辻堂ゆめのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
残念ロボットの日常の謎 - 辻堂ゆめ「お騒がせロボット営業部!」 ★★★☆☆
ものすごいコミカルで軽いです。
誰も死なないミステリー=日常の謎なので、気持ちも楽です。
ポイントはパティがダメロボ過ぎる点ですね。営業員も自虐しながら営業をしているさまが面白くて、本を読むだけでニヤニヤしちゃって怪しい人になってしまいました。全然話がかみ合わない人工知能との会話がヤバいです。
競合としてくら寿司でしか活躍していないペッパー君や、行方不明のロボホン君も出てきます。
ロボットができることできないことをよくわかっているなぁと思っていたら、著者は「元ロボット事業部勤務」だそうで、なるほど納得。
この手のものにいい星はつけないので、3点の時点で満点です。 -
Posted by ブクログ
『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家のデビュー第2作!
「体操にすべてを賭ける青春もの」のように最初は思えるのに、冒頭のシーンに少し違和感が。
その違和感が、ミステリーなんだと想像しつつ、読み始める。
するとさわやかな青春もの、スポーツもののほうに、少しずつ陰の部分が姿を現してくる。
しかし、さわやかな青春ものの路線は淡々と続いていく。
時々、思い出したように差し込まれる冒頭シーンの続きが、私をミスリードしていく。
次々と起こる事件、それは、誰かの秘めた悪意を感じさせる。
しかし、さわやかな青春ものの路線は淡々と続いていく。
そして、徐々に明かされていく真実。
最終章での、大どんでん返しともいえる展開。
この結末は予想していないかった。
そして、真に悪意をもって行動していたものは誰もいなかったという悲しさ。
救いが見えるラストではあるが、失ったものはもう戻ることはない。
しかし、この作者のトーン、少し好きになりそう。