平岡陽明のレビュー一覧

  • マイ・グレート・ファーザー

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    面白かった〜♪
    久しぶりにタイムリープ物読みました
    そして初めての平岡陽明さん

    カメラマンとして生きてきた直志
    妻には先立たれ、一人息子はひきこもり
    カメラマンとしての仕事は行き詰まりマンションの借金もある…
    アルバイトのゴミ収集でなんとか凌いでいたがもう限界を感じていたのだが…

    タイムリープ先は30年前の父親が事故死する四日前…伊豆の競輪場

    多額の借金を事故死の保険金でチャラにした父
    死ぬまで自分勝手に生きた父

    ハッピーエンドに泣けます。゚(゚´ω`゚)゚。
    良き一冊で満足です♪


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    2025年04月27日
  • マイ・グレート・ファーザー

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    帯を書かれた担当編集者さん。本書を送り出して下さり、心より感謝申し上げます。心の芯まで温かくなる、素朴で懐かしい物語でした。感涙に咽び、心が洗われました。付箋を貼って手許に置いてあります。平岡陽明先生、次回作も心待ちにしております。

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    2025年04月20日
  • マイ・グレート・ファーザー

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    良い作品を読ませてもらいました
    私が拙い感想を述べるより、帯に書かれている編集者さんの言葉を読んでいただく方が伝わると思います。

    ひとつだけ…
    装画の福田平八郎の「雲」を読後に見たとき、こみ上げて来るものがありました。
     日本画の大家福田平八郎の作品、掲載許可には大変なご苦労があったはずです。
     編集者さんのこの作品にかける想いが伝わります。

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    2025年03月15日
  • 素数とバレーボール

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    41歳それぞれの生き方があり、自分ならどうだろうと考えながら読み進める。基本的に人に対する優しさが出ている話なので、安心して楽しく読めた。

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    2024年10月06日
  • ぼくもだよ。 神楽坂の奇跡の木曜日

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    盲目の書評家竹宮よう子さんと出版社の担当希子さんのやりとりから始まり、次に6年前に念願だった古本屋を始めたけど離婚してひとり息子と木曜日にだけ会える本間さんが語り手になる。ふたりの語りが交互に置かれ、やがて交錯していく。
    タイトルの「ぼくもだよ」が早々に出てきてあれ?と思っていたら、、、、。
    表紙から盲導犬のアンがぼくもだよって言うのかと思ってけど、それは外れ。
    ふたりとも本が好きで、色々な書名が出てくるのも興味深かった。

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    2024年06月18日
  • 僕が死ぬまでにしたいこと

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    行き詰まった人生を起動したい、ロスジェネ世代中年男の物語

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    40歳、独身、フリーライター。「喪失の世代(ロスジェネ)」と言われるけれど、どんな世代もそれぞれの喪失(ロス)を抱えて生きている。再び妻と暮らしたい73歳。突然やくざライターに転身した同級生40歳。普通に憧れる漫画家30歳。仙人志望の15歳。目を背けてきた喪失(ロス)と向き合い僕がみつけた「希望」は。文庫化に際し『ロス男』改題。

    幸福って、なんだ?
    幸せとか、愛とか、希望とか。
    大切なことはどうして曖昧なものばかりなんだ。
    答えろ、誰か。

    本当の人生を起動したい。

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    2024年04月19日
  • イシマル書房 編集部

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    ネタバレ

    会社存続の危機にある出版社イシマル書房。存続するためにはベストセラー小説を生み出さねばならない。奮闘する本を愛する人達の姿に胸が熱くなりました。
    ある理由で一度は筆を折った著者の島津さんが再度奮起して書くことに決めた題材は古事記。私は歴史ものはどちらかというと苦手なジャンルなんですが、この島津さんが書いた古事記なら読んでみたいって思いました。
    そして最後は涙なしでは読めなかったです。。

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    2022年11月19日
  • 松田さんの181日

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    掛値なしの星5つ。デビュー作を含め6篇全てが粒揃いの作品。巧緻な心理描写、計算された構成、行間に溢れる機微…説得力ある筆力で共感と人情を生み出す。温かくて笑えて泣かせる素敵な一冊です。

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    2022年11月04日
  • 松田さんの181日

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     6編からなる短編集。
     1話目の表題作は、「オール読物」新人賞受賞作。

          * * * * *

     表題作は、さすが新人賞にふさわしい出来栄えでした。
     人間としての度量があり役者としての技量にも優れながら、「華がない」という、自分ではどうしようもない弱点のためにメジャーになれない。それでも、そんな不条理に動ずることなく飄々と役者人生を全うする松田さんの姿が心を打ちます。

     この「松田さんの 181日」で狂言回しを務めた7流脚本家・寺田は、最終話「マリーさんの 101日」でも同様の役割を演じていて、松田さんの最期に寄り添った時間が寺田にとって糧(少しばかりだが)となり、「舞台」や

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    2022年07月30日
  • イシマル書房 編集部

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    主人公の満島絢子は、念願が叶って小さな出版社のイシマル書房にインターンとして入社することができました。しかし、イシマル書房の経営は危機的状況で、出資を受けている親会社に、半年で経営が改善できなければ、パチンコの会社に株を売却すると最後通告されます。そこで、起死回生のために、経験豊富な引退した編集者を募集し、ベストセラー小説を出版することにします。イシマル書房の石丸社長を中心に、主人公の絢子、元編集者の岩田鉄夫、過去に岩田が担当していたときにトラブルに見舞われた小説家の島津や出版仲間、本を愛する人々により、親会社から株を買い戻すために奔走します。
    小説・本好きの人のための小説で、楽しく読みました

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    2020年01月23日
  • 松田さんの181日

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    最近、映画を見て「泣ける」ってのが流行ってるらしい。そんな映画のアニメをみても泣けなかった。
    だけど、この本は心の奥に響いてくる。さびた大人にしか通じないかも知れないけどね。

    私も歳をとったんだなと、感じてしまう一冊でした。

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    2016年12月20日
  • 松田さんの181日

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    何これ。
    しらない人なのに面白くてびっくりした。

    舞台役者の死ぬまでの話
    やんちゃなオッさんの話
    首切りジョージ

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    2016年12月03日
  • 僕が死ぬまでにしたいこと

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    みんな少しずつダメな部分があるところがリアルで好きでした。

    器用に生きようとしなくても良いのかなって思わせてくれました。
    お酒が好きな人はお勧めです。
    美味しそうな描写がちらほら。

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    2025年11月09日
  • マイ・グレート・ファーザー

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    カメラマンの男は一時はうまくいっていた仕事が下降し始め
    生ゴミの収集で生活を支えている
    妻は病死 息子は引きこもり学校にいかなくなった
    その上プロゲーマーになりたいと言う

    最後の仕事と引き受けた撮影のあと
    タイムスリップして死んだ父親に出会った
    やり手で不動産や多くの商売を手がけていたがバブルが崩壊して
    借金まみれで自動車事故で死んだ父親
    競馬場で会った父親と行動することで
    息子への思いや子どもへの接し方を
    教わった

    仕事への思いや今まで不足していた事を振り返り
    息子を支持して再び写真への思いを
    語り再出発しようとする

    いい内容
    すんなり読める
    毎日の生活や人との関係など考えさせてくれる

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    2025年08月25日
  • マイ・グレート・ファーザー

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    30年前にタイムスリップし、亡き父と出会う。だらしがなくて好きではなかったはずなのに、愛されたいし認められたい、と本当は思っていたのだなぁ。泣ける。

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    2025年08月17日
  • 素数とバレーボール

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    ネタバレ

    高校の部活が一緒だったひとの元に届いたメールによって、メンバーが再び連絡を取り合い、再会し、目的のために日々の生活や悩みを抱えつつもそれぞれが動く。なかなか現実でここまで行動することってないと思いつつ、ちょっとうらやましく思いました。
    5万年後ないしもっと早く全員が再会し、幸せな生活をしながらバレーをしたりして過ごしているところを想像しようとしましたが、スケールが大きすぎて全く想像できなかったです。
    未来に生きる人の言語、価値観、暮らしなどなどどうなっているのか、そもそも人類や生物はそこまで生きているのかと考えだしたら止まらなくなってしまうので(笑)

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    2025年08月13日
  • マイ・グレート・ファーザー

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    優しくて、明日からの自分に勇気をもらえる
    〝父と息子の物語〟

    みんみんさんの本棚より選書致しました
    ありがとうございます(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*⁠。


    主人公は、廃業を考えているカメラマンの時岡直志・46歳
    そんな直志が仕事で訪れた伊東で経験する不思議な話




    地震をきっかけにタイムスリップ。
    〝お告げ〟の声が聞こえるなど、分かりやすいストーリーで物語に入りやすい。
    そして父と息子の物語には、つい涙腺が緩んでしまう。

    200頁ほどの読みやすい文章で、誰にでもオススメできる優しい物語だと思う。


    ラストシーン
    「見える人には見えるだろう。
    この写真のなかに、永遠の姿をとどめ

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    2025年07月23日
  • 素数とバレーボール

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    みんみんの本棚から
    バレーボールと聞きまして(๑・̑◡・̑๑)
    バレーの話ではないですけれど
    ボール3球分くらいは、バレーの話(*´꒳`*)

    高校時代のバレーボール部のチームメイトの元に41歳の誕生日を迎えた順に元チームメイト「ガンプ君」から同じ内容のメッセージが届く

    ガンプ君は若き日アメリカに渡り成功者となり大きな資産を築いていた
    天才理系は 素数が好き
    ガンプ君の存在はラストまで謎めいたまま
    5人のチームメイトの41歳の問題を物語る
    会社のパワハラ、不倫、離婚等々現代的社会問題を多岐に
    41歳までの人生の選択に溜息をつく男達
    そこへガンプ君からのメッセージ
    男達はそれぞれの過去と折り合

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    2025年06月05日
  • マイ・グレート・ファーザー

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    カメラマンを辞めようと思っている俺と引きこもり息子。なぜか過去にタイムスリップし、事故で死んだダメ父に会う。一緒に競輪をすると、、

    ありがちそうな話に意外性が沢山付加されて、なかなか面白くなった。結末は想像できるものなのにそこまでグイグイ読ませる。

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    2025年05月25日
  • ぼくもだよ。 神楽坂の奇跡の木曜日

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    神楽坂、盲目の書評家、母との不和、作家デビュー、顔に火傷、ちくま文庫の女、関西弁の編集者、バツイチ、閉店間際の古本屋、週一しか会えない子供、高校時代の恋、親友の嘘、元妻の再婚、コンセプトカフェ…

    気になるワードやエピソードが次々と出てくる。
    登場人物の誰もが、自分や自分の人生に少しずつ傷や負い目を負っている人たち。
    だけど、最初はまったく無関係見えたそれらが、ページを捲るごとに近づき…最後は一つに重なる。

    こんな奇跡ならいくらでもあっていい。
    優しさと正直さが報われる話。

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    2025年04月24日