あらすじ
コーチ経験もなく監督に就任したものの、周囲の心配をよそに名選手を育て上げ続ける知将・栗山英樹監督が、毎日つけているノートの言葉を初めて紐解き、人と組織と自分自身の育て方を解説。なぜ勝てないのか、なぜ勝てるのか。どんな時に人は育つのか。万人に通じる勝利と育成の方程式がここにある。組織を率いるリーダーのみならず、子供を育てる親や教師にも、また自分をより良く成長させたい若者にも贈る、熱烈メッセージ。
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Posted by ブクログ
WBC優勝に感動して読んだ本。
栗山監督のファンになった。
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⚫︎倉本聡さん…人生では批判する側ではなく、批判される側にいるべきだ 8〜9ページ
批判をする側は、作られたもの、起こったものに対して意見する立場だす。私自身は、何かを作り出す立場に充実感を覚えます。遣り甲斐を感じて頑張れるタイプです。いまこの瞬間ではなく、5年後でも、10年後でもなく、50年後にどう評価されるのかを意識して、私は監督という仕事に務めています。
⚫︎70ページ
徳は孤ならず、必ずとなりあり
自分なりの目標や夢を見つけたら、孤独になることを恐れずにいたい。
目標に向かっていくあなたに、『論語』のこの言葉を贈ります。正しい道を歩んでいけばーライバルを蹴落とすことに執着するのではなく、自分の内面と行動を磨くことに魂を注いでいけば、並走してくれる仲間が、手助けをしてくれる賛同者が、必ず現れるでしょう。
⚫︎84〜85ページ
安岡正篤さん
「一燈照隅」
「大きなことを口にするよりもまず、自分がいるその場所を明るく照らす」
「環境が人を作るということにとらわれてしまえば、人は単なるもの、単なる機会になってしまう。環境に左右されてはいけない」