船戸与一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かつて文化人類学の学究だった志度正平は、あるできごとをきっかけに民間の破壊工作員となった。
ニューヨークで白人の娼婦ロッサナと自堕落な同棲生活を送っていた志度のもとに新しい依頼があった。
アメリカ巨大鉱業会社から、ペルーの山岳ゲリラの首領抹殺の仕事がきたのだ。
志度は首都リマに向かった。
ペルーの首都リマに到着した志度正平は、自分に酷似した日系の革命家ツトム・オオシタになりすまし、二人のインディオと共にゲリラの進発地チャカラコ渓谷に向け出発した。
4千メートルを超すアンデスの山々を越えていくつかの戦闘に耐え、ゲリラの進発地に潜入した志度を過酷な運命が待ち受けていた。
どうした船戸!うすいよ! -
Posted by ブクログ
現在ニュース等でもあまり見かけなくなったアフガニスタン情勢。
少し前まではイスラム原理主義者タリバンが支配し、その前は旧ソ連の後押しを受けた政府の支配下にありアメリカの後押しを受けたムジャヒディンと呼ばれるイスラム教徒との熾烈なゲリラ戦が展開されていた。
この本はそんな旧ソ連勢力対ムジャヒディンの熾烈な戦いが繰り広げられるアフガニスタンの大地を舞台に、元エリート自衛隊員が旧ソ連が開発した世界の武器の常識を覆す新兵器を入手するためにアメリカ情報機関の依頼で侵入する。
しかし、彼の心には消したくても消せない親友への負い目を背負っていた・・・。
そしてそれが友情を大事にしていた彼を変えて今っていた