中町信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ尾瀬沼の湖畔に建つ朝日小屋で,日田原聖太が殺害される。朝日小屋には,日田原から脅迫されていた唐品由美,土地を騙し取られ,小説についてもこき下ろされている神崎良介,子どもの関係で脅迫されている津村武彦,日出原に騙され,美味い汁を吸われた山岸勝男,そして,時折挿入される謎の男のモノローグ。
物語が複雑さを増しているのは,この日田原をめぐる人物のほかに,三浦大次郎,熊谷咲子,塩見幸太郎といったメンバーが,三浦が前に宿泊したときに女を自殺に見せかけ殺害したという話を交えているからだと思われる。
また,村長秀一というカメラマンが動き回ったり,朝日小屋の主人の姪である野坂富美子の存在,朝日小屋の従業員である戸沢とよ,岡本花江の動きなども,読者の目を惑わせる。
骨格はいたってシンプルであり,電話、電報を使って殺人時間をずらし,アリバイを確保するというトリック。真犯人は神崎良介であり,動機は,日田原から受け取った小説の原稿を賞に応募し,受賞したことから,日田原を殺害し,原稿を完全に自分のものにしようとしたというものだった。
物語のオチは,神崎が日田原を殺害してまで手に入れた原稿が,海外ミステリの翻訳であったというもの
短篇で使うようなシンプルなトリックをうまく膨らませた秀作だとは思うが,トリックが今となってはやや陳腐。中町信の文章の文体が肌に合うので,その点は加点するが,★3止まりかな。 -
Posted by ブクログ
携帯電話って、ミステリの世界では無粋な存在でしかないよね。というわけで、今作はそんな無粋な横槍の心配がない古き良き昭和40年代が舞台です。電話線一本切れば外界との連絡が取れなくなる雪の山荘…最高~(^з^)むふ
アリバイ崩しはミステリのトリックの中ではあまり好きなものではないのですが、今作に関しては見るのが煩わしい時刻表もなく、分かりやすい時間系列と分かりやすい容疑者達の行動のお陰でいつもよりとっつきやすかったのが良かったな~( ^ ^ )
ラスト三行の衝撃!みたいな帯がありましたが、そこらへんはあまり期待せずに読んだ方が良いです。十中八九、皆さんの期待してる裏切り方じゃない、だけどあまり考えずに読んでたらビックリできるようなラストなので。とりあえず言えることは、犯人、ドンマイ!笑
……これも、記録取る前に売っちゃったから、いつも以上に内容の無いコメントになってしまった…( ; ; )およー