雪森寧々のレビュー一覧
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良質なアンソロジーでした
題名通り、歳下の可愛らしい男の子と歳上女性の出てくる作品集で、それぞれの作品が作者の特色を出していて、良質な本でした。
職業は銀行員・保育士・小学校教諭・ホームヘルパーといったところで、甥っ子を預かる若い叔母の話もあります。いとこ同士の切ない話は雪森寧々さんっぽかったですし、少年誘拐犯を見事に背負い投げで投げ飛ばす男の子もちゃんと叔母のボディガードをしていたようです。
保育園の好きだった先生にずっと手紙を送り続けた彼、成人していましたので、初志貫徹したのではないでしょうか^ ^⁇
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儚い人の一生でも
鈴蘭がいなくなり、ちょっと気持ちも沈んでいたので、乱々が酒を飲もうと騒ぐようにして、少しは気が紛れたのでしょうか。お2人のラブシーンが美しいです。
綾人君と千代さん、信長(猫又)が動いて白無垢を用意したりで、結婚式を挙げて2人での暮らしを続け、綾人君が息を引き取るまで添い遂げます。残された日記に手紙が挟まれていて、感謝の念が認められているのもい良いです。
信長は千代さんにずっと寄り添いつつも、私が死んでからもよろしく、と綾人君にいわれていた通りに、乱々とかもずっといるようでした。
番外編はアンコール的な話です。 -
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双子の鈴蘭とか
日和さんの母親はあなたが殺したの?と綾人君に迫りますが、ここは千代さんが、実際は綾人君の父親が多くの人を殺めてきたの、という話をするのが切ないです。彼にとってはそれでも大事な父親だったので、何もいえなかったという。
独白的なセリフが印象に残る作品です。
雪さんも綾人君を好いているようですが、やはりこの辺の気持ちもままならないです。
彼女には化け狸がくっついてきていますが。
後半には双子が忌み嫌われる因習も出てきて、鈴と蘭という名前の双子の霊が出てくる話も切ないです。かりそめの両親のフリをしつつも、2人は来世で良い両親のもとに生まれることを選択したようですが、これもどうなるのか、と思われてならな -
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他の妖怪との因縁も出てきます
ばけ狸の乱々、イタズラ好きで、千代は鬼の姿のまま戻れないようにしてしますが、綾人君はその姿のままで良いと断じるので、見事な純愛でしょう。
騒動にもなったので、身体を洗いたいと温泉に入ろうとしますが、これも色々あって綾人君1人で入っていたら雪女の雪子さんに助けてもらいました。
時系列的にやや行ったり来たりにもなりますが、子どもの頃に会った雪、は男の子だったような…日和さんの母親にも会い、綾人君の衝撃的な発言に母親は激昂してしまいました。
幕間のカットや回想シーンに出てくる登場人物の内面描写が繊細です。 -
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千代と綾人などが
親しかった日和さんと逃げてきた綾人君、鬼の千代に出会い、自分を殺して欲しいと願ったのは大好きな日和さんが死んでしまったからですが、鬼は女の子の姿になり、あなたが日和さんに分まで生きなさいと諭すところから始まる切ないラブストーリーです。
鬼以外にものっぺらぼうも出てくるんですが、死んだ女の人の顔を貼り付け、彼女を知っている男性が再会を喜ぶのも切ないです。
あわせる顔もない、というセリフが沁みます。
綾人君の父親に対する複雑な感情等、鬼には理解できないのです。
ところどころ出てくる内面描写も良いです。 -
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修学旅行へ
文化祭ではクラスの出し物が人気で優勝し、代表で白石君が表彰されて胴上げまでされています。
本人は自分はモブだと自認していますが、そのステルス能力は特殊なので、十二分に主人公でしょう。誰もが自分の人生の主人公と一緒なのとも重なります。
いつもの面々で人生ゲームで遊んだら、優勝した久保さんはやたら子沢山になって車2両を連結してまわっていて、以前、出てきていた心理テスト、私も思い出しました。
須藤君に背中を押され、修学旅行の自由時間、2人で清水寺に行く約束を取り付け、もうそろそろ完結しそうな雰囲気です。
お2人の赤面が良いです。お互いの表情は見ていませんでしたが。 -
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夏祭りに花火に誕生日に
久保さんの誕生日、ケーキを食べたあとはゲームセンターで楽しんだようです。プレゼント、帰る間際に渡したものの、手紙(明菜さんにアドバイスされていた)を渡し忘れたので夜に改めて久保さんの自宅に渡しに行っていました。
あとはお祭りで昔の迷子の記憶と重なりつつも、携帯電話を忘れてはぐれた白石君、今度は久保さんに見つけてもらっていましたので、やはりこのお2人は合うのでしょう。
鼻緒ずれしていたので絆創膏を貼り、あとは宿題を手伝ったりの夏休みでした。
花火で白石君の内面描画があるのが良いです。この辺も少女マンガ的というか。 -
Posted by ブクログ
安心して読めるラブコメ。
いつの間にか異性として意識するようになった幼馴染との微妙な距離感がもどかしいが、友達以上の関係が心地良くもある……そんな雰囲気に満ちた作品だった。
ただ、久保さんのように自分から積極的に絡みにいくタイプのヒロインじゃないから、なかなか物語が前に進まない。第1巻の時点では、主人公&ヒロインよりも周りのキャラクターが物語を引っ張っているような印象を受けたかな……。
主人公を煽ってくる系(『久保さんは僕を許さない』とか『からかい上手の高木さん』)だったり、無自覚に主人公を振り回す系(「僕の心のヤバイやつ」とか「涼宮ハルヒの憂鬱」)のラブコメを期待して読むと、少しギャッ -
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Posted by ブクログ
はじめまして、僕のずっと好きな人は、タイトルの通り「ずっと好きだった人」への想いがとてもまっすぐで、読んでいて少し切なくなる作品だと感じました。
まず印象に残ったのは、登場人物の気持ちがすごくリアルなところです。好きな人に対して「伝えたいけど伝えられない」とか、「この関係が壊れるのが怖い」といった気持ちは、多くの人が共感できると思いました。特に、何気ない日常の中で相手を意識してしまう描写が自然で、「わかるなあ」と思いながら読めました。
また、大きな出来事があるというよりは、静かに気持ちが積み重なっていくストーリーなので、その分ひとつひとつの感情が丁寧に描かれているのも良かったです。だからこそ、