市川宏雄のレビュー一覧

  • 東京の未来戦略 大変貌する世界最大の都市圏

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    東京都市圏の現状を踏まえた上で、世界各国の大都市の動向、東京都市圏の課題、今後のシナリオ、最良のシナリオに向かって実施すべき方策等を構想した本です。

    東京都市圏は、世界最大3000万人を擁する巨大都市圏であり、経済的指標・研究開発指標等を中心に、世界の他都市を越える水準にあります。ただし、高齢化率の急激な上昇、生産年齢人口の減少、老朽化するインフラなど、大きな課題も抱えています。またアジアの大都市圏(上海・シンガポール・香港・ソウル)等の都市・インフラ戦略等を整理しています。

    これらを踏まえた上で、4つのシナリオ(豪雨・長雨・曇天・晴天)に分けて方向性を検討しています。晴天にたどり着くためには、規制緩和・オープン化、競争促進・選択と集中、パラダイムシフト・社会構造改革が求められるとされています。

    その後晴天シナリオに向かうための実行メニューを羅列しています。ここのメニューは「こんなことやったらよいのでは」レベルなので、☆1つ減点。

    とはいえ、シナリオプランニングを含め、全般的に良い切り口で分析されているので、☆4つです。大都市東京の行く末に関心のある方は読んでみるとよいかもしれません。

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    2012年12月28日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    実現可能性はどうか分からないが、山手線新駅から広がる未来を垣間見えた。山手線の歴史などの周辺知識も手に入れられる良書だと思います。

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    2012年11月20日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    ネタバレ

    最初の想像より面白かったというか壮大な話だった。品川田町間に新駅ができるに至るJR東日本の思惑や解決したい物事からはじまって、品川の個性やそこにかける期待等々、けっこう面白く読めました。鉄道好きの人というよりは都市計画に興味がある人が読むとよいかもしれません。

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    2012年08月31日
  • 東京の未来戦略 大変貌する世界最大の都市圏

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    コロナで社会は大きく変わったけど、従前からの都市の課題はあまり変わってない。東京は好きだが、反面、東京が倒れたら日本はどうなるのかと漠然とした不安もある。東京が1位になると日本は何が良くなるのか?少しモヤモヤ

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    2026年01月16日
  • 都市とアートとイノベーション 創造性とライフスタイルが描く都市未来

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    竹中さん、南條さん、そして伊藤穰一さんの対談形式で、都市の未来を考えるという企画。
    実際に、アートのダボスを東京で開催しようという企画を実現してきた彼らが、どうやってイニシアチブを作ってきたか語ってくれる。残念ながら、現時点で大きなうねりにならないということは、非常に難しいということでもあっただろうが、日本の賢者が考える思考プロセスは非常に勉強になる。
    まず、産業は、AIによって圧倒的に生産性が上がるだろうと予測する。その空いた時間が、多くできるはずだと。その上で、大事になるのはアート思考であり、クリエイティビティだと。時間持ち、こそがアートを生む。この循環を東京に作りたいというのが発起人たちの夢であった。
    働きたい街の1位はニューヨーク、次は東京。でも、ナイトライフが充実していない、演劇をみた後のレストランがない。地下鉄が走っていない。そういう観光フレンドリーな作りに変えることがチャンスにつながる。
    ついで、ベイエリアの開発が急務。屋形船しかないベイエリアのスポット力を、シンガポールの例で説明する。確かに、人の動きを完全に計算した、ガーデンバイザベイと噴水ショーの間を人が行き来する。そしてお金を落とす仕組みの中心としてマリーナベイサンズがどっしりと構える。
    シンガポールのサイエンスミュージアムからも登壇している。チームラボを誘致して、自然を表現したシンガポールは、デジタルの将来性を模索している。人間とは何か、自然とは何か、を問い続けるシンガポールは、国家として抜きん出た圧倒的な安全性を担保した社会を作っているが、足りないのはおそらくアートだ。戦争に勝ったわけでもなく、美術骨董品を元来持たない国だからこそ経済発展で勝負に出た。まるで日本のように。
    日本では引き続き六本木ヒルズが文化の中心だろうか。昔は、ライブラリーで勉強したり、本を読んだり、そこで交流があったり、時として自分と向き合う時間だった。ため息と共に席でぼーっとしていたこともあるし、やる気に満ち溢れた時もある。人生で、本当に幸せな時間だったんだろう。ものすごく勉強して、刺激を受けた。アートの刺激こそが、発想の転換点になる。その意味で、六本木ヒルズの存在は大きい。東京を変えることで、日本を変える。大きなうねりに自分も貢献したい。

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    2025年03月06日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    発刊から10年経っています。新しい駅は、高輪ゲートウェイの事かな?著者の思ったようにはなかなかならないものです。

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    2023年12月01日
  • 2030年「東京」未来予想図

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    不動産会社のボルテックスの社長と大学教授が共著で書いた本。メインはボルテックスの社長が書いていたので東京の不動産に関しては今後も明るい見通しで書いていた。しかしながら、20年以上経過して人口の減少率も少しずつ高まっていく中でどの程度不動産価値が維持できるかも懐疑的に思った。また、今でも再開発が都内の複数箇所で進んでいるが、人手不足が進んで途上国のように工事がストップしてしまわないかも心配になった。

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    2023年07月02日
  • 東京一極集中が日本を救う

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    前半の部分は置いておき、今の日本に言える事は、果たしてオリンピックを2021年に開催出来るか?
    この話が非常に大事な事だと思います。

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    2020年09月11日
  • 東京一極集中が日本を救う

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    元々感情的に著者とは逆の意見だったこともあり、終始批判的に読んでいた。

    もちろん、データを用いて論理的に説明されていて、確かに、と思わされる点は多かった。ちゃんと考慮に入れておくべき示唆に富んでいた。

    一方で、「東京と地方でパイの取り合いをしている場合ではない」と主張しながらも、全体のパイを増やす方策には触れられていないところに物足りなさを感じた。「富を東京から地方に!」論者への反対意識が強いあまり「地方を盛り上げることが東京、ひいては日本の衰退につながる」と結論づけており、二項対立の域を出ていない印象(あくまで主観)。
    そうじゃない気がする。地方は地方で自分で人・ビジネスを(理想的には)国外から呼び込んで強くなることが必要で、それにより国全体のパイが増えるのでは、と思う(理想論)。そしてそのためには多少国としてもサポートをすることは許されて然るべきではないだろうか。それにより東京が弱るとは思えない。二項対立に落ち着けてはいけない。

    「こういう理想を語っている場合か!」と言われているような気もするが。

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    2020年05月17日
  • 東京一極集中が日本を救う

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    1.これだけ地方を活性化させることを騒がれてる中で、なぜ逆の立場になったのか、また、地方に対してどのような認識を持ってるのかが気になったからです。

    2.著者が重視しているのは「選択と集中」で、東京に経済機能を集中させることで効率化を図ることを目的としています。また、サプポジションとして、名古屋、大阪を発展させ、効率化を図る。そのうえで、余った富を地方へ分配すると述べています。

    3.効率化という考え方には賛成です。ただ、行き過ぎた経済発展には賛成できません。理由は3つあります。
    1つは、著しい都市化は犯罪率や自殺率といった人間の精神的な面で多くの弊害をもたらすからです。現に、人口が集中し過ぎた地域では精神的な病気にかかる割合が地方と比べて多いからです。2つめは、災害へのリスクです。この本には災害への対応はある程度強くなってると記載はしてあります。しかし、災害は年を重ねるごとに被害規模が大きくなるので、著者の意見には不確定要素が多すぎと思いました。3つめは、富を地方へ分配するという意見ですが、そのようなことが起こっていれば日本のジニ係数は上がらないはずです。

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    2019年03月11日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    最終章がちょっと熱くなりすぎな気がするけど、その手前まではまぁだいたい理解できた。

    これマメな、的な話を素直に楽しむ本、かな。

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    2019年01月20日
  • 東京一極集中が日本を救う

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    ネタバレ

    視点は確かにあるだろうなと思った。
    都市か地方かという二原論ではなく、日本が世界に勝っていかないと成長しないと。

    が、そのために今後も東京集中を続ける必要があるというのはロジックがとんでいるかと。
    東京は集積の経済をこえて人が集まりすぎ、地方は車社会とはいえ集積の経済が働かなさすぎでバランスがとれていない。

    むしろ、地方への税の横流しを少なくし適切な競争の中で稼ぐ企業をつくる。それをもとに一定の雇用を創出しコンパクトな街を多くつくる。カリフォルニアのような実験都市ができても面白いと思う。

    東京はそのぶん法人税を下げ、豊富なインフラを適切な人口でシェアすることで金融不動産等のグローバル企業にとってアジアで最も拠点としやすい都市にする。

    既に成熟化した日本が、中国やシンガポールの戦略を真似する必要はなくむしろ早期に成熟した社会としてのロールモデルを目指しローカルとグローバルのバランスのとれた国を目指すべきでは。

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    2017年04月30日
  • 東京一極集中が日本を救う

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    2016.07.26 ごもっともな意見。国内の視点から見るか、世界的な視点で見るか?それによって、東京一極集中に対する考え方が変わる。反対意見も多いと思われるが、個人的には市川氏の考え方に賛同する。

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    2016年07月28日
  • 東京一極集中が日本を救う

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    本日の野村の不動産フォーラムのランチタイムに登壇した方。お話が面白かったので読んでみた。
    「地方の衰退」とセットで語られることが多い「東京一極集中」をむしろ推す論調。

    2020オリンピック開催に向けたインフラ整備とリニア中央新幹線の開通による「名古屋=東京郊外化」によって東京の都市競争力は増す、というご意見。

    1964年のオリンピックの際のインフラ整備予算が当時の国家予算の1/3にのぼったということには驚いた。

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    2016年02月25日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    ネタバレ

    田町ー品川間の車両区はものすごい可能性を秘めているのです。

    羽田まで近い、リニア(だっけ?)が通れば成田からも近い。
    六本木・有楽町に代わる新たなトレンドスポットになるんじゃないのかな??
    そして何より広ーい土地があるのです。

    まぁ20年くらい後の話なんですけどね。
    大森在住の身としてはテンションしか上がりません。

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    2016年01月18日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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     都市政策が専門の著者が、品川の先にできる駅がもたらす再開発の重大なインパクトについて語ったもの。武蔵小杉や西日暮里など、東京周辺の駅の昨今の開業事情についても載っている。
     この著者はそれなりの学歴を持って、今も大学院の要職についているような人なのに、何というか冷静さを感じさせない、興奮しぱなっしの論調に、少々閉口した。すごい経済効果があるから、絶対失敗しないように、こんなことやってこんなことやってあんなこともやればいいよね、さらにさらに…、というような感じだった。特に最後の「おわりに」では「未来予想・品川が国際都心になる日」というのがあって、あまりの勝手に想像の翼を広げ過ぎていて、失笑物だった。著者とのテンションが合わないと、意外と辛い読み物になると思う。(15/06)

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    2015年06月21日
  • 東京五輪で日本はどこまで復活するのか

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    既に都市基盤が整備され、成熟した都市力を持つ東京で、どんなオリンピックができるのか。その問いに対する招致委員会の一つの回答が「コンパクトな大会」。前回のような都市基盤整備は行わず既に所有している資産を有効に活用して省エネルギーかつ省コストで行う。それでも経済波及効果は最低でも18兆円。都市空間は大きくリニューアルされ新たな産業と雇用が創出される。国際競争力ランキングは大幅に上昇。日本の伸び行く可能性に明るく夢を描くことができた。

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    2014年11月26日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    山手線の通勤ラッシュ解消のため東北縦貫線を開通。不要になった品川車両基地を有効活用。たまたま山手線の中で最も駅間距離が長かった品川―田町間に駅を新設。ここまでは誰でも思い描けるシナリオ。著者はこれに独自の山手線新駅の理由を加える。都心が品川へと神の手が働いているというものだ。東海道本線、羽田空港、ウオーターフロント、リニア新幹線、東京駅との役割分担・・・・・・。荒唐無稽と一笑には付せないリアリティーがある。新駅には日本起死回生の起爆剤としての期待が熱い視線となって注がれている。

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    2014年08月08日
  • 山手線に新駅ができる本当の理由

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    田町と品川間に山手線の新駅ができることについて記載されている本。

    新幹線の停車や、リニアモーターカー新駅の設置など、品川が大きく着目されているが、東海道線と東北線・高崎線が直通運転することにより、品川の車庫が不要となり、そこに駅を作るというもの。

    さっと読むことができました。

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    2014年05月06日
  • 東京の未来戦略 大変貌する世界最大の都市圏

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    【読書その87】東京の将来の都市計画を考えようと思って手に取った本。前半の東京をめぐる他の都市との比較データは有益。後半は提案が抽象的で具体性は乏しいか。

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    2014年03月31日