あらすじ
コーチ経験もなく監督に就任したものの、周囲の心配をよそに名選手を育て上げ続ける知将・栗山英樹監督が、毎日つけているノートの言葉を初めて紐解き、人と組織と自分自身の育て方を解説。なぜ勝てないのか、なぜ勝てるのか。どんな時に人は育つのか。万人に通じる勝利と育成の方程式がここにある。組織を率いるリーダーのみならず、子供を育てる親や教師にも、また自分をより良く成長させたい若者にも贈る、熱烈メッセージ。
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2025年
作品 No.15
栗山監督の頭の中を覗いているようだ。
その中は多くの引き出しで埋め尽くされている。
引き出されてはしまわれる。
彼の頭はこれを繰り返しながら最適解を常に探し求めていた。
「実直」
この言葉が似合う監督は栗山監督以上にはいないと思う。
生きることや野球に対して真面目。
そんな生き様を感じれるノートだった。
古典や名言など、学びを野球に活かす姿勢は学びたいと思った。
しかし、それ以上に、野球が好きだということが伝わった。
そして、選手としては一流と言えないけれど、監督として一流になった真髄は、自分の好きなことと得意なことを一致させることにあるのだろう。
『栗山ノート2』も読みたくなった。
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様々な困難に立ち向かい乗り越えてきた栗山さんだからこそ、説得力のある内容でした。
根底にあるのは「周りの人を喜ばせること」。そのために誰よりも自分が努力し、自分自身を磨き続ける。その姿勢を愚直に貫き通した結果が、この本の後のWBC世界一などの成功につながっていくんですね。
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WBC優勝に感動して読んだ本。
栗山監督のファンになった。
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⚫︎倉本聡さん…人生では批判する側ではなく、批判される側にいるべきだ 8〜9ページ
批判をする側は、作られたもの、起こったものに対して意見する立場だす。私自身は、何かを作り出す立場に充実感を覚えます。遣り甲斐を感じて頑張れるタイプです。いまこの瞬間ではなく、5年後でも、10年後でもなく、50年後にどう評価されるのかを意識して、私は監督という仕事に務めています。
⚫︎70ページ
徳は孤ならず、必ずとなりあり
自分なりの目標や夢を見つけたら、孤独になることを恐れずにいたい。
目標に向かっていくあなたに、『論語』のこの言葉を贈ります。正しい道を歩んでいけばーライバルを蹴落とすことに執着するのではなく、自分の内面と行動を磨くことに魂を注いでいけば、並走してくれる仲間が、手助けをしてくれる賛同者が、必ず現れるでしょう。
⚫︎84〜85ページ
安岡正篤さん
「一燈照隅」
「大きなことを口にするよりもまず、自分がいるその場所を明るく照らす」
「環境が人を作るということにとらわれてしまえば、人は単なるもの、単なる機会になってしまう。環境に左右されてはいけない」
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⭕️栗山ノート
夢を夢のままで終わらせるのか、正夢にするのか
才能の有無ではなく、やるかないか
その選手の将来のためになるか
これが唯一の行動規範
大谷翔平は自分ルールがあった
自分の野球にマイナスになる言葉は決して近づけなかった、チームのことも同じ。
その人の言葉でチーム力がわかる。
「繋いでくれて」など、他の人のおかげがあってという前提で話す
何かで負けるのは、相手の方がド真剣に生きているから。
自分磨き
自分が出来ることを広げていくこと
人間のしなければいけないこと
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昨年WBC後に手に取り一気読み。
今回再読しました。
栗山監督が歩まれてきた道のりが、古典の金言と重なり学びの多い本ですね。
リーダー、将たるものの考え方や行動を学ぶに素晴らしい一冊です。
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仕事で精神的にダメになった1ヶ月前に「できない原因を見つけあげて褒める」という栗山監督の言葉に救われて、手に取ってみた現在。人としてすごく尊敬できる人であるし、何より孔子などの古人のお言葉をくみとって現代に生かせるように書かれていて見入ってしまいました。栗山監督すばらしい人です。
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栗山さんがノートに残してきた珠玉の言霊集。
どんな時も驕らず昂らず、誰かに感謝して、自分に問いかけて、自分を磨き続ける。それってとっても難しいことだけれど、たくさんの本から出会うこういう言葉たちとそれを書き留めたノートが、道を外れそうな自分をもう一度立ち止まらせ、奮い立たせてくれるのか。
大事なのは飲んで終わりにしないこと。
始めよう、今日から。
ありがとう。
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トータルして感じたことは、栗山さんは感謝の気持ちを持ち、自分を支えてくれる人たちのために生きているということです。
自分だけが良ければ良いという考えは持たれていないことを強く感じました。
その境地を開拓されたのも、書き綴ったノートのおかげでしょうし、その前提には読み続けている本のおかげなのだと思います。
自分は非力であることを自覚し、そのためにずっと勉強し続けていらっしゃる努力の方なんですね。
私と照らし合わせてみると、決して現状に満足しているわけではないのに、栗山さんの様に勉強出来てないですし、努力の大切さを教えて頂きました。それもコツコツと地道に継続して勉強することの大切さを教えて頂きました。
本に出てくる数々の言葉を一度ではインプット出来ていないので、何回も読み返したい本です。
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野球へのアツい思い、
人を大切にする心、
挑戦し続ける熱意…
あのドラマのようなWBCは、これまでの栗山監督の行動一つ一つの積み重ねだったような気がする。
だからこそ、「野球の神様」が微笑んでくれたのだと思う。
そこまで野球に興味なかった私のような人の心もとらえるような試合だったと思う。
これを読むと、大変な読書家だったのだと改めて感じる。今も昔も、人としての生き方は普遍的に変わらない。
これからも、つまづきそうになったときに、力をくれる、そんな一冊になった。
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スポーツ選手の自伝?を初めて読んだが、WBC世界一の実績もあり、考え方やこの人への尊敬含め説得力のある一冊であった。
この本が出た当初は、普通に素晴らしい監督だっただけだったかもしれないが、この当時から将来に何か残すことを意識されていたのは予言のようで素晴らしいと思う。
また、試合が上手くいかなかったときには、自分の反省をしっかりして、ノートに残すこと、成長できるチャンスと思うこと、等考え方が非常に参考になった。僕も日記をつけているが反省や振り返りからの成長が出来るよう心がけていきたい。
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栗山監督のお人柄を感じさせてくれる一冊。監督さんが読んだ古典を引用して、ご自身の経験を書き下ろしている。監督さんの謙虚さが感じさせていただいた。
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監督としては超一流の実績を残している栗山氏がどんなことを考えていたのかがエピソードを交えて、古典などの言葉を通じて理解ができる本です。
自分もノートに書き留めてなんてのを実践したいです。
これは、一度読めば終わりなどというものではなく、事あるごとに読みたい一冊です。
この前、続編を買いましたのでこちらも読みたいです。
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「2」から読んだのですが、
その前作である本作は、現役監督時代のもので、
だからこその苦悩と、
それに対しての名言・格言が目白押しです。
その格言たちは、古典の授業っぽくて、
やや難しいのですが、
その分だけ深く入り込ませようとしてきます。
その栗山解説という感じですね。
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WBCの時に栗山監督が持ってるノートを海外報道陣がデスノートと呼んでたらしい、と聞いて興味を持ちました。
baseballと野球はもはや別物な気がします。
古くは王貞治さんから、イチローさん、松井秀喜さん、昨今のオオタニサンまで、練習とかトレーニングというより、修業とか鍛錬とか、野球道みたいな感じかする。私が知らないだけで他の競技のアスリートも同様な求道者でいらっしゃるのかもしれませんが。
一日は一生の縮図なり、という言葉が紹介されていて感銘を受けました。いろいろあっても最期は「ありがとう」と笑顔でお別れしたいと思っていて、その練習として寝る前に笑顔で感謝して眠ろう、と思ったけど、あっさり忘れて寝落ちしてしまいました。人生の最期もいつのまにか終わっちゃうってことかしら。ある意味、私らしいかもしれません。
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栗山さんは現役時代から知っていたが、20代で引退してるとは思わなかった。
また、WBCの優勝で一目置くところはあったが、ここまで勉強熱心とは思わなかった。
もしかしたら…大谷翔平がもし栗山監督の下のファイターズに入らなかったら…大谷翔平の人生がちょっとだけ違った可能性があったかも、栗山監督でなかったら…WBCは勝てなかったかも…と思った。
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【驕り高ぶらず謙虚に】
栗山監督の言葉一つ一つからは、そんな生き方を感じることができます。何事にも慢心せずに、常に上を目指して生き続ける。先人たちの知恵や言葉に頼りながらも、今自分はどうするべきか?という対話を続ける。その先人たちからの学びと対話について触れることができる一冊です。
特に印象に残ったフレーズとして、
「大切な人の笑顔とありがとうという感謝の言葉は、金銭欲を支配欲を自己顕示欲を、物欲などを一瞬にして消し去るほどの魅力がある。」
自分自身の監督としての評価よりも、誰か(ファンや選手の自己実現)のためにという思いが伝わってきます。
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WBC優勝で再注目される栗山英樹監督の著書。書き続ける野球ノートの中から名言名文句を引き出し、自身の野球人生に重ねて解説する。
学芸大出身で教員免許取得。異質な経歴のプロ野球選手だった栗山英樹氏。さすがに知識の引き出しが非常に多い。これも日頃の読書等の賜物だろう。
ノムさん本ほどの説教臭はないのが良い。
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社会人に入って100冊目!!
自分の意識と繋がるところもあり共感したが、それ以上に栗山さんの何からも誰からも謙虚に学ぼうとする姿勢に心を動かされた。いつまでも学び続ける向上心は自身も今まで以上に大事にしていきたいし、改めて生き方を考えることができた。
(100冊目というのも何かのご縁?)
最も印象的なのは批判とどう向き合うかという話。
人生においての考え方のヒントをもらえた気がする。
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WBCを特集したテレビ番組で、ある選手が栗山監督は大変な読書家だと言っていたことが残っていて、書店で目にして思わず買った本。シーズン中の出来事や、選手とのやり取り等のエピソードを交え、ヒトとして大切にしてきたこと、監督として思い悩んだこと、考えてきたことを、中国や日本の古典等から心の支え・指針としてきた言葉と共に日々綴っている野球ノートというより人生ノートをベースにした一冊。選手としてのキャリアや指導者としての経験がないことに悩みながら、大好きな野球への思いを胸に努力を怠らず克服してきた軌跡と思いと人柄が伝わってくる。
こんなに数多くの著書があることは知らなかった。
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栗山さんは本当に謙虚。
若い人のこともよく考えていて素晴らしいと思いました。
考えてみたら、野球チームの監督は高校を出たばかりの若い子から扱っていくのだから、人生の方向づけにまで影響を与える立場なんだよなぁと。
初心を忘れないこういう方と出会える選手は恵まれていると思う。
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WBCの日本の監督!優勝を機に本を読んでみました。文章はとても熱心で熱い人柄が溢れでた内容でした。確かに現役時代すごい成績を残したわけでもなく、体格的にも恵まれた感じではなかったけど、晩成型なのですかね。勉強や努力は惜しまない、決して他人のせいにはしない、どこか苦しい選択をしているようにも見えますが、ちゃんと報われてるんだな、と思えました。
たくさん出てくる論語は気になりますね。
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栗山監督のリーダーとしての考え方には以前から関心があったので、WBC優勝をきっかけにようやく手に取った。内容は論語などの中国の古典の言葉を中心に、それを実際の選手・監督時代に実例として当てはめて解説したもの。ものすごく心に刺さる、という言葉がなかったのは、自分が過去に読んできた本で皆が言っていることと同じだった、ということかな。読みやすさは良好だった。
Posted by ブクログ
想像した栗山監督とは異なり、失礼だけれど、こんなに勉強して、こんなに考えて野球の監督をし、人生を歩んでいるのだとわかった。
孟子、孔子を始めとする著名な哲学者達の言葉が、響いてくる。
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その教訓ワードとこの場面がフィットするのか?と思うこともあったが、私の野球の知識不足のせいかもしれない。
何にせよ、落ち目でも不運でもすべてポジティブに変えていくようなマインドが垣間見られる。
Posted by ブクログ
たくさんの努力や学びをされていると言うことが本から感じられました。野球の監督とは野球だけでなく、いろんなものを背負っていかなければいけないのですね
Posted by ブクログ
自分が無意識にノムさんの本と比べてしまったのがいけないのですが、少し内容薄いような気もしました。たた、この方はとても日々勉強して日々書き連ねて自身を磨いてきたのだなと、実直に誠実に人や物事に向き合っているのだなと強く感じました。