津川友介のレビュー一覧
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購入済み
エビデンス豊富
エビデンスが多くつけられていて、大変驚いた。
さっそく、発芽玄米を試してみたいと思った。
これからは白ごはんをデザート感覚で食べるとちょうどいいのかもしれない。 -
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本当に丁寧に、分かりやすくがん治療について解説しているなと思った。
炎上しないように、誤解を与えないように、吟味に吟味を重ねて練り上げられた本なのではないか。
そもそも、この本に辿り着きしっかりと内容を把握できる人は怪しげな自費診療や民間療法に騙されないのでは?とも思ったが、その慢心が悪徳医師や業者に付け入られるスキを産むのだなと反省した。
もし自分ががんを発症し心が揺らいだ際、今一度読みたくなる本である。
悪徳業者がビジネスとして民間療法を行うのはまだ分かるが、患者に誤った情報を平気で与える医師はどういう気持ちなのだろう。職業的な倫理観をそこまで欠落できる思考がよく分からない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ医療のことは医療のプロに任せておけば安心、な理由が腑に落ちた。日本の保健医療のシステムすごいな、とあらためて思う。患者さんがエセ情報に騙されないよう、真摯に懇切丁寧に説明してくれているのがひしひし伝わってくる。
保険のきかない高額医療って「効き目があるけどコストがかかりすぎるからまだ承認されない治療」のことだと誤解してました。
「教育レベルと収入が高い地域に住む人ほど、標準治療ではなく代替療法を受けている人の割合が高い」というアメリカの研究報告は興味深い。生兵法は怪我の元ってやつですね。代替療法で近親者をなくされた方には読ませられない…。 -
Posted by ブクログ
玄米高いけど、白米も値上がりして大差ないから、玄米を買おう、、、
⭐️学んだこと
•本当に健康に良い食品
①魚
②野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは除く)
③茶色い炭水化物
④オリーブオイル
⑤ナッツ類
健康に悪いと考えられているのは
①赤い肉(牛肉や豚肉、加工肉)
②白い炭水化物
③バターなどの飽和脂肪酸
•ひょっとしたら、健康に良いかもしれない
→ダークチョコレート、コーヒー、納豆、ヨーグルト、お酢、豆乳
お茶
•エビデンスの強さ
メタアナリシス>ランダム化比較試験>観察研究
•野菜や果物は食べれば食べるほど、死亡率減るものの、1日の摂取量が5単位(385〜4 -
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ネタバレ【食と健康の基本認識】
・人間は食べたものでできている
・毎日の小さな選択が、病気に近づけたり遠ざけたりする
【炭水化物の質】
・白米や白い炭水化物はお菓子と同様に体に悪い
・血糖値を上げ、脳卒中や心筋梗塞リスクを高める
・玄米など茶色い炭水化物は食物繊維・栄養が豊富でリスクを減らす
・そばは「そば粉の割合」が重要(10割そば・二八そば推奨)
【野菜と果物】
・特定の栄養素に偏るのではなく、多種類を継続的に摂取することが大事
・生野菜でなくても茹で野菜やスープで良い
・冷凍フルーツも栄養価の変化は少ない
・ブルーベリーやぶどうは糖尿病リスク低下に関連
【チョコレートの効能】
・高血圧患者 -
Posted by ブクログ
生きていくうえで欠かせない「食事」。
その食事によって健康をつくるには、どのようなものを選び、どう向き合っていくべきか——
そのヒントが詰まった一冊。
中でも特に印象的だったのは、
「健康的な食事とは、“成分”ではなく、“食品そのもの”を選ぶことが大切」
という一文。
これまで、私は「○○配合」「○○入り」といった表現も考慮して商品を選んでいたため、この考え方は大きな衝撃だった。
さらに驚いたのは、日常的に「成分」の話題が出るのは、日本独自の文化であるということ。
日本では成分の多さや珍しさが商品の価値のように扱われる傾向があるが、実は世界のスタンダードとは少し違うのに驚いた。
本書では -
Posted by ブクログ
本書は、科学的根拠に基づいた「標準治療」の本質を明快に解き明かし、手術・放射線治療・抗がん剤治療がどのように生存率へ寄与するのか、そのエビデンスを示しながら解説します。同時に、科学的根拠の乏しい「怪しいがん治療」がもたらす危険性についても、鋭い視点で警鐘を鳴らします。
さらに、食事やサプリメントといった日常の習慣ががんとどのように関わるのかについても、冷静かつ客観的なデータをもとに考察。健康を意識するあまり過度な制約に縛られるのではなく、無理のない範囲で人生を楽しむことの大切さを、静かに伝えてくれる一冊です。がんと向き合うすべての人に、確かな指針を示してくれるでしょう。 -
Posted by ブクログ
テレビで紹介している流行の健康法、はっきり言って信じてないけど、逆に信じられる健康情報ってあるのだろうか。みんな稼がにゃならんのだから巷に溢れるのは良い情報ではなく発信者が儲かるための情報であるというのは至極当然ではあるが、生活者の立場からすれば本当に正確な情報がほしい。
そこをフォローしてくれるのが本書で、科学的に(実験手法の信頼性も踏まえて)正確性のあるデータを引用して食事と病気のリスクの関連性を紹介している。
本の煽り文句はセンセーショナルでチャラチャラした売らんかなオーラ満点なものの、中身に関しては逆に冷徹なまでに堅実。
人々を扇動する巷の不正確な健康情報と違い、誤解を与えないよう慎重