藤田美菜子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ多彩な才能をもつピーター博士は、超ポジティブ。
このピーターの自伝小説。
MND(日本ではALSが知られている。似た症状のよう?)と診断されて、人生をより良く生きていきたいと、QOLの向上のためにテクノロジーを活用しようと奮闘する。
つまり、サイボーグになる、ということ。
症状がでる前に、排泄の機器や栄養チューブを、自発呼吸できなくなる前に人工呼吸器をつけるのだ。
人工呼吸器をつければ、声を失うことになる。
そして最後まで正常でいられる脳とAI、音声をつなげて、他の人とのコミュニケーションがはかれるようにする。
これはSFではない。自伝小説だ。
実際にピーターはおこなっている。
テクノ -
Posted by ブクログ
# 感想
やればできると思うが、実際に行動に移して、完遂するということはとても難しい。
例えば、この本で書かれている、健常な状態の臓器を切り取って機械に置き換えるというは、まさにその一つだと思います。誰がそれをやりたいかという話もありますが、健常な臓器を切除する医者を見つけるのだって一苦労することでしょう。医者からしたら失敗して他の問題を併発するリスクもある、前例がない難しさ、ALSによる予期せぬ展開も考えられ、挑戦するメリットはどう考えても少ないと思いました。
著者のすごいところは行動力や決断力もありますが、落とし所がきちんと見えているとも感じました。将来はAIでなんでもできるだけでは -
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Posted by ブクログ
身体をAIに任せる人間2.0を既に実践されている方がいるのかと、読んでみました。生い立ち、英国エスタブリッシュメントとしての学生時代、ゲイとして配偶者との出会い、家族への告白、アーサー・D・リトルでの生活などなど。。ページに費やされるのは、抒情的な自伝です。
シンギュラリティ、身体の一部がコンピュータになる、どんな機器なのか?どんなテクノロジーなのか?については、あまり語られてません。。写真もなし。。合成ボイス、アバターについては少しだけあり。
なので、人間2.0をテクノロジー的に語るという本を期待されて方は、がっかりするかもしれません。。
文章はこなれてるのか、どんどん読み進められました。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ国を率いる組織とは考えられないほど混とんとした内情が割と最初から最後まで続く。
崩壊せずに今日まで保ってきていることが驚き。
ブライトバード元会長のスティーブ・バノンが、トランプの勝利や政権内で大きな役割を担ってきた一人として描かれているように、政治の様々な面において、メディアの影響力の強さを改めて感じた。この一連の出来事はまた、メディアを通して得る情報に操作される国民・大衆か構成する社会において、民主主義を健全に保つ難しさを示していると思った。
ちょうどあと1年後には大統領選が実施されるという時期になっている中で、トランプが大統領として日常化している現状に気付く。 -