牧野千穂のレビュー一覧

  • おやすみまくら

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    『レミーさんのひきだし』の作者の文と、『うきわねこ』の作者の絵。豪華なコラボ。
    話はシンプル。おやすみしたくないこねんこさんと、自分を枕にどうぞと現れるもの。この繰り返し。反復は絵本の王道だな。
    絵もいい。色づかいが心地よい。枕を試すこねんこさんのなんと気持ち良さそうなこと!
    読み終わって2ページ目の見開きに戻ると、ああこんなところにこんなものがという発見がある。

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    2025年03月22日
  • ショコラ・アソート あの子からの贈りもの

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    え、めちゃくちゃ良い!スピンオフらしいので、元の作品読みたくなりました。児童文学らしく素晴らしい言葉が散りばめられていて、大人の私でもハッとさせられる。あかずきんちゃん、バカナタの話あたりのリアルな心理描写がすごいね。

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    2025年01月06日
  • おやすみまくら

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    枕にするには理想的な、ふっわふわで、ふっかふかの素材たちが登場します。その質感とぬくもりのある絵が、 大人の私が見ても「 はぁ〜♡」と 癒されます。寒い冬にぴったりの温かさを感じる絵本です。
    おやすみの時間なのに寝たくない “こんねこさん”のところへ次々にやってくる、まくらになりそうなものたち。「可愛い〜」「おいしそう!」「気持ちよさそう‥」「あったかそう‥」などなど、そのものが持つ特徴的なふわふわ感が、気持ちをまぁるくしてくれます。

    イラストレーターの牧野千穂さんの描く絵は、シンプルな油彩画のように余分なものがなく、塗り込められているのに、温かい空気が漂います。文書は、詩人の斉藤倫さんと、絵本作家のうきまるさんのコラボ。短いセンテンスの中にやさしさと癒しが感じられます。

    読んであげるなら2歳児くらいから。ひとりで読むなら(見るなら)年長さんくらいからがお勧めです。

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    2025年01月03日
  • おやすみまくら

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    おやすみしたくないこねんこちやん、いろんな動物さんたちがマクラになってくれて、そのどれもが気持ちよさそうなの。
    これから暑い夏になるから、クラゲの枕が欲しいなぁ。
    ひんやりプルンプルンで気持ちいいだろうなぁ。

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    2024年05月27日
  • おやすみまくら

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    猫さんの夢見るまくらはとっても気持ち良さそう。
    羊さんがいっぱい出てきてびっくりしたけど、たくさんの羊さんの上で気持ちよさそう。

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    2024年02月03日
  • おやすみまくら

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    可愛い。まだ眠りたくないこねんこちゃんと、いろんなまくらさんがとても可愛い。

    牧野千穂さんの絵、好きです。

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    2024年01月12日
  • ガラスの梨 ちいやんの戦争

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    ネタバレ

    昭和16年に小学校3年だった大阪生まれの主人公が、戦前・戦中・戦後、どのように生活したか また、当時日本はどのような状況だったかを具体的に実話を元に描いた物語だった。
    今まで色々な、太平洋戦争を元にした物語を読んできたが、1番悲惨な環境だなと思った。

    赤ちゃんの時に亡くなった子供を含めて10人。そのうちの5人と両親の家族だった主人公。

    京都在住のサバサバ系長女。婚約者が戦死。母と主人公、三男の生活の手助けやお金の工面をしてくれた。のちに結婚し、主人公の娘を養女とした。

    結婚後、吹田市に移住した長男。嫁のせいで人間性が変わる。母と主人公、三男、愛犬が居候してきた時は、嫁のいいなりだった。

    だれにでも優しく、山仕事と動物園の手伝いをしていたが出征した次男。出征して4ヶ月で戦死。

    車掌の次女。のちに結婚して独立。

    あだな「ちいやん」の主人公。戦時中、母と三男、愛犬の面倒や看病などをしていた。のちに結婚し、3人生まれる。

    甘えん坊で主人公の2つ下の三男。母と主人公、愛犬といつも一緒だった。

    三男が小一の時に拾って飼い始めた愛犬。主人公の長女が生まれる前の年に亡くなった。

    防空壕に避難したが、焼夷弾が落ちて命からがら避難したり、見渡す限り火の海で知り合いや一緒に避難した名前も知らない人が目の前で飛び散った炎や焼夷弾で殺されても自分の命を守るために無我夢中で逃げ回ったり、安全な場所を求めて何回も引越ししたり…。本当に、戦争中は「大変」という言葉で済まされないくらい大変な生活だったんだなと改めて知った。

    本文から、知らなかったことなど
    1 子供が履く運動靴は靴屋の店頭から消え、学校からの抽選配給となった。抽選配給のため、抽選に当たる人、当たらない人との差が激しく、当たらない人は永遠と小さい靴を履いていた。

    2 憲兵と別に、思想犯や社会運動をする人を取り締まる特別高等警察がいた。

    3 戦死者を出した家庭は名誉ある家のため、玄関に「誉の家」と書かれた紙を貼るよう町から配られた。

    4 昭和18年に死者1万人の、鳥取地震や本州西部に台風が来て大被害が出たが、メディアは控えめに報道していた。

    5 集団疎開先で使う布団などは寝る本人が持参する。また、集団疎開しても食材は自分達で調達する。

    6 空襲の火災が広がらないように、密集している家々を壊すことで家を壊した空き地を防火帯にする、建物疎開というものがあった。それに当てはまる住民は強制的に引越しさせられた。

    7 焼夷弾からはじけて飛んだ、ゼリーのような火油は張り付いたら最後、皮膚だろうが、服だろうがくっついたまま、燃え続ける。水をかけても、燃え広がって火が消えない。

    8 GHQが来ても配給制度は変わらず、物資・食料の不足は戦時中より悪くなった。

    9 違法な闇市で買った品物が見つかれば全て警察に没収された。

    10 戦後も停電だったが、市電はいつも動いていた。けれど、それに乗ると取り締まりの警官が巡回してくることが多かった。

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    2023年10月09日
  • ガラスの梨 ちいやんの戦争

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    戦争は人を壊し、仲良しだった人をも引き裂いてしまう。紙切れ一枚で大事な家族を招集して、紙切れ一枚で存在を決してしまう恐ろしい国。戦死するのが名誉で、戦死したらおめでとうと言われる。金属だけではなく、飼い犬も兵隊のために献納する。それがかつての日本だった。戦争の直接の描写自体も恐ろしいが、戦争へ向かって突き進む国の描写もまた恐ろしかった。本当に戦争は二度としてほしくない。犠牲になるのはいつでも一番弱い非戦闘民なのだから。

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    2022年08月23日
  • ガラスの梨 ちいやんの戦争

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    前から気になっていたもの。戦禍の大阪を舞台とした児童文学。戦争は絶対に繰り返してはいけない。著者の母がモデルと言うだけあり、真に迫るものがある。

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    2022年06月07日
  • ガラスの梨 ちいやんの戦争

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    今!戦争文学!
    子どもたちに伝えたい
    戦争の残酷さを
    繰り返し伝えなければと
    世界をぼんやり見てるだけでも思ってしまう

    お母さんの実体験をもとにつづられた描写
    息がつまる

    大人と子どもに向けられた作者の熱い想いを感じる

    ≪ 暴走の世界が行く先 あの恐怖 ≫

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    2018年10月01日
  • 海に向かう足あと

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    タイトルに魅かれ手にし
    表紙で決めた
    ヨットオタクかと思っていたら
    まさかの・・・
    悪い人が一人もいない

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    2018年05月03日
  • 海に向かう足あと

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    前半と後半で全く気持ちが変わる。反転だ。
    平和ボケじゃないのか?!と、どやしつけられた。

    出来れば、前半のストーリーが最後まで続けば良かったな

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    2017年05月08日
  • 猫の形をした幸福

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    若夫婦が猫を飼い、とても幸せに暮らしていたが‥?
    愛あふれる切ない物語。

    彩乃と未知男は見合いで出会って一目惚れ。
    すぐに結婚して北米にわたります。
    どちらもバツイチで、抱えているものもありました。
    理想的な相手と、きれいな田舎町で暮らすことに。
    まるで少女の夢見た物語のように、甘く可愛らしい展開。

    保護施設で見つけた長毛のうつくしい雄猫マキシモ。
    猫のことで毎日笑い、夢中になり、猫を中心にすっぽりと愛に包まれた暮らしが積み重なってゆきます。
    そして16年。
    猫の病気を見守る日々から、喪失へ。
    これまでの幸福が暗転したかのように、苦しむことになります。

    愛猫との暮らしぶりと、その後の嘆きがあまりにリアル。
    設定は私小説というわけではないのでしょうが。
    猫を見送った辛さを、こういう形で描かずには、乗り越えられなかったのかも。

    夫婦でも悲しみ方にも違いがあり、慰め合おうにも当初は互いの顔を見ても悲しみが増すばかり。
    やがて、二人の胸の中に同じ形をした空洞があると思うに至ります。
    やっと少しずつ、気持ちの整理がつきかけたところまで描かれています。
    まったく身動きの取れないようだったのが、いつしかさらさらと変化していく兆し。
    そのことを救いに。

    経験があるので、気持ちはわかりすぎるほどでした。
    でもね‥出会えた喜びは、別れの辛さよりもきっと強いと思うんですよ。
    悲しみは完全に消えることはないけれど、苦しみはだんだん薄れていってくれます。
    そして、愛と幸せな思い出は、いつまでも続きます。

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    2016年09月10日
  • 猫の形をした幸福

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    なんとなく表紙が気になって手にしてみる。
    買い猫が死んじゃうお話なのね・・・と思いつつ、いったん手放すも、猫好きの本読み友達の顔が浮かんで、たまにはこういうのも読んでみますか、と購入w

    猫のかたちの幸せは、猫のかたちの空洞に・・・。
    愛し合っている二人は、喜びは何倍にもできるけど、喪失は半減させることができない。
    それぞれが猫のかたちの空洞をかかえ、それはそれぞれの方法で埋めていくしかないらしい。

    でも、その猫のかたちの空洞の中に猫はいる。
    埋めるのでなく、お互いがそれぞれの猫のかたちを、悲しいものとしてでなく、愛おしむことができるようになったとき、また三人で一緒に暮らせるようになる・・・きっと。
    そんな日が早く来るといいねと、そっと願いたくなる物語。

    未知男みたいなダンナさん、なんて理想的な!と思いながら読んでいたんだけど、あまりに猫を愛しすぎてて、ラストでは、やっぱこの人の妻はムリだな、と思うw

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    2016年07月10日
  • 猫の形をした幸福

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    小手鞠るいさんの
    恋愛小説を読むのは3回目ですが
    私はどれもかなり好きです。

    こんな愛の形もいいな、
    こんな夫婦になりたいな、
    って思えました。

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    2014年05月27日
  • ジョイ子とサスケ 初めてのともだち

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    誕生日が同じジョイ子とサスケ。
    片方は血統書つき、もう片方は雑種。性格も正反対なふたりは友だちになれるの?
    子犬の目からみた世界が、ふんわり、ほのぼのしていてステキです。
    表紙と裏表紙がイイよね!

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    2012年06月28日
  • 猫の形をした幸福

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    猫を飼っている人には堪らないと思う。
    堪らない、喜びと痛み。

    胸の中にいつも居る。いつまでも居る。

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    2012年01月07日
  • ショコラ・アソート あの子からの贈りもの

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    タイトルにひかれて読んだ本。
    読みやすかったので、小学生高学年から読めそう。
    子供ならではの感じ方とか、態度が懐かしい。
    ほんわかする一冊。

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    2026年05月09日
  • ショコラ・アソート あの子からの贈りもの

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    これまでの5作のサブキャラを主人公にしたスピンオフ。

    作者のあとがきもあります。

    個人的には『キャンドル』が好きで、そのスピンオフ「ラピスラズリの初恋」もよかったです。

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    2025年08月14日
  • ショコラ・アソート あの子からの贈りもの

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    『あの子の秘密』『キャンドル』『りぼんちゃん』『きみの話を聞かせてくれよ』『かなたのif』のスピンオフ短編集。(『かなたのif』のみ未読)『りぼんちゃん』が好きだったので、「あかずきんちゃんをさがして」が特によかった。城所潤さん(装丁)×牧野千穂さん(装画)のカバーも素敵。

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    2025年04月15日