守野伊音のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
待ってたコミック版単行本第2巻。全俺が再び大号泣。
もうね表紙が物語ってるけど、燃えさかる炎に手に手を取って逃避行なのよ、つらたん!
今を生きるそれぞれがカルネアデスの板を奪い合うというか、シビアな戦乱期の人間模様(妖人含む)よな。
なんなのライラちゃんの頑固一徹覚悟ガン決まり具合、もうちょいしなやかに生き延びてくれよぉぉぉとレイルじゃなくても思うので。
あ、巻末のサキちゃんとイヅナくん時系列見やすくて素敵、そうそうそここんがらがるのよ、パラレルリープ系あるある。
番外編はレイルくんのお召し替えエピとかちょっとくすぐったく思ってたら、ちゃんと最後の締めに落とされてまた泣いたよ!もう柑奈まち -
匿名
購入済み大団円
最終巻
ノベル一冊分以上を超える部分が一気に完結することに不安がありましたが
綺麗な完結となっていてとても嬉しい。
ただ、やはり大きく省かれた部分は残念で
気が向く方々には、是非ノベルで味わって欲しいところ。
泣くぞ。 -
匿名
購入済み全ての決着が
絶望感を別の絶望で塗り潰すような物語が
それを自身の或るままに受け、それでも尚、自身のまま、想い人と在り続けた聖女の物語が
とうとう完結です。
果てしない絶望の中にあって尚
我を貫き通す特級神官は、いつも、いつまでも怒りに燃えながら、あれやこれやを燃やしながら
聖女の側に立ち続けた。
人の身には余る願いを、恨みを、憎しみを、悔恨を、狂気を、愛情を
国一つを丸呑みしても尚治らず、諦められず、泣きくれ、それでも願い続けた聖女の成れの果て。
その爪痕と言うのも生易しい傷を受けた世界は、しかし神の死と愛に包まれ、目覚め
また息を吹き返す。
マリヴェルはいつでもいつまでも、どこでもどこまでもマリ -
購入済み
柑奈まちセンセ作画で、守野伊音センセの超絶激重シリアスストーリーを、コミカライズ再見。胸熱だー。
これ原作読んでたときも思ったんだけど、序盤なんか暗っぽい雰囲気で、出てくる登場人物たちがすげぇ世の中憎んで恨んでて怖いの。
レイルとか檻に繋がれてた妖人の奴隷で、やたらやさぐれて暴力的なんだけど生い立ちがまたえらい理不尽だらけでねぇ。
ライラのほうもこっちはこっちで、背景激烈に重っ苦しい薬術師という存在。お薬や医療の技師ていうだけではない、国際不可侵条約対象になっちゃうような特異な人種。
そうした特異な人種たちを傷つけて追い回したり使い潰したりする普通人との対立だけじゃない、恨みつらみ渦巻く世界。