船戸与一のレビュー一覧

  • 神話の果て 【新装版】

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    かつて文化人類学の学究だった志度正平は、あるできごとをきっかけに民間の破壊工作員となった。
    ニューヨークで白人の娼婦ロッサナと自堕落な同棲生活を送っていた志度のもとに新しい依頼があった。
    アメリカ巨大鉱業会社から、ペルーの山岳ゲリラの首領抹殺の仕事がきたのだ。
    志度は首都リマに向かった。
    ペルーの首都リマに到着した志度正平は、自分に酷似した日系の革命家ツトム・オオシタになりすまし、二人のインディオと共にゲリラの進発地チャカラコ渓谷に向け出発した。
    4千メートルを超すアンデスの山々を越えていくつかの戦闘に耐え、ゲリラの進発地に潜入した志度を過酷な運命が待ち受けていた。

    どうした船戸!うすいよ!

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    2009年10月04日
  • 猛き箱舟 下

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    舟戸与一の傑作。香坂と隠岐との確執(というか裏切りに対する復讐)、そしてサハラでの完結。始まりの雪山。すべてが恐ろしいまでの世界観。読め!上下巻あり。

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    2009年10月07日
  • 血と夢 増補新版

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    現在ニュース等でもあまり見かけなくなったアフガニスタン情勢。
    少し前まではイスラム原理主義者タリバンが支配し、その前は旧ソ連の後押しを受けた政府の支配下にありアメリカの後押しを受けたムジャヒディンと呼ばれるイスラム教徒との熾烈なゲリラ戦が展開されていた。
    この本はそんな旧ソ連勢力対ムジャヒディンの熾烈な戦いが繰り広げられるアフガニスタンの大地を舞台に、元エリート自衛隊員が旧ソ連が開発した世界の武器の常識を覆す新兵器を入手するためにアメリカ情報機関の依頼で侵入する。

    しかし、彼の心には消したくても消せない親友への負い目を背負っていた・・・。
    そしてそれが友情を大事にしていた彼を変えて今っていた

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    2009年10月04日
  • 午後の行商人

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    カメラマンを目指しメキシコ旅行中の主人公が現地の行商人と出会い旅の同行をする。民族解放運動や様々な文化。価値観など考えさせられた。

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    2009年10月04日
  • 虹の谷の五月 下

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    ジャピーノのトシオ君が、少年から青年へどんどん成長していくの。
    ゲリラ、誘拐、日本円、売買春、闘鶏・・・・東南アジアが充満しているお話しなのよねぇ。
    こういうのを書ける方って、尊敬してしまうです。

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    2009年10月04日