津川友介のレビュー一覧
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がんに対する基礎的な理解、ベースの知識として読んでおいてよかったと思う。標準治療は、現状における、最良の治療法であるということが客観的によくわかった。
また、がんには、のんびりや超のんびりのものもあり、過剰診断になることもあるが、これが診断時にはよくわからないというのがやっかいだなと思いつつ、そういった傾向のある癌として、甲状腺癌や前立腺癌があげられるのも知識として有用だと思った。
また、検査についても、メリットがデメリットを有意に上回るおすすめのものと、特に差が見られないものについても言及があり、どんな検査を基本的にうければいいのかわかった。 -
購入済み
健康に役立つとされる 食べ物についての本は 数多く出版されていますが、 何が本当なのかわからずにいました
しかし この本で 紹介されている食品は 個人の経験では無くて 信頼できる科学的根拠に裏付けされているので
証拠の厚い 情報が 乗せられているのが 素晴らしかったです -
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ネタバレ因果関係か相関関係か。
全くの偶然ではないか、第3の変数(交絡因子)が存在していないか、逆の因果関係(原因と結果が逆方向ではないか)。
反事実を証明できればいいが、実験できなければ不可能。
回帰分析で交絡因子の影響を取り除く=重回帰分析
事前実験と類似実験=偶然の出来事で生じた数値を活かす
ランダム化比較試験=対象をランダムに割り当てて実験する。
メタアナリシス=複数のランダム化実験を結果を統合する。メタとは、高次の、という意味。
統計的に有意=95%以上の確率で。表が4~5回連続で出る程度の確率。
健診に長生きとの因果関係はない。特定の検診は別。国立がん研究センターの「科学的根拠に基 -
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本書で言われる究極の食事とは健康に良い食品(5つ)と健康に悪い食品(3つ)を意識するという、いたってシンプルなルールです。(本書でいう「健康に良い」とは脳卒中・心筋梗塞・がんなどのリスクを明確に下げること)
健康に良いと考えられている食品(5つ)
①魚
②野菜・果物
③茶色い炭水化物
④オリーブオイル
⑤ナッツ類
健康に悪いと考えられている食品(3つ)
①赤い肉(豚肉・牛肉)・加工肉
②白い炭水化物
③バターなど飽和脂肪酸
健康に悪い肉や白米をなるべく減らし、魚や野菜を増やすことを推奨されています。
ちなみにダークチョコやコーヒー・豆乳・お茶などは「ひょっとしたら健康にいいかもしれない食品」 -
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健康に良い食材はたったの5種類と少ない。一方で健康に良さそうに見えるが、健康に寄与しない食材は多い。オーガニック食品や、卵などがそうだ。
ここで推奨されている内容が、近い将来、新しい研究結果によって大幅に変わるとは考えにくい。(p13)と書いてある。
しかし、オメガ3に関しては変わったようだ。
本書には、オメガ3は、死亡リスクを下げると書いてある。(p93)
2022年に発行された、『ヘルス・ルールズ』では、オメガ3は健康に寄与しないことが書かれている。(p168)
これにより、次のことが判明した。
1.新しい研究によって、本書の主張も覆されることがあり得ること。
2.本書にも成分 -
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本書は、どのような食事をすれば脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし、健康を維持したまま長生きできる確率を上げることができるかを説明することを目的とされている。科学的に良い/悪いと考えられる食事や正しい健康情報の調べ方について紹介されている。自分で情報を集めて精査してというのはなかなか難しいので、こういったまとめのような書籍は参考になる。
1. 日本人が勘違いしがちな健康常識
・健康に良い食品:①魚、②野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)、③茶色い炭水化物(玄米、蕎麦、全粒粉パン)、④オリーブオイル、⑤ナッツ類
・健康に悪い食品:①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない -
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信頼できるデータに基づいて教えてくれているので安心して読めた。
紹介されている食事内容はとてもシンプルで、少し意識を変えれば実践できるようなものばかり。
リコピンやβカロテンなど、なんとなく体に良さそうだなと思い買ってしまいそうなサプリや飲み物には気をつけようと思った。
結局一番大事なのは野菜や魚などを単体で食べること。
【食べた方がいいもの】
・魚
・茶色い炭水化物(玄米やそば)
・野菜
・果物
・オリーブオイル
・ナッツ類
【食べない方がいいもの】
・赤い肉(豚肉や牛肉)、加工肉(ハムやソーセージ)
・白い炭水化物(白米やパスタ)
・バター