中町信のレビュー一覧

  • 空白の殺意

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    「〜の殺意」シリーズ、なんで「空白?」と思いつつ…
    高校野球にまつわる不祥事絡みの殺人事件。なんとなーくで犯人を想像できてしまう感はあるのだけど、すごく読みやすい!
    でもこういう理由の殺人って、なかなか実際には起こしづらいよなぁと思ったり…

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    2021年02月01日
  • 天啓の殺意

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    ネタバレ

    叙述トリックは叙述トリックだと明言することがネタバレだったりするが、さすがにこれはもういいかな、と。帯とかでも散々煽ってるし。さすがに古い作品なので、今の読者の多くは仕掛けに気づくんじゃないかと思いますけどね。それより気になるのは謎のリーダビリティ。普通、この手の(見の蓋もなく言えば)トリックだけの作品って、けっこう退屈だったりするのだけれど、それがてんでない。なんだろう。

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    2021年01月16日
  • 偶然の殺意

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    浅草の寿司屋の大将·山内はある日常連客の花房三兄妹+αから遺産相続の話を聞く。相続人が亡くなった場合の物騒な条件を笑い話にしていたが、地震の被害に巻き込まれて一人が死亡…と思われていたが毒殺と判明。そしてすぐに二人目の被害者が。1995年刊行だけど時代設定としては遥か昔の昭和感覚。刑事が山内の寿司屋でまったりしたり捜査状況漏らし過ぎとか。男女関係や行動がステレオタイプとか。そのせいかどんどん事件が起きるけど殺伐さはあまりない。トリックは正当派だと思うけどこれは感覚的には納得出来なかった。いや私逆だし。

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    2021年01月01日
  • 天啓の殺意

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    作家の柳生は推理小説の問題編を自分が、その解決編を指定した別の作家が執筆するという犯人当てリレー小説を提案した。
    柳生自身も解決編を執筆するため逗留するが突如失踪する。
    しかもその小説は実在の未解決事件を綴ったものだった。
    まず設定が面白いし、あのモヤッとする結末も悪くない。
    アガサ・クリスティの作品で使われそうなトリックだなと思った。

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    2020年07月24日
  • 偶然の殺意

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    うーーん中町信は好きなんだけど、いくつかこういった時系列が単純な作品があって、それだと彼の持ち味のよね良さがいかされない、と勝手に偉そうなことを思ってしまう。ただ、文章は丁寧にかかれている感じがするのでこの星数にしてみました。

    1995年に出された作品のタイトル変更しての出版。何年か前に、著者の本がクローズアップされたのを機に、読者が増えたからかな。私もその一人だけど。

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    2020年07月21日
  • 天啓の殺意

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    ネタバレ

    正統派の推理小説。
    どんでん返しの小説が流行っているから、そういうジャンルに入れられているのかもしれないが、そういうのを求めてこの本を読んではいけないと思う。
    そもそも推理小説は犯人が意外であることが当然で、もし当たり前の人が犯人だったら、読者は逆にビックリしてしまうから、そんな小説が出たらどんでん返しになるのかな。

    リレー小説を書くことによって復讐するっていう発想が面白い。
    肉付きがよい、とか
    こまたのきれあがった、とか
    レトロな言い回しも楽しい。
    思い切り気持ちよく騙されてしまった。

    犯人は途中から、もしかして。。。と思い、結局当たってはいたが、動機と犯行方法が分からなかった。答えが合

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    2020年04月16日
  • 天啓の殺意

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    どんでん返しものが好きなので購入しました。騙されないぞ!と思っても騙されてしまいました。でも、それも満足です。

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    2019年12月17日
  • 天啓の殺意

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    書店に天啓・模倣・空白の殺意が並べられており、ミステリーに明るくない私は、「お!聞かない作家だけど、3冊同時発売か?有望新人かも」などと無知にして無礼な動機により読むこととなった。そうですか、著者はすでに逝去なさり、この初版刊行から37年も経っておるのね。どおりでご婦人の物言いが古典的で、それがまた艶っぽく感じる。「~ですわ」だもの。肝心の展開と謎解きについては、もちろん犯人を解きあてるに及ばず「そうきたか」てなもんです。さすがに柳生氏の自殺は、まやかしと見抜いた。明日子の事故が偶発であるのは読めず、これいかがなものかと思うのですわ。

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    2019年06月04日
  • 天啓の殺意

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    びっくりな構図で面白かった!

    書店で平積みになっておすすめされていたので読んでみました。
    初っ端から「著者のひっかけに騙されるな」という内容の注意書きがあるので、だいぶ気を付けて読んだつもりなのですが、気負いすぎたからか、ど頭の方で仕掛けられた細かいひっかけに気づかず、見事に最後のネタばらしまで騙され続けました。

    このタイプの小説は私は初めてだったので、新しい視点も手に入れられましたし、カラクリが楽しかったです。
    ★を低めにしたのは、殺意の理由が弱かったため。加筆したそうですが、それでも弱かったと感じるので、そこはちょっと残念でした。

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    2019年01月24日
  • 天啓の殺意

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    スランプ中の推理作家が持ち込んできた犯人当てリレー小説。その問題篇だけを残して推理作家は失踪してしまう。また、その内容が作者の創作ではなく実際の事件を描いていることが判明し――。

    推理作家が書いた『問題篇』をまるごと取り込んだ作中作モノで、単調になるかと思いきや、細かいヒネリで話の内容が二転三転していくので、飽きずにすいすい読めました。

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    2018年11月24日
  • 天啓の殺意

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    叙述トリックのために叙述トリックを書きました、といった感じ。不自然さはぬぐえないが、物語そのものはなかなかデコボコと出来事が起きるので飽きない。根っからのミステリー好きなんだろうなあという印象を受ける。そして少しひねくれている。

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    2018年10月27日
  • 天啓の殺意

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    文芸雑誌編集者は推理作家から他の作家との犯人当てのリレー小説を提案される。その原稿の問題編を読んだ編集者はある事に気付き…
    中町さんの作品は始めて読むのですが叙述トリックを得意としているとの事で騙されないぞと慎重に読んでいたあの時は既に騙されていたのね。
    まだ理解できていない所もありそう。

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    2018年10月25日
  • 三幕の殺意

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    ネタバレ

    随分古い時代の叙述トリックミステリー。
    「最後の3行に衝撃」とあって、歌野正午の「葉桜の季節に…」みたいな衝撃を味わえたらと思って手に取ってみた。

    なるほど衝撃は衝撃である、作者はあとがきで「ラスト3行を長編改訂にあたって追記した」と言ってるが、この3行がないこの作品の読み所はどこだったのか?と思うくらいに重要な、文庫本1冊をこの3行のために読んでいるようなミステリーである。

    ミステリー以上の小説ではないが、叙述ミステリーとしてはなかなかの快作。

    余談:しかし、尾瀬って、ずっと長いこと布団1枚に複数人って混み方してんだなぁ(笑

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    2018年03月26日
  • 天啓の殺意

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    ネタバレ

    2017年60冊目。
    最後まで分からなかった叙述トリックモノ。中町信作品は2作目、前回も叙述トリックモノだった気がする。
    ちょっともう一度整理して最初から読み直したい。
    まだ完全に理解出来てない気がする。

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    2017年12月07日
  • 天啓の殺意

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    ネタバレ

    落ち目の推理作家が犯人当てリレー小説の原稿を推理雑誌の編集者に持ち込んだ直後に失踪。編集者は、その原稿が過去に起こった事件そのままであることに気づき、その真相解明のために調査に乗り出す。
    作中にその原稿を取り込んだプロットが面白い。事件関係者相互の関係性の構築が巧妙。旅情性もあって、とても読みやすい作品だ。
    『捜査』の章の最後まで読むと犯人がわかってしまうが、「この人物に本当に犯行可能なのか?」と不思議に思い、ページを繰りなおしてみた。確かに非常に意外性のある真相ではあるが、インチキすれすれというよりも、インチキそのものとしか思えない記述には、評価を下げざるをえない。

    (ネタバレ)
    犯人は、

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    2016年06月20日
  • 模倣の殺意

    購入済み

    つまらん。

    なんで、こんなつまらん本が ''これはすごい''なんて
    帯をつけているのか理解出来んわ。

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    2016年06月06日
  • 三幕の殺意

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    ネタバレ

     尾瀬沼の湖畔に建つ朝日小屋で,日田原聖太が殺害される。朝日小屋には,日田原から脅迫されていた唐品由美,土地を騙し取られ,小説についてもこき下ろされている神崎良介,子どもの関係で脅迫されている津村武彦,日出原に騙され,美味い汁を吸われた山岸勝男,そして,時折挿入される謎の男のモノローグ。
     物語が複雑さを増しているのは,この日田原をめぐる人物のほかに,三浦大次郎,熊谷咲子,塩見幸太郎といったメンバーが,三浦が前に宿泊したときに女を自殺に見せかけ殺害したという話を交えているからだと思われる。
     また,村長秀一というカメラマンが動き回ったり,朝日小屋の主人の姪である野坂富美子の存在,朝日小屋の従業

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    2015年12月13日
  • 天啓の殺意

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    叙述物という事で、1行1行用心しながら読んだ。
    しかし、騙された…
    無難に面白かったが、内容は直ぐに忘れそう。

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    2015年10月16日
  • 空白の殺意

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    『高校野球殺人事件』を改題・改稿した作品。高校野球が事件の背景として扱われる程度に留まっているのは残念ですし、意外性もいまいちです。
    しかし、二転三転するプロットは非常に考え抜かれていて、出来自体はシリーズの中で一番ではないかと思います。切れ味鋭いエピローグが最も印象的です。

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    2015年07月21日
  • 追憶の殺意

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    「模倣の殺意」に続いて中町氏二作目。
    自動車教習所で起こった3つの殺人事件。
    指導員と教習者の絡み合った人間模様を背景に、容疑者が準備したアリバイを崩していく刑事達の執念が読みどころ!

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    2015年03月22日