【感想・ネタバレ】人間に恋した鬼は咲う(三)のレビュー

あらすじ

「僕が殺しました」愛娘・日和を殺された母親の憎悪が綾人を階下へと突き落とした。あの日、日和の死とともに自身の死を望むも千代に命を救われ生きていくことを決めた綾人が再び生死の選択を迫られる!! 母親の悲しみと怒り、殺意のすべてを受け止めた綾人が下した決断は!? 心に闇を抱えた青年と初めて知った「恋」という名の感情に翻弄される鬼の百年にも満たない恋物語!!

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双子の鈴蘭とか

日和さんの母親はあなたが殺したの?と綾人君に迫りますが、ここは千代さんが、実際は綾人君の父親が多くの人を殺めてきたの、という話をするのが切ないです。彼にとってはそれでも大事な父親だったので、何もいえなかったという。
独白的なセリフが印象に残る作品です。
雪さんも綾人君を好いているようですが、やはりこの辺の気持ちもままならないです。
彼女には化け狸がくっついてきていますが。
後半には双子が忌み嫌われる因習も出てきて、鈴と蘭という名前の双子の霊が出てくる話も切ないです。かりそめの両親のフリをしつつも、2人は来世で良い両親のもとに生まれることを選択したようですが、これもどうなるのか、と思われてならないです。
かりそめの姿ではあっても千代・綾人と鈴・蘭は親子のようでもありました。
他にも千代さんが幼児の姿(雷様っぽい)のままになったりのエピソードもあり、ほっこりするところとしんみりするところがあります。
抒情的な作品で、久保さんの後に読んでいますが、こちらはこちらで好きです。

#ほのぼの #切ない #ダーク

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2026年07月09日

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