森川幸人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
”イラストで読む”といった題名ですがポップなカラー印刷でキャラクターが教える~のような内容ではない。
しかし、数学要素や専門用語を理解した程のAI本ではなく、
概念的な話や今までの動向を一般家庭への普及や生活の中を実例に挙げて解説されているため
身近に感じ初歩学習として内容の理解が可能。
将棋AIやクイズ番組に出演するAI、東大に入れるかを試すAIなど
出来ること、出来ないこと、得意なこと、不得意なことなどを例に
「漠然とした人間の代わりになると思うAI」といった知識から脱することができる。
また、要所に知らない単語や専門用語が出てきた際にもネットで検索しながら読み進めることで
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Posted by ブクログ
最近何かと話題になっている人工知能について知りたいと思って手に取った一冊(最初と最後にシンギュラリティを紹介している辺りが)。68のキーワードを紹介していくタイプで,その単語についてイラスト入りで分かりやすく説明されている。帯に糸井重里さんのメッセージがあるとおり,別に前提知識は共有されないので一般向きの本と言える。ただし,微妙に周辺知識があるとイラストはより一層楽しめる。
最初の一文はさも人工知能について知りたくて出会った本のように見えるけれど,事実はその重要な動機となったアプモンのAI監修の人(三宅陽一郎さん)の本ということでほぼ名指し。近辺で登録したアイテムを見ればバレバレか。そして過去 -
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Posted by ブクログ
御多分に漏れず、標榜「絵でわかる」にありがちな絵の軽妙さと内容の難解さとの乖離が著しいが、AI絡みの用語解説集としては優秀な本だ。バスワード的に語られる「AI」なるものの関連ワードを広く普く(そして浅く)拾い上げている。脳科学分野の進歩と応用が今日のAI発展の鍵につながっているが、その分野もきちんとフォローしているのはよい。
他方で「遺伝子的アルゴリズム」「ニューラルネットワーク」と並列でいまさらの「エキスパートシステム」を語っていたりと、何がトレンドで何が重要なのか意味の重み付けはされていないので、読んでいて記憶には残りにくいかもしれない。あくまで用語解説集として読むのがよいだろう。