あらすじ
◆主な内容
クラスメイトに「スパイスみたいな子だね」と言われる要は引っ込み思案。
「いてもいなくても同じ」だと言われても言い返すこともできない。
そんなある日、家のベランダでネパールから来たお隣さん、サリタに出会う。
少しくせのある黒髪、日に焼けたような肌。
泣いているサリタを前にした要は、作ったばかりのクッキーを差し出して……。
違う文化で育ってきたサリタと友達になりたいと願う要は、近所の「がみババ」に料理を教わることに。
言葉で満足にコミュニケーションを取れなくても、料理でなら気持ちを伝えられる。
多くのすいせん図書に選ばれ、感動を呼んだ前作『天の台所』。
日本とネパール、違う文化で育ってきた二人が料理を通じて、少しずつ心を通わせていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
天の台所の次のお話で最初は題名を一緒にして中身は全く違う人達の話なのかな、と思っていたら天が大きくなったその後の話でびっくりしました!!改めて料理は人の心を開いて笑顔にできる最強の力を持っているんだなって思いました。
Posted by ブクログ
隣に住むネパールから来たサリタに出会った要。がみババ先生に料理を教わることで2人の距離が縮まっていく。料理を通して人の繋がりができていく話はやっぱり好き。
Posted by ブクログ
ちょっと今を生きづらい女の子が、隣の女の子を(ネパール人)と仲良くなろうと奮闘する。がみババ先生に料理を習い、人生を習い、言葉や習慣が違う2人は紆余曲折を経て仲良くなる。要が生きるチカラをつけていくようで、読んで良かった。前作も読みたい。良い児童書だ。
Posted by ブクログ
要の物語の中で作っていくたくさんの料理はどれも魅力的で、実際に作ってみたくなるようなものばかりでした!要が国の壁を乗り越えて作る料理がとても好きです。この物語に出てくる料理を教えてくれるおばあちゃんは最初読者の私でも怖いなぁ〜と思っていましたが、読み進めているうちにどんどん見えてくる優しさにとても心が温まりました。
この本は日常的な暮らしに舞い込んでくる様々な課題に立ち向かい、時には悩んだり、笑ったり
そんな要の物語です!
ぜひ手に取ってみてください!!
Posted by ブクログ
5.6年。自分の思いを周りに伝えるのが苦手な要。隣人のネパール人のサリタちゃんが気になる要は、光のアドバイスからがみババと出会い、言葉で伝えられない思いを料理で伝えようとする。
天の台所2巻目。がみババだけでなく、天と兄弟もあってシリーズを楽しめる。しっかりとした文量で高学年からの読み物として、知ろうとすること伝えること、子ども食堂のテーマの中での成長を見せてくれるお話。