中町信のレビュー一覧

  • 模倣の殺意

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    本屋のポップ、帯の内容に惹かれ、手に取りました。最後まで予想できない展開で面白かったです。気づけなかった!悔しいです笑
    見落としてる点もたくさんありそうなので、読み返す予定です。

    会話や時代背景がやや昔に感じられましたが、初版の年を見て納得しました。初めて名前を知った作家さんでしたが、これを機に他の作品も読んでみたいと思います。

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    2023年12月11日
  • 模倣の殺意

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    ネタバレ

    7/7に死んだ坂井正男と坂井正男。時間差トリックに完全に騙された。想像していた結末と違いすぎてびっくり。

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    2023年12月08日
  • 天啓の殺意

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    久しぶりにこの手のミステリを読みました。もう少し注意深く読めたらと思いました。うまく騙されて、面白かったです、

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    2023年09月13日
  • 天啓の殺意

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    「中町信」の長篇ミステリ小説『天啓の殺意(英題:The Apocalyptic Fugue)』を読みました。
    『模倣の殺意』、『追憶の殺意』に続き、「中町信」の作品です。

    -----story-------------
    「柳生照彦」から持ち込まれた犯人当てリレー小説――「柳生」の問題編に対し、タレント作家の「尾道由起子」に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる――要するに作家同士の知恵比べをしよう、という企画は順調に進行するかに見えたが……。
    問題編を渡したまま、「柳生」は逗留先から姿を消し、しかもその小説は半年前の実在事件を赤裸々に綴ったものだった。
    『散歩する死者』の全面改稿

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    2023年08月18日
  • 死の湖畔 Murder by The Lake 三部作#2 告発(accusation) 十和田湖・夏の日の悲劇

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    甘めだけど、この評価。普通に面白かった。
    複雑に入り組む事件と見えていたことが全てではないけど、二転三転する様相は良かった。
    まあやっぱり人は死にすぎだよね。とは思うけど。

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    2023年04月02日
  • 天啓の殺意

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    ネタバレ

    ミステリーの問題編と解答編とを別々の作家が描く。 推理作家・柳生照彦から提案された企画は順調に進んでいくかと思われたが提出された問題編は半年前の事件をそのまま告発したものだった。 そして失踪する柳生照彦と殺されてゆく事件関係者。 問題編から犯人は「あの人物」しか成しえないと結論づけられるが・・・。

    作中作の終わりを誤認させる壮大なプロットトリックである。 一章の「事件」が作中作で二章の「追及」から明日子による捜査が始まってるように見えるが実際は「追及」も柳生氏による原稿で作中作である。 これにより明日子を探偵役として偽装する強烈なトリックである。

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    2023年06月18日
  • 死の湖畔 Murder by The Lake 三部作#1 追憶(recollection) 田沢湖からの手紙

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    ネタバレ

     日本脳外科医の第一人者・堂上に届いたのは、妻が田沢湖で遺体で発見されたという知らせ。彼女は15年前のある事件の真相を追って同窓会に参加していた。15年前に殺されたある男とその事件の容疑者、そして壊された家族、妻の死の動機は一体どこにあるのか。過去の事件に口を閉ざす関係者は次々と殺されていく、残された手掛かりは妻が最期に残した手紙、そこに宛てられたタンちゃん呼ばれた人物・・・。

     1983年刊行の田沢湖殺人事件の改題および徳間文庫からの復刊ですね。死の湖畔三部作ということでこの後に二作出るようですが内容的な繋がりはなかったはず。新本格以前の作品であり、携帯電話は無し、時刻表有りといった80年

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    2023年02月13日
  • 死の湖畔 Murder by The Lake 三部作#2 告発(accusation) 十和田湖・夏の日の悲劇

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    ネタバレ

     徳間文庫による故・中町信氏の復刊企画、「死の湖畔三部作」の第2弾が刊行された。第1弾に当たる『田沢湖殺人事件』の復刊から約1年が経過。今回は『十和田湖殺人事件』だそうです。もっと早く出るものだと思っていたが、早速読んでみる。

     騙しの派手さという点では『田沢湖殺人事件』が上かもしれないが、本作もある意味十分派手だろう。とにかく事件関係者が死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。容疑者候補がことごとく死ぬのだから、その度に推理のやり直しとなり、苦笑せざるを得ない。

     オープニングから凄い。釧路発の航空機に同乗していた関係者たちが、墜落によっていきなり死ぬ。笑うに笑えん。初版刊行は日航機墜落事故の翌年であり、よく

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    2023年01月16日
  • 死の湖畔 Murder by The Lake 三部作#1 追憶(recollection) 田沢湖からの手紙

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    昔ながらの旅情トラベル本格ミステリー復刊。現在と15年前の事件が交錯していき… #死の湖畔 #追憶

    ■あらすじ
    脳外科医である主人公は、田沢湖で妻が亡くなったとの連絡を受ける。同窓会に出席していた妻だったが、どうやら学生時代の殺人事件の真相を追っていたようだ。過去と現在の事件が重なり合っていくうちに、連鎖的に事件が発生していき…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    いいですね~ 昔ながらの火曜サスペンス劇場を見ているようです。
    残念ながら作者は他界されているようで、本作は復刊とのこと。かつての隠れた傑作をじっくりと堪能させていただきました。

    本作なによりも、しっとりとした昔ながらのミステリー観

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    2023年01月08日
  • 死の湖畔 Murder by The Lake 三部作#1 追憶(recollection) 田沢湖からの手紙

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    後期作品と初期の復刊作品読んでいるからこそ言えますが、やっぱり人がバタバタ死にすぎ。
    とはいえ、この作品はミステリの面白さを十分味わわせてくれています。
    最初の死の意味あいを考えながら展開の二転三転はめちゃくちゃいい。

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    2022年08月06日
  • 死の湖畔 Murder by The Lake 三部作#1 追憶(recollection) 田沢湖からの手紙

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    ネタバレ

     故・中町信氏は、多数の著作を残したものの、現在ほとんどが絶版である。一部作品が、改題の上創元推理文庫から復刊され、ミステリ好きの間ではちょっとした話題となったが、徳間文庫からも復刊が進んでいるらしい。

     本作は1983年に『田沢湖殺人事件』として刊行され、今年1月に改題の上徳間文庫から復刊された。今後「死の湖畔三部作」として刊行予定だそうで、徳間書店としても力を入れているようだ。何だかどこかで見たようなカバーイラストだな。

     他作品同様に、本作も過度な期待はせずに読み始めた。意外や意外と言ったら故人に大変失礼かもしれないが、自分が読んだ数少ない中町信作品の中では最も面白かった。内容は明解

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    2022年02月10日
  • 追憶の殺意

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    自動車教習所で起きる連続殺人。とくに、鍵のかかった教習棟で起きた殺人は、時間的にもアリバイがある人ばかり。アリバイトリックとしてかなり精密に作り込まれた作品。時代的な古さは感じるものの、最後の解決編は読みごたえがありました。

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    2021年09月23日
  • 三幕の殺意

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    昭和40年の12月、雪に降り籠められた尾瀬沼の湖畔にある山小屋の離れで日田原という男が殺害された。山小屋には複数の泊まり客がいたが皆日田原と因縁があり誰が犯人でもおかしくない。客の一人、刑事の津村が中心になって聞き込みが始まるが犯行時刻がまず曖昧で皆のアリバイだけでは犯人が絞れない。真相は?泊まり客毎に視点が次々切り替わりながら話が進んでいくのでもしかして地の文で嘘つかれているのでは?と疑っていたけどきちんとフェアでした。今回は謎の男の正体や犯人やトリックはあー成程、位だったけど最後の三行の締め方が黒く鮮やか。嫌なニヤニヤ笑いが目に浮かぶわー。

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    2021年07月12日
  • 天啓の殺意

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    読者を謀ることを目的に書かれた作品
    トリックが読者に対して施されている
    というか、これって反則じゃない?

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    2021年06月10日
  • 天啓の殺意

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    推理小説作家が問題編を書いたあと、リレー形式での連載を提案。解答編を別の作家にという趣向だったが、問題編が実在の事件を前提としたものであることがわかり、また、関係者が次々と殺されていく。
    ヒントがちりばめられており、これだと思って読み進めるが、どんでん返しの連続。このスタイル好きですが、振り回されている感じがなんとも言えない。

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    2021年03月07日
  • 天啓の殺意

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    犯人当てリレー小説を残して消えた作家。そしてその内容の謎を探る編集者明日子。
    もしや犯人は…?と真相の直前で気づき、真相編を読んで、叙述トリックなるほどーと思わされた。途中で気になってたところもちゃんと伏線回収されてたし、面白かった!

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    2021年01月22日
  • 三幕の殺意

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    「~の殺意」シリーズの4冊目でしたが、本作は、いろいろな人間から恨みを買っている人間への殺意をもっている人達が一同に山荘に集結し、その恨みを買っている人間が殺され、誰が犯人なのか?というのを推理する展開でしたが、犯人解明のポイント(犯人にしか知り得ない情報)や動機というのが、なかなか秀逸で、最後のオチも面白かったです!

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    2019年09月07日
  • 天啓の殺意

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    模倣の殺意に続き作者もので読んだのは2冊目となりましたが、本作はリレー小説という作者と編者者との会話からスタートし、なんとなくは感じていた本ならではの展開というか、これはリアルな展開なのか?それとも本に書かれている内容の話なのか?というところがトリックになっていて、それが分かってしまうと自然と犯人も特定できてしまうということにもなりますが、なかなか楽しめた作品でした!

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    2019年08月31日
  • 天啓の殺意

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    本屋で偶然見かけた本。本格ミステリ、どんでん返しものはまず犯人が当てられない私はまんまと騙され、意外性に驚いた。ただ、推理小説を読み慣れていない人や昔ながらの時系列推理小説に頭が慣れていないと良く整理できず、
    結果トリックの隠れ蓑になってしまうのかな、と。リズムが良くページをめくる手が止まらないことは保証する。

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    2019年06月19日
  • 天啓の殺意

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    ネタバレ

     故・中町信氏は、多数の著作を残したものの、現在ほとんどが絶版である。一部作品が、改題の上創元推理文庫に収録されている。

     1982年に『散歩する死者』という題で刊行された本作も、そんな数少ない作品の1つ。書店で平積みされていたのを見つけて、手に取った。自分が中町氏の作品を読むのは初めてではないし、それほど高く買っていない。過大な期待は最初から抱いていなかった。

     本作を含め、数作品を読んだのみであるが、お世辞にも文章がうまい作家ではない。それでもカルト的に支持されるのは、「騙し」の部分だろう。人物が多すぎる上に、次々と死んでしまい、おいおいどう収拾させるんだこれと思いながら読んでいたが…

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    2019年01月31日