藤田美菜子のレビュー一覧

  • NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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    若くして運動ニューロン障害であるMNDを発症した著者が病と向き合っていく本。MNDはホーキング博士が発症した筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の一種であり、四肢などが次第に麻痺して動かなくなっていく難病です。著者は合成音声などのテクノロジーを使って機械と融合した人間を目指します。回想と現在を行ったり来たりするので、少し読みにくかった。。

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    2024年10月05日
  • 私たちの真実~アメリカン・ジャーニー~

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    アメリカ民主党の大統領候補、カマラ・ハリス氏のことが知りたくなり手に取った本。ハリス氏は2016年から議員を務めているが、原著は2019年に書かれており、政治家としてのエピソードも書かれてはいるが、生い立ちや学生時代のこと、地方検事や州司法長官として働いていた時のことが多くを占めている。

    小学校の無断欠席問題の解決や警察のボディカメラ装着の話、サブプライムローン問題や医療保険制度の話など、アメリカ社会が抱える問題点や、これまでハリス氏がそれらに立ち向かって来たことが分かり、勉強になったし熱意が伝わってきた。

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    2024年09月16日
  • NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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    ネオヒューマンになった著者の自伝。ALSが発症しても、積極的に生きる著者の姿勢には感服。合成音声で会話、会話内容はAIが過去のデータから勝手に候補を決めるということが、2023年11月現在で どこまでできているのか知りたい。ALSの症状が進む前にチューブ生活を選択する人がいるんだ・・・・
    ゲイパートはいらないと思いつつ読んだが、この人のへこたれない人格はゲイとしての戦いで育まれたのかと読後は納得。ゲイのパートナーとの愛はすべてに勝つ。

    調べたら、著者は2022年に亡くなっていたのですね。残念

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    2023年11月11日
  • 悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治

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    日本近現代史のB面を炙りだす力作。
    かろうじての類書に宮崎学(突破者♪)の諸著作がありますが、あちらはかなりエンタメな方向性。
    本作はゴリゴリの研究者の研究成果。著者の名前からすると日系らしいけど、それでも日本の近現代政治史の影を活写するのが米国人って不思議な感じ。頑張れ現役日本人。
    維新志士のテロから明治の自由民権運動の博徒、大正デモクラシーから昭和初期に猖獗を極めた壮士・院外団の政治的暴力、戦後の政治的暴力の衰退と金権政治の勃興までを、キッチリ通史に仕立ててる。
    権威主義的な明治政府の専制的で急進的な執政に、暴動と暴力で対抗した自由民権運動が、帝国議会開設を潮に体制内に取り込まれ、かつて薩長藩閥打倒を旗印に武装蜂起の機をうかがった壮士達が、体制内で相食みあう政党の政争の具に堕落。暴力に拠る政党は国民の信頼を失い、民意の支えを失ない抜け殻のようになった政党では、台頭する昭和軍閥の圧力に対抗しえず、政党政治そのものが倒壊ってあたりが、本書の白眉かと。
    本書を読みつつ、令和の世情と議会の先生たちの狂騒を見るにつけ「10年後が心配だぞ」と深いため息ばかりなのです。

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    2023年08月31日
  • NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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    本作品はALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された著者が、これまでの患者のようにただ「死」を待って怯えるのではなく、自身の身体を実験台として、最新のテクノロジーを駆使することで、生命を維持するだけでなく、いかにQOLを損なうことなく生き続けられるかにチャレンジする、ノンフィクション作品である。そして、このチャレンジは今も続いているのである。
    ALSといえば「ホーキング博士」が世界的に有名であるが、著者は肉体の衰えを最新の医療技術で延命するだけにとどまらず、AIや仮想空間などを駆使することで、自身の脳をAIと融合するという前代未聞の実験に挑戦しているのである。この点が「ホーキング博士」との最大の違いである(これはホーキング博士の時代よりも、この分野の科学技術が急激に進歩したおかげである)。
    著者は既に病気の進行により、「声」を失い、「食事」も胃ろうに頼り、「排便」も人工肛門に置き換えられているが、自らをサイボーグと称して更なる高度化を試みようとしている。
    著者は自身の取り組みを通して、ALS患者など難病に苦しむ人たちが「死」を待つだけしかないという現在の選択肢から、サイボーグになるという新たな選択肢を与えようとする大胆な試みである。
    さらに、それを通して技術だけでなく、倫理的な課題も世界に投げかけているのである。科学技術が発展した世界では、何をもって「死」と判断するのかという問題提起を行ったのである。
    著者の取り組みは、昨年末にNHKでも取り上げられており、今後の動向にも注視していきたいと思う。

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    2022年01月30日
  • NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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    <目次>
    第1章  科学は魔法に通じる
    第2章  ルールをぶっ壊す
    第3章  愛はすべてに勝つ

    <内容>
    ゲイでコンピュータに精通し、コンサルティング会社で成功し、MND(筋萎縮性側索硬化症)にかかったが、その不屈の精神とコンピュータなどのテクノロジーを使って生存度を上げる(ただし本人は完全に寝たきりになる。半ば脳死状態だが、脳とAIをつないで意思を疎通する)ことで、余命宣告以上に現在も生きている人物の伝記。『アメトーーク』の「読書芸人」でカズレーザーが紹介していた本。最初からゲイの話なので、そこがカズレーザーとつながるのかと思ったが、親からも否定され、苦労する中最愛の彼氏を見つけ、信頼しあう。著者の不屈の精神は、ゲイだからこそのものだと感じた。また優秀なコンピュータ技術者で、それ以外の能力も高く、未来のAIを含む、コンピュータのちからを信じているからこその決断に喝采を与えたい。

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    2021年12月23日
  • 私たちの真実~アメリカン・ジャーニー~

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    現職以外なんの前知識も持っていない分際でその半生を覗く。政策より前にその人の雰囲気を見がちだけど、最初に思ったのは相当闘い抜いてきたんだろうなってことだった。

    前に読んだMichelle Obamaさんとはまた違う、名前負けしないどっしり構えた戦闘態勢。飾らないプラス等身大とも言える文章は彼女の正義感の強さがよく表れている。
    親子3代の教え「人生は他者の力になってこそ目的と意味を持つ」がバックボーンだったのか。これが後にどの局面でも生きてくる。

    Michelleさんの幼少期はお利口さんでどこか繊細なところがあったけどKamalaさんは笑顔いっぱいで楽しい事を見つけるのが大好きな女の子って印象。学生時代は学生自治会や黒人法学生協会の代表を務め、おそらくこの頃に自分が信じる正義を真剣に考えてそれを確固たるものにされたんだと思う。
    有色人種間で悪の象徴みたいになっていた検察官という職にもその正義を信じて飛び込むあたり(普通に挑戦意欲もあったと思うけど)、只々脱帽する。

    「バックオントラック」プログラムなど前例を意に介さず迅速に動くところも周りの批判や失敗を気にしていたら出来ないこと。厳しいボスだろうけど落ち度があればなじるよりもまずはその人の可能性を信じて善導されるような気がする。

    いつの話か混乱することもあったけど、どの時期・場面であれ一秒たりとも無駄にしてこなかったのは確実に伝わってきた。

    現地での刊行時期が‘19年らしいから現職の話は出てこない。どのようなストーリーか気になるところだけど彼女の信念・生き方を形作ったお母さんと今日も一緒に闘っているはず。

    「真実を話す」
    聖書に片手を置いて宣誓しているような文言通り、貧困層・移民への風当たりや国内に蔓延るその他諸問題と理不尽な話も多かった。(ここに書いてあることが本当の本当に真実ならかなりエグい…移民規制のくだりとか)

    「夜も眠れないのにどうして夢を見ることができるだろう?」

    この先、任期を終えられた後には何が語られるのか。Michelleさんが著書に残していた悲壮感を少しでも拭えているかな。あの晴れやかな表情だけでも残っていて欲しい。

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    2021年11月29日
  • NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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    『すべての人間は、生まれながらにして宇宙を変える権利を手にしている』
    『私たちが目指すのは、人間であることの定義を書き換えること』
    『ルールなんてぶっ壊せ!』
    『私たちはただ生き延びようとすることもできるが、1人ひとりが繁栄する道を選ぶこともできる』
    『今の現実に反旗をひるがえし、人間であることの定義を書き換え、AIとのコラボレーションによって全人類を繁栄させる』
    『真に重要な宇宙の法則は3つ
    1 科学こそ、魔法への唯一の道である。
    2 人類が偉大なのは、ルールをぶっ壊す存在だから。
    3 愛はー最終的にーすべてに勝つ。』


    運動ニューロン疾患(ALS)と診断され、余命2年の宣告を受けた著者。自らを実験台とし、肉体をサイボーグ化、脳をAIと融合させる。
    難病、不治の病ALSを科学的に研究し、パートナーと人間らしく生きる。
    随所に見られる前向きな発言と実際の行動。素晴らしい勇気の持ち主である。
    余命2年宣告から4年経た現在も存命。

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    2021年08月04日
  • 悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治

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    本書では「暴力専門家」という耳慣れない言葉で、日本近代以降の政治や民主主義と暴力との関わりを検証する。明治大正昭和前期を扱う文章にしばしば登場する「院外団」「壮士」「大陸浪人」等というものがどういう存在だったのか、その当時の政治の有り様も含めて本書を一読するとかなりイメージがハッキリするだろう。

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    2020年12月03日
  • 他人とうまくやっていく

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    他人に共感する。相槌よりも頷く。
    身だしなみも大切。相手の名前で呼びかける。
    最後は笑顔で話しかける。

    確かに相手にこんなことをされたら、うれしいし、長く付き合いたいと思ってしまう。

    実践してみよう。

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    2020年10月04日
  • 他人とうまくやっていく

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    話を聞かない男、地図の読めない女 の著者が書いた対人関係の本。
    内容は他のビジネス本で書いてあるコーチングや話し方をまとめているものです。ただ、伝え方が上手いので読みやすいのが特徴です。

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    2020年07月31日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    トランプ政権の暴露本。かなり内輪の人間が情報提供しているのが恐ろしい。バノンを筆頭として自身の政治的アジェンダに基づいて戦略的にリークしているのだろうから、多少色がついているだろうが、トランプの知的レベルはさすがにひどすぎる。ここまでひどいのに、ビジネスでは成功し、なんだかんだ言って中間選挙が戦えるだけの力を維持したのだからよくわからない。まあ、トランプ支持者は本なんか読まないんでしょうね。仮に読んでも「Fake news」で片づけるんだろうし。

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    2019年01月06日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    途中までしか読まなかったけど、それでいいか。
    兎に角、この本によるとトランプは知性も品格もなく、そもそもヒラリーに勝つ気もなかった。それは周りも誰1人として負けることを疑ってなかった。が、アメリカ国民や世界にとって悲劇的なことに勝ってしまった。
    そこからのドタバタ劇。
    能ある鷹なんだろうとみんなどこかで思っているのだけど、本当に能がないという事を周りの人達はよく知っている。だから離れていく。残った人や新しく入った人はキャリアとしてホワイトハウスを加えたいだけ。
    いやぁ、面白いけど、コレが原因で世界恐慌や戦争とか起こったらシャレにならん…そして、良心のマティスでさえ。

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    2019年01月03日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    本書は、トランプ大統領の就任から約1年半という期間における、ホワイトハウスにおける筆者の取材に基づいて執筆されている。
     最初、大統領当選が確定的になり、予想もしない結論に「幽霊を見たような顔」あるいは「恐怖にかられた表情」になるトランプが描かれる。「大統領選挙で接戦を演じた敗北」を選挙後に自分の商売に利用して利益を得ようと考えていた男が大統領になってしまったのだ。この本に描かれるその後のホワイトハウスでの日常も無茶苦茶である。これで国家が保てるのかと不安を通り越して戦慄を覚える。他国のこととはいえ、アメリカに依存せざるを得ない日本にとっては、深刻な気持ちにさせられる一冊であった。

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    2018年10月23日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    それにしても現役大統領に対する衝撃的な暴露本。あとがき書いた池上彰さんのコメントも説得力あり、コレが、トランプ政権の真実なんだろうと私も思います。

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    2018年08月16日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    これだけの強い内容で未知の事柄が沢山並び、正に驚異の一言しかない書籍なのに、どうしても★5点に出来ないのは、たぶん著者が誠実さに欠けると感じるからだ。

    例えばの話、「その場にいる誰もが*だと確信した。しかしトランプは」というような文章の際、バノン一人がどう思ったのかなら、後でバノンがそう思ったと言ったと内面の裏をとれるが、その場にいる人間が50人でも100人でもこの本では「誰もがそう確信した」と断言してしまう。ドラマとして書いているのか実はそんな細かいところまで裏がとれている物凄い本なのかが読者にはよく分からない。こういうノリが百回以上は出てくる。

    だからトランプがいうように「デタラメな本だ」な部分は確実にあるので(それが1%なのか、トランプの言うように100%なのかは更によくわからない)、折角の面白い内容にどうしても「なるほどそうだったのか!」と気持ちから入ることができずなんとも居心地の悪い本だ。

    内容は面白いが、何%がオルタナティブ・ファクトなのかは私達には分かるように書いてはいない。

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    2018年06月09日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    邦訳で読んだので、訳文がいいのかもとの文章がいいのかはわかりませんが、カオスな内容をすっきりと読ませる「物を書くチカラ」を感じさせる一冊でした。
    その分、書かれている内容の、気分の悪さが際立ってくるというか。
    昔、映画「アウトレイジ」シリーズの宣伝コピーで「全員悪人」という言葉を思い出しました。あ、でも、一番の悪役は著者のウォルフ氏だったりして。

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    2018年06月08日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    一方的な表現、偏見をもって人物像を特定するのは当然に避けるべきだけれど、それでも米大統領のトラさんは無知て無計画で衝動の人であることに違いはない。就任するや、首席、次席の補佐官や側近たちが次々と辞任し、あるいは解任されていく。残るのは娘のイヴァンカと夫のジャレット、ひとまとめにしてジャーヴァンカってんだそうだ。彼らももちろん政治の素人で、単なるトラさんファミリーなのだ。まあ、ロシアと関係しようと、シリアを攻撃しようと、プーチンやアサドより幼稚で厄介な男を選んだ米国民がいる。フーテンの米トラは残す任期をいかにさまようのか。

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    2018年04月18日
  • 炎と怒り トランプ政権の内幕

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    アメリカで発売直後、売り切れ続出だったトランプ政権のゴシップ本
    の日本語訳。アメリカでの発売直後のニュースを見て、日本でも出し
    てくれないかなぁ…と思っていたら、早速、早川書房が出してくれた。

    本文の前に主な登場人物一覧がある。それぞれがトランプ政権でどの
    ような役職を務めたかが記されているのだが、「のちに解任」「のちに
    辞任」の文字のなんと多いことか。

    それだけこの異端の政権のホワイトハウスがカオスだってことなのだ
    ろうな。

    そりゃカオスかもしれない。自分の知名度を高める為だけに大統領選に
    立候補して、まともな選挙戦術もなく、本人も大統領になる気なんて
    さらさらなかったドナルド・トランプなんだもの。

    読み書きの能力が怪しく、集中力は欠如し、必要な文書さえも読もうと
    しない大統領を補佐しなくてはならないホワイトハウスの上級スタッフ
    は大変だったと思う。

    特に政権初期の報道官であったショーン・スパイサーには同情する。

    思い付きで言葉を発する大統領に、政治経験もないのに家族だという
    だけで政策に口をはさむ娘のイヴァンカと女婿のクシュナー、その
    イヴァンカ夫妻を敵視するバノンのプリーバス、そして政権に懐疑的
    なメディア。

    全方向敵だらけでよくやってたなぁと思うわ。大統領がドナルド・トラ
    ンプでなければ、きっと優秀な報道官だったろうに。

    政権内の裏話盛りだくさんだが、トランプ政権の上級顧問で「のちに
    辞任」に追い込まれたスティーブ・バノン側からの話によることろが
    多そうなので、話半分くらいに捉えた方がいいのかも、それでも酷い
    んだが。

    それにしてもファースト・レディであるメラニア夫人の姿がほとんど
    見えないのだよな。

    やっぱり彼女はドナルド・トランプに大統領になって欲しくなんかなく、
    ひとり息子のバロンくんの成長を楽しみに、静かな暮らしをしたかった
    のかな。

    昨年来日した時もあまり笑顔がなかったものな。

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    2018年03月10日
  • NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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    「AIと生きる」を文字通り体現しようとしたネオヒューマン、ピータースコットモーガンの自伝。
    テーマ設定から語り口まで、自分好みの小説かと思うような一冊で、終盤まで夢中になって読み進めていた。ただ、ノンフィクションだったからなのか、読後感がいつもと違っていて、居心地の悪さのようなものを感じた。
    どういう位置付けの本として読むのが良かったのか。
    260705

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    2026年07月05日