栗山英樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025年
作品 No.15
栗山監督の頭の中を覗いているようだ。
その中は多くの引き出しで埋め尽くされている。
引き出されてはしまわれる。
彼の頭はこれを繰り返しながら最適解を常に探し求めていた。
「実直」
この言葉が似合う監督は栗山監督以上にはいないと思う。
生きることや野球に対して真面目。
そんな生き様を感じれるノートだった。
古典や名言など、学びを野球に活かす姿勢は学びたいと思った。
しかし、それ以上に、野球が好きだということが伝わった。
そして、選手としては一流と言えないけれど、監督として一流になった真髄は、自分の好きなことと得意なことを一致させることにあるのだろう。
『栗山 -
Posted by ブクログ
読み終えて心の温度が上がっているのが感じられた素晴らしい本でした!
良かった点3つです
①偉人の言葉など、理解ご難しいものを分かりやすく栗山氏の言葉と心で説明してくれていているため、頭や心に残りました!
②取り上げている言葉が皆素晴らしく、自身の人生や仕事、ビジネスに活かしていきたいと思うような話ばかりでした!
③読み終えたあと、まるで一本の映画を見終えたような気持ちに!リアルタイムで見ていたWBCの名シーンが脳裏に蘇り、ときには涙が止まらなかった箇所も笑
栗山氏の伝えてくれた大事な言葉を、自分の人生に活かしていきたいと、再読して学びを深めたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
・信じるより信じ切る
・人は自分で決めたことでなければ、やり切れない
・勘違いしたことで、良いこともある
・周りはスゴイと思い過ぎない
・人が苦しむのは、比較から始まる
・良い人に交わると、良い結果に巡り会える
・人生には、無駄なものは一切ない
・まず自分を褒める
・人の成長を最も妨げるのは言い訳
・自分を活かす道を見つける
・人が成熟する速度は、どれだけ恥に耐えられるかに比例する
・綺麗に喋れれば、伝わるわけではない
・自然と向き合う時は見返りを求めない
・椅子をしまう、ゴミを拾うなどの習慣が人生に出る
・「易経」読もう
・人間は弱いから形が大事
・平常心でいることが、判断にとって大事(三原 -
Posted by ブクログ
ネタバレWBC優勝に感動して読んだ本。
栗山監督のファンになった。
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⚫︎倉本聡さん…人生では批判する側ではなく、批判される側にいるべきだ 8〜9ページ
批判をする側は、作られたもの、起こったものに対して意見する立場だす。私自身は、何かを作り出す立場に充実感を覚えます。遣り甲斐を感じて頑張れるタイプです。いまこの瞬間ではなく、5年後でも、10年後でもなく、50年後にどう評価されるのかを意識して、私は監督という仕事に務めています。
⚫︎70ページ
徳は孤ならず、必ずとなりあり
自分なりの目標や夢を見つけたら、孤独になることを恐れずにいたい。
目標に向かっていくあなたに、『論語』のこの言葉を贈り -
Posted by ブクログ
一番、ピッチャー、大谷翔平
普通なら絶対無理なゲーム差をひっくり返してリーグ優勝するために選んだ施策。何も言わずに監督の説明を聞いていた大谷選手は「ホームラン打ってきまーす」と告げてベンチを出て、その通り打ってしまう。
ひたすら本を読んで先人の教えを学ぶ。易経。
言葉を書いて貼る。
懐紙を持ち歩く。ノートに書く。
服装を整える。掃除をする。部屋を綺麗に使う。挨拶負けをしない。お礼状を書く。
僕が感じたのは、あなたたちは、優勝していいですよと言う、神様からのメッセージでした。今年のあなたたちなら、優勝してもいい。
問われているのは、それだけのことをやったのか、でした。神様に、優勝しても -
Posted by ブクログ
2023年WBC優勝監督の栗山英樹さんの侍ジャパンでの試合の振り返りとそのシーンに合った、故事成語を著わした一冊です。この一冊で「論語」、「易経」その他の先人たちの言葉が活き活きと綴られています。WBCのキャンプから決勝戦での勝利まで、「あのシーンではこういった事実があった」など野球ファン垂涎のエピソードがギッシリ詰まっています。源田の骨折の際に栗山さんが彼に掛けた言葉に対する返事の情熱に満ちた言葉だったり、ダルビッシュのチームに対する献身的な姿などは涙が出そうになりました。最後に締められた栗山さんの言葉には、本当に温かい我々読者へのエールがあり、そこも読みどころでした。
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Posted by ブクログ
栗山英樹さんのご著書は、数々拝読してきましたが、この本も自分にとっては想い出に残る一冊となりました。本書を読んで、一番心に響いたのは、『「できるか、できないか」から考えない。できなくてもいいから、こうやりたいから始まる』でした。人間、自分の力量を考えてできるかできないか可能性を先に考えて、結局、行動しないという風に陥りがちですが、そこは考えず、まず行動してみる。これには、大いに共感しました。他にも栗山さんが大切にしている先人たちの言葉など数々参考になる言葉がありました。それと、自分と栗山さんとの習慣の共通点も何点かあり、例えば、「読書から学ぶ」、「体調を整えておくために普段からあまり飲酒はしな
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Posted by ブクログ
【世界一までの道のりを臨場感を感じながら読める一冊】
記憶にも新しいWBC2023での世界一。村上選手の不振からの準決勝での一打や、骨折しながらも起用された源田選手のエピソード、また、大谷選手やダルビッシュ選手のエピソードなど、さまざまな話しがメディアでは取り上げられていますが、それら全てを現象として起こした全ての起点には栗山監督の考え方が表れているのだなとわかる一冊です。裏話的なことではなく、栗山監督がどんな書物や偉人の言葉を大切にしながら、ホテルに戻ってから決断を重ねたのか、選手とのやりとりの中で心では本当はどう思っていたのか?など、知れば知るほど『WBCを初戦からもう一度見たくなる!』そ