平岡陽明のレビュー一覧

  • 松田さんの181日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     平岡陽明「松田さんの181日」、2016.11発行、連作と独立の短編6話。タイトルにもなっている「松田さんの181日」が良かったです。ゴルフや麻雀など私がやらないことがテーマの話があったからか、全般的にイマイチな印象が残りました。

    0
    2022年02月11日
  • イシマル書房 編集部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    書店、出版業界のお話は興味あるので目に止まると手に取ってしまう。今時の業界が厳しいのは想像はできるけど実際働いている人のことはこんな小説を読むと伝わりやすい。軸となるのが歴史小説で古事記、正直あまりそそられなかったけど今は興味もてなくてもいつか開眼するかもしれないな。絢子さんの速読の能力は羨ましい、編集者として今後も才能を発揮していくに違いない。

    0
    2020年04月07日
  • ライオンズ、1958。

    Posted by ブクログ

    1950年代後半の博多の街を舞台に、「史上最強のスラッガー大下弘」と「伝説のやくざ」と「普通の記者」の仁義と友情を描く著者のデビュー長編作品。
    「野武士軍団」や「神様仏様稲尾様」など、伝説として野球ファンに語り継がれる西鉄ライオンズ。史上最も博多の街を熱くしたあの頃の雰囲気が伝わってくる。男の仁義は美学である。

    0
    2018年06月19日
  • イシマル書房 編集部

    Posted by ブクログ

    小説で「読書メーター」の文字を目にするとは。

    経営難の新興出版社、起死回生の一手は、引退した編集者を迎え、剽窃疑惑で文壇から消えた作家を擁しての歴史小説だった。

    赤裸々な出版、書店の裏話もあり、編集と作家と経営の心得としても面白い。後半の展開の速さと出来過ぎた展開は気になるが(炎上ネタが結果的に話題になる、ってのはありそうだけど)、全体としては楽しく読めた。

    なお読書メーターは、がっつり出てきた割には物語の根幹に関わってはこずに、ちょっと残念。

    0
    2018年01月09日
  • 松田さんの181日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションだと思って
    読み始めたのに・・
    フィクション??だった
    別にいいけど~~
    生きにくい人なのか

    0
    2017年04月22日
  • 松田さんの181日

    Posted by ブクログ

    オール讀物新人賞受賞作である表題作がやはりものすごくよかった。
    末期癌の松田さんの最後の181日。人柄の良さが滲み出ており、松田さんを取材する寺ちゃんの憎めない感じもまたいい。
    病気ものとかで泣かすのは狡いと思うタイプなのですが、これは、死ぬということで泣かすのではない。よかったなー、温かい人たちに囲まれ慕われ幸せだなーと目頭が熱くなる。まぁ結局死ぬから泣けるのかもしれないけど、作者はとても筆力があるなと思った。淡々としているのに読ませる。
    床屋とプロゴルファーも好きだった。

    0
    2017年03月08日