栗山英樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
WBCの時に栗山監督が持ってるノートを海外報道陣がデスノートと呼んでたらしい、と聞いて興味を持ちました。
baseballと野球はもはや別物な気がします。
古くは王貞治さんから、イチローさん、松井秀喜さん、昨今のオオタニサンまで、練習とかトレーニングというより、修業とか鍛錬とか、野球道みたいな感じかする。私が知らないだけで他の競技のアスリートも同様な求道者でいらっしゃるのかもしれませんが。
一日は一生の縮図なり、という言葉が紹介されていて感銘を受けました。いろいろあっても最期は「ありがとう」と笑顔でお別れしたいと思っていて、その練習として寝る前に笑顔で感謝して眠ろう、と思ったけど、あっさり -
Posted by ブクログ
2024/11/12 01:20
初版は2019年、そして2023年には5版まで版を重ねた本なんだとは思わなかった。
栗山さんは、「相棒」がいますかと問う。それは人でも物でもどんなものでもいいのだそうだ。困ったとき迷ったときにヒントをくれる存在、それは本でもいいし、言葉でもいい。
年間100冊も読めば、そういう本に出会える可能性は高くなるけれど、その反面、何度も繰り返し読む本は殆どなくなってしまうから、今年はそういう読み方はやめようと思ったのに、結局いつもと同じで、結果、冊数は稼いだけれど、何か相棒になるような本や言葉は見つかったのかといえば、あったのかもしれないけど、もう忘れてしまった…
今 -
Posted by ブクログ
WBCでどう選手を選んだのか、何が起こったのかを監督の立場から書いているので面白くない訳が無い
あの感動が再び湧き上がってくる。
栗山氏の謙虚な人柄がよく出ている著作だと思う。
孔子の格言ごとに文章が組み立てられている。
・順境は人を殺し、逆境は人を活かす。
耐えるたびに少しずつ人生が見えてくる
・大谷翔平 中国戦フルペンでは1球もストライクが入らず
・聡明才弁なるはこれ第3等の資質なり
深沈厚重なるはこれ第1等の資質なり
・鈴木誠也 辞退時 言葉が出てこない長い沈黙
その日の内に長文のメイルをスマホから返信した
・栗林 腰の違和感 早く仕上げ過ぎた為
将来を思いWBC本番メンバーに入 -
Posted by ブクログ
【驕り高ぶらず謙虚に】
栗山監督の言葉一つ一つからは、そんな生き方を感じることができます。何事にも慢心せずに、常に上を目指して生き続ける。先人たちの知恵や言葉に頼りながらも、今自分はどうするべきか?という対話を続ける。その先人たちからの学びと対話について触れることができる一冊です。
特に印象に残ったフレーズとして、
「大切な人の笑顔とありがとうという感謝の言葉は、金銭欲を支配欲を自己顕示欲を、物欲などを一瞬にして消し去るほどの魅力がある。」
自分自身の監督としての評価よりも、誰か(ファンや選手の自己実現)のためにという思いが伝わってきます。