落合由佳のレビュー一覧
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葉澄と奈々実は双子の姉妹。障害のある姉の奈々実をサポートしながら暮らす事が、家族の普通になっています。
「きょうだい児」、最近は本を読んでいてもよく見かける印象。
きょうだいを守りたい気持ちと「ウチは仕方ないんだ」といろいろな事を諦めて我慢する日常。親とはまた違う葛藤があるのが兄弟姉妹ですし、特に10代、ただでさえ大変なのになぁ…と母親目線で読みました。
展開がいろいろあって中学生にも読みやすいし、考えるきっかけになりそうだと思いました。
主人公の葉澄の目線で小学校6年生〜中学校3年生までを描いた本作は、2026年度の中学生向けの課題図書。 -
Posted by ブクログ
きょうだい児という言葉の意味を知らなかった。
コーダという両親が聴力障害者の子どもの呼び名を知った時も、彼らの苦悩を初めて知り自分の想像力の足りなさを思い知った。
この本を読んで、きょうだい児達にも彼らなりの様々な葛藤があることを知り、またもや自身の気づかなさにガッカリである…
奈緒ちゃんという知的障害者とその家族を描いた伊勢真一監督のドキュメンタリー映画を思い出す。天真爛漫ななおちゃん、両親、兄、それぞれの綺麗事ではないリアルな日常の苦しみが捉えていて、胸が苦しかった。
知らないだけで、うっかり話した言葉で誰かを傷つけてしまうことはたくさんある。
ても、ほんの少しでも相手のことを知ることができれば、どんな言葉が相手を傷つけるのか理解できる。
きょうだい児達の想いのすべてを理解することができなくても、ほんの少しだけでも知っていれば、分かりあえることはあるはず。
課題図書とのことで、一人でも多くの子ども達が手に取る機会があれば、世界はほんの少し優しくなる気がする。
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Posted by ブクログ
児童書コーナーにあった本。
挿絵も入っていたりして、
とても読みやすかったし想像しやすかった。
朝井一家にかなり不幸が続いていて、
みんなをどうにかしなきゃ、
ご飯を作ってあげようという思考に
なったのが小学生というのが凄い。
厳しくも、天君を見守った
がみババもいろいろ思うことが
あったんだろうなあ。
私、卵焼きうまくできないから、
練習しなきゃ…
天君は毎日作って練習してた。
尊敬する!!
天君の姿を見て家族が
一人、また一人と変わっていき
家族が一致団結して前を向いて
いく様子が分かって
とっても良い家族だなあと思った。
これから先も天君が料理を
作っていってほしいし、
陽君も光ちゃんも手伝うように
なっていってくれたらいいなあ。
きっと、ばあちゃん喜んでくれるよ。 -
Posted by ブクログ
3人兄弟の一番上の天、一家のお母さん代わりだったおばあちゃんが急死してしまい、弟や妹を励ましながら頑張っている。
そんなある日、近所の駄菓子や文房具を売っているお店から漂ってくる不思議な匂いに誘われるようにしてお店のおばあさんと出会ってしまう。
実はこのおばあさんと、亡くなったおばあちゃんの知り合いで、その上お料理の先生。
天はこのおばあさんから料理を習うことになる。
本当はおばあちゃんが天達に教えたかった料理をこのガミばばが教えることになる。
そして小学生の料理コンクールに出場することになる。
おばあちゃんを亡くして立ち直ることのできない妹や弟を自分も例外ではないのに一生懸命支えるお兄ちゃんの天、偉い!
料理は人のお腹を満たすだけでなく、心も満たしてくれるもの、それを天は知る。
そして人と人が料理を、食べ物を通して繋がっていくことも。
今更ながら料理の基本を教わった気がする。
天が教えてもらったものを私も作ってみたくなった。
自分のために、そして誰かのために、押し付けではなく作ってみたい。
自分と大切な人のお腹と心をほんわか温かく満たしてくれる料理を。
さあ、今日も台所に立とう!