安東みきえのレビュー一覧

  • 夜更けのおつまみ

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    まさに夜更けにお酒をちびちびと呑むように、ちびちびと気分が良い夜に読んでいたら結構時間がかかったけど好きな本でした。このシリーズ、他のも読んでみたい。生活感が満たされる。

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    2021年06月10日
  • 夜更けのおつまみ

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    原稿があがった後の枝豆とビール、秘密のレシピでつくる肴、大切な人との一皿…。31人の人気作家がおつまみにまつわる思い出を語ったエッセイ・アンソロジー。『asta*』掲載を文庫化。投稿コンテスト大賞受賞作も収録。

    いろいろ試したくなるおつまみ。

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    2021年04月03日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • ゆめみの駅 遺失物係

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    誰かが失くした物語は「ゆめみの駅の遺失物係」に届けられるそうです。7つの拾得物語はどれも切なくもほんのりと暖かく、それを読み聞かせてもらう訥々と語るのが特徴的な少女と一緒になってあれこれと思索を巡らすのが楽しくありました。

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    2020年04月05日
  • ゆめみの駅 遺失物係

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    小説と児童書の間のような本。
    静かで、あたたかいけど、寂しくて。
    「かたくてあたたかくてつめたくてやわらかいもの」の空気感を思い出しました。

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    2020年03月08日
  • 満月の娘たち

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    ネタバレ

    子どもを一番傷つけるのは母親だ、というのを聞いた時、妙に納得したのを覚えている。
    娘を想って、心配して口にした言葉や、なんの気なしに放った言葉がまるで呪いのように娘を縛ることがある。
    多分母も祖母の言葉に傷ついたことがあったんだろうなあっと今は思う。
    もし私が母になることがあるのなら同じ轍は踏まないようにしたいものだが、やっぱり傷つけてしまうのだろうなあっと思うと怖い。
    この本の内容とは逆行してしまうけど、天使が聞いてくれたなら、私はきっと断るだろう。
    でもそーゆーことを考えるのはこの思春期特有のものなのかしら?とすると私はそこから未だに成長できてないのかなあっとため息。
    でも魔物な親は増えて

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    2019年09月30日
  • 満月の娘たち

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    ネタバレ

    中学一年生の思春期の子どもが抱く親への強い反抗の気持ちと、それを辛辣に伝える台詞が、私自身も子どもを持った今、思った以上にこたえる。大人のちょっとした言動を子どもはよくみてるんだなあ。自分自身を振り返ってもそうだけど。

    幽霊屋敷での探検と、自由人に見えるが実は彼女も亡くなった親との葛藤を抱える繭との交流も、最後は伏線が回収されて、話の筋も面白かった。

    クライマックスでは、やっぱり子どもではなくて大人が子どもをしっかり救ってあげられて、カタルシスがあった。

    美月のお母さんの下記の台詞を、私自身も忘れずに、毎日一生懸命家庭をつくっていきたいと思った。

    「もしも私なら 、最後に大嫌いって言わ

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    2018年11月13日
  • 満月の娘たち

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    ネタバレ

    思春期の子どもって、考えることが純粋と残酷が入り混じっていて、でも時々周りの大人たちよりもしっかりしていて…。危ういストレートさが、大人の代わりに行動や言葉にできる、10代の特権なのかなと少し羨ましくもなりました。自分の思春期を思い出しながら、共感したりちょっと懐かしくもなりながら読み終えました。
    あの白い影は繭さんを守ろうとしていたのだと、大人になった私は思いました。 優しい物語。

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    2018年06月28日
  • 夕暮れのマグノリア

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    ネタバレ

    世界は見えているものだけでできている訳ではない。
    不思議な世界は我々のすぐ側にある。
    昼でも夜でもない夕暮れ時、異界との境界が薄れ、この世のものでないものに出会うこともある。
    亡くなった祖父がお別れを言いに来たり、悲しい伝説の二人が数百年の時を経て幻となって甦ったり。
    悩める中学生・灯子の周りで起こる、ちょっと不思議な出来事を巡る連作短編。

    確かに私も、学校帰りの夕暮れ時は少し寂しい気持ちになることがあったっけ。
    いつもは友達と帰るのにたまたま一人で帰る時など、頼りなくて訳もなく怖い気持ちに負けそうになったり…。

    灯子の大好きな叔父さんが遺したマグノリア(木蓮)は、白くて丸い花に清々とした

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    2017年12月24日
  • ゆめみの駅 遺失物係

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    物語が愛おしくなる物語。

    駅の遺失物係で、物語を探す物語。

    私たちは物語をなくしていて、そして物語を探している。
    人の物語と出会うことで、自分の物語を思い出すこともある。

    やわらかで、あたたかくて、やさしい物語でした。

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    2017年11月09日
  • ワンス・アホな・タイム

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    ネタバレ

    アホやなぁ^^という面白さ。
    こういうの大好き。

    「バカなんだか利口なんだか」がお気に入り。
    そして、「呪われた王子たち」のナルシスト王子が実に笑える。
    コントかよってツッコミたい。

    でも、どのお話にもちょっとピリッとスパイスが。
    どんなふうに読むかは自分次第。

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    2015年04月02日
  • ワンス・アホな・タイム

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    タイトルを一目見て、即、借り出し
    おもしろかった~

    私のお気に入りは
    「バカなんだか利口なんだか」

    そして、最後にほっこりさせる
    「木霊の住む谷」

    なんとなんと、著者の安東みきえさんは
    甲府市出身
    同郷ではありませんか!

    次は何を読もうかなぁ~

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    2014年10月14日
  • ワンス・アホな・タイム

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    ネタバレ

    他のも読んでみたいなーっと思っていたら目に入った。

    うん、安東さん、お気に入り決定~~!
    いやー好きだわ、この雰囲気。

    ワンスアホなタイムって、なんなの、そのちょっと笑えるタイトル!
    そしてむかしあるところに、と始まる、ありそうで、なかった、
    どこかで読んだような、でも絶対初めて読むお姫様、王子様、おとぎの国のお話たち。
    一番笑ったのはつりざおが折れたとこ。
    「そこなのか」とゆー小人のおじいちゃんのつっこみがサイコーだった。
    ちょっと前に読んだ、兵士のハーモニカ、だったかな?あれと
    ちょっと空気感が似てる気がする。

    口当たりはいいんだけど、甘いだけじゃないお菓子、みたいな。
    私の中のツボ

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    2013年06月15日
  • ワンス・アホな・タイム

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    王様、王女様達のお伽話集。
    おめざめですか、お姫さま
    バカなんだか利口なんだか
    きみの助言
    魔法のパンの実
    ウミガメの平和
    呪われた王子たち
    木霊の住む谷
    の7話
    最後の「木霊の住む谷」のみ王様も王女様も王子も出てこないちょっと悲しくなる寓話だけど、後のお話はニコリだったり、ニヤリだったりとできる。
    頭のうちどころが悪かった熊の話よりひねりがあった。

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    2012年08月24日
  • ワンス・アホな・タイム

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    シュールでクスッと笑いを誘う童話集です。

    勧善懲罰のスタイルなので安心して読むことができます。
    一番お気に入りは「きみの助言」。
    会話がテンポよく楽しいです。

    「木霊の住む谷 」はお話としてはいいのですが
    アホな感じのものではないので、別の本に収録してくれたらなと思いました。
    (人間の愚かさという意味では間違っていはいないのですが)

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    2012年06月09日
  • ワンス・アホな・タイム

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    「頭のうちどころが悪かった熊の話」よりずっと良い~「おめざめですか,お姫さま」夜明け前に寝床を動かすと魂が別の肉体に移動することを知った退屈姫君が庶民の生活を体験すると,母親の女王の様子がおかしい:「バカなんだか利口なんだか」荷役の仕事がロバの死で断たれた若者は池で小人を釣り上げ,人参を貰ったのが気に入らず,泉に投げ入れると泉の精は金と銅と普通の人参を投げ返す。金の人参を手に入れたい仕立屋が金の人参と引き替えに若者にぴったりの服を着せて見違える程立派になった若者に恋をした姫君が城に連れて行くと,黒馬に乗る首なし騎士を倒す試練を王は課す。馬に人参を与えようとして取り出した胴の人参の輝きは騎士のバ

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    2012年06月03日
  • ワンス・アホな・タイム

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    誰でも知っている昔話風なストーリーに、そんなアホな。。という
    ブラック、風刺、洒落を利かせたお話
    面白かったです。

    今の時代の子供たちも、昔話を喜ぶのを、半分不思議に思っていたけれど、
    普遍的なエッセンスが入っているからなのでしょうね。

    昔話を知っていると、もう少し大きくなってから、こういうお話も楽しめるのね。
    昔話を沢山教えてあげたいなぁと思いました。

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    2012年05月05日
  • 夕暮れのマグノリア

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    よい雰囲気を持った本でした。日常から別世界への転調と、それに伴う心情の変化が主人公を通して静かに描かれていました。

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    2011年10月29日
  • ワンス・アホな・タイム

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    おとぎ話の形をとった短編集。心優しき人もいれば、愚かな者もいるわけで、楽しかったり苦かったり、いろんな味わいを楽しめました。個人的にはナルシスト王子が出てくる「呪われた王子たち」が一番好きでした。

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    2025年04月28日