作品を読んだんだ

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    2011年09月07日