柳家喬太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ落語の『品川心中』の小説化。
元々の話を知らないことを後悔。
品川の遊郭で板頭をしていたお染はいつの間にか客が減っていて、新しい着物や布団をあつらえる金がない。
でも、一度は板頭になったプライドがあるお染は店から金を借りることなどできない。
いっそのこと死んでしまおうかとも思うが、金がなくて死んだと思われるのも業腹で心中して果てようと考える。
相手は親類縁者もいない金蔵という男。
さて、この心中は上手くいくのかどうか……。
原作を読んでみたいです。遊女たちの切なさや悲しさをどう語られてきたのか知りたいなぁと思いましたよ。
お染姐さんはなかなかにいい性格で私は大好きです♪ -
Posted by ブクログ
ネット発の数ある異世界物の中でも異色の、噺家を召喚した物語である。本格的に落語を扱っていて、モデルとなったらしい柳家喬太郎氏が監修を務めている点においても、異色の作品だろう。
筋立てとしては、元となる落語(例えば元犬)を異世界風にアレンジし(元竜及び元スライム)、それによって魔族の侵攻に喘ぐサイトピア国を少しずつ盛り立てていく物語になっている。
主人公である楽々亭一福の飄々とした落語家らしい立ち振る舞いも含め、非常に完成度の高い作品だ。おそらく、ネット発の物語の中でも指折りの作品だろう。
ネット版もある程度読んだ上での感想になるが、一冊としてのまとまりを持った構成の仕方なども達者であ -
Posted by ブクログ
最近落語に興味がわいてきて、タイトルで購入。
異世界に召喚されてしまった落語家の一福さんが
すばらしい順応性を発揮して召喚された世界に
笑いと和をもたらすお話しでした。
「エルフやドワーフが住む剣と魔法の世界」は
他のファンタジーや映画でなんとなく知っている
世界。
どちらかというと落語のほうが自分にとっては
観る・触れる機会が少ないもののような気がします。
一福さんの噺は、もともとある落語の噺をファンタジーの
世界に通用するようアレンジしているとのこと。
私は元の噺をまだ知らないものも多いので、
これから自分の世界の落語もみてみたい、と
読みながら思いました。
2巻以降早く出てくれた -
ネタバレ 購入済み
理不尽
アヤメさんいい事言った、いい事したって感じで、多ら福を現世に繋いだみたいだけど、
召喚して、救世主じゃ無いと、放り出されて、殺されそうになって、次は殺そうとした相手に役に立ちそうだと誘拐されて。
その殺そうとした、誘拐した相手が、今度は、貴方は救世主だから、この世界に関わって、この国を、私達を助けて下さいだなんて、調子良すぎでしょう。
多ら福から様々な恩恵を受けるだけで、危害は加えても、恩は返しても無いくせに、何時までもお客様でいるなとか、良くまあ上から目線で言いやがる。
本当ムカつく。 -
ネタバレ 購入済み
陛下と娘
親子酒はなかなか良かったけど、やっぱり終わり方が中途半端に感じてイマイチ。
だだ関連して陛下とアヤメちゃんの関係が改善して行くところは良かった。 -
ネタバレ 購入済み
魔界へ?
ダークゲートで魔界へ…って、オイオイ、一巻目から魔族が来てたけど、それが今回も簡単に出来ちゃうなら、何で今まで王宮が攻められで無いのか分からんぞ?
更に魔族も人間?
違いが有るんでは無いの?
桂三枝より立川談志のが強そうね。
救出の戦闘であんなに押され気味で、戦争で勝てるのか疑問に感じる。
落語にしても、ストーリーにしてもアラが気になって面白みが半減。 -
ネタバレ 購入済み
落語がイマイチ
いくら頭を回すのが同じと言っても、手水回しと長頭回しは勘違いなだけで聞き間違いじゃ無いし、老番人ビックヘルとローリングビックヘッドの聞き間違いは、ひど過ぎ。
自分が知ってるのと微妙に違うせいなのか、途中の説明のせいなのか、ラクゴだからなのか、どうも落語が面白く無い。