渡部悦和のレビュー一覧

  • 自衛隊式メンタルトレーニング - 折れない心を育てる -

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    自衛隊の人がどんなメンタルセットでキツイ仕事をしているのか気になったので購入。
    普通に現代日本で生活してたら経験しないような人の死がとても近くにある状況で、自衛隊の方々もメンタルを崩してしまう人が多く、同じ人間なんだなと思った。
    メンタルトレーニングとして、やはり習慣化と云うのは強いと思ったので今後自分も実践していきたいと思った。

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    2024年08月15日
  • 自衛隊式メンタルトレーニング - 折れない心を育てる -

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    陸上自衛隊東部方面総監であった渡部悦和氏と
    陸上自衛隊衛生学校心理教官であった下園壮太氏との共著。

    それぞれ立場は違うものの、メンタルケアを重視し、
    自衛隊員の心の健康を維持するための対策に
    取り組んでこられた方です。

    自衛隊員のメンタルケアのために、どのようなことを考え、
    どのようなことを実践されていたか語られています。
    お二人がそろぞれ執筆した章のほかに、
    お二人の対談で構成された章もあり、
    大変読みやすい内容になっています。

    自衛隊での経験に基づいた内容にはなっていますが、
    自衛隊員に特化されたものではなく、
    万人のメンタルケアに通じるものだと思います。

    メンタル不調に陥るとき、

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    2024年02月03日
  • 現代戦争論―超「超限戦」- これが21世紀の戦いだ -

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    戦争は、まさに最先端技術の戦いであることを証する書籍

    韓非子、孫子、三国志の話があり、もはや、目的のためには手段を選ばない、制限を加えず、あらゆる可能な手段を採用して目的を達成するのが現代戦と言い切っている。
    孫子曰く、戦わずして勝つ。米軍が戦場に到達する前に、全てを決する、中国の見えない戦いが紹介されています。

    かって、陸海空の3軍といっていたものは、陸・海・空・宇宙・サイバー空間・電磁波・認知領域(誤情報、偽情報、悪意ある事実)の7領域について、全領域にわたっての総合戦争と位置付けています。さらに、政治戦、外交戦、経済戦、文化戦、宗教戦、貿易戦、心理戦、メディア戦、歴史戦、技術戦、デジ

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    2022年11月24日
  • ロシア・ウクライナ戦争と日本の防衛

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    元自衛隊の将官がロシア・ウクライナ戦を分析している書です

    2014年のロシアによるクリミア併合と、2022年7月時点で戦闘中のウクライナ戦について状況分析、解説、そして日本にとっての教訓を語られています。
    クリミア併合は、ハイブリッド戦の成功例、オールドメイン(全領域)での戦争と位置付けています。陸・海・空・宇宙・サイバー戦・電磁波に加えて、情報・認知・心理・経済・外交・エネルギー・法律・歴史・文化・宗教などでのドメインの戦いが重要であるといっています。
    現代戦も、孫子がかたるように国と国とを挙げた総力戦なのです。

    (理由:なぜ、ウクライナに侵攻)
    ・ロシアvsNATO 緩衝地帯がないとロ

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    2022年07月15日
  • 自衛隊は中国人民解放軍に敗北する!?――専守防衛が日本を滅ぼす

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    中国の躍進の勢いを改めて強く感じさせられた。
    日本の強みとなる分野はほとんど見当たらない。国家一丸となって頑張らないと差は大きくなるだけだと感じた。

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    2022年04月09日
  • 現代戦争論―超「超限戦」- これが21世紀の戦いだ -

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    超超限戦というタイトルは筆者の願いであって、何についての本かといえば現代戦とはどういうものかをわかりやすく説明するもの。
    1999年に世に出た超限戦、そこには戦争以外の戦争で戦争に勝つという思想が書かれている。そして現代戦は陸海空宇宙サイバー電磁波の6つの作戦領域全てで戦われることが前提である。
    このような現代戦に対しての米中露の取り組みと、それを受けて日本はいかにあるべきかについて説いている。新領域では攻撃側が圧倒的に有利にも関わらず日本は相当に出遅れており、米中技術覇権争いに対して国家ぐるみの態勢構築を主張している。

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    2020年12月04日
  • 現代戦争論―超「超限戦」- これが21世紀の戦いだ -

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    1999年に中国軍人が執筆、発表された「超限戦」。
    目的のためには手段を選ばない…
    20年経った今でも、中国のその姿勢は変わらない。

    本書では、中国、アメリカ、ロシアの現代戦の状況について詳しく解説。
    それに対し、日本はどうなのか…。

    戦いの場が宇宙、サイバー、電磁波、AIに広がった現代。
    本書を読むと、のんびり構えている場合ではない、
    人・モノ・技術・法制…あらゆる面で早急に対応していかなければ、
    そんな危機感を抱かざるをえなくなる、
    気づきを与える良書だと思います。

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    2020年07月16日
  • 米中戦争 そのとき日本は

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    現ハーバード大学アジアセンター・シニアフェローであり、東方総監も務めた元陸将が、戦略・予算評価センター(CSBA)のエアシーバトル構想(ASB)とその発展系であるJAM-GC、ランド研究所による米中武力衝突のシミュレーションを元に、起こりうる米中戦争と、その時の日本の立場、果たすべき役割を説く。
    この方は、以前からweb上のニュースサイトや学会誌みたいなのでランド研究所のシミュレーションの分析とかをしてたので、その成果を本にしたということなのだろう。著作物としては本書が初めてのようだが、従来より論文等で同様のテーマを防衛関係者に問うてきたこともあり、その内容はかなり信頼の置けるものになっている

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    2017年08月05日
  • 宇宙安全保障 宇宙がもたらす恩恵と宇宙の軍事脅威増大の相克

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    アメリカ、中国、ロシア、日本、それぞれの国での特に宇宙安全保障に関する政策の方向性や、組織構造について説明されている。
    各国の宇宙政策の方向性や主要組織の要点は以下。

    # アメリカ
    - 宇宙政策は一貫して、「宇宙におけるリーダーシップの維持」
    - 主要組織は、民生分野は米航空宇宙局(NASA)、軍事・安全保障分野は米宇宙軍(USSF)
    - NASAの任務は「すべての人々の利益のために宇宙の秘密を探究すること」
    - 宇宙軍の任務は「宇宙軍は、統合軍と連合軍の戦いを強化するグローバルな宇宙作戦を実施するためにガーディアンを組織化、訓練、装備の責任を負い、同時に国家目標を達成するための軍事的選択肢

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    2025年01月03日
  • 自衛隊式メンタルトレーニング - 折れない心を育てる -

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    自衛隊で実践されているメンタルトレーニングや死生観、メンタルダウンのステージなどを解説してくれている。また平時にできる予防策なども紹介してくれている。

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    2024年03月29日
  • 自衛隊式メンタルトレーニング - 折れない心を育てる -

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    メンタルトレーニングに興味があり手に取りました。

    日々積み重ねれば、強くなっていければと考えてましたが本書を読み考えが変わりました。

    休んでもいいし逃げてもいい
    元気な時に回避することを考える

    自衛隊のイメージがかわりました


    他にイメージを膨らませて、成功することを夜と朝に想像する
    実行していこうと思います。

    また、著者は読書家で、さまざまな本を紹介されてたので興味が出たものを読もうと思います。

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    2024年02月11日
  • ロシア・ウクライナ戦争と日本の防衛

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    常に状況が変化しているので、解説内容はその時点での解説と割り切る必要があります。
    ただし元自衛隊の方からの日本の安全保障への提言は十分な説得力のあるものと思います。

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    2023年05月06日
  • 言ってはいけない!?国家論 いまこそ、トランプの暴走、習近平の野望に学べ!

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    著者である渡部さんの「保守とは、日本の国益は何かを考え、そのために何だってするという考え方」との意見に、大変共感した。最近、右翼・左翼・保守・リベラルって何なのだろうとよくわからなくなっていた、というか今もよくわかっていないが、新たな見方が一つ加わったことは確かだ。あと上記4つのイデオロギーに加えて、ミアシャイマーたちのリアリズムというものがあることも知った。奥山さんが翻訳している本があるそうなので読んでみたい。
     政治・経済・外交・アカデミア・軍事はすべて関連するものであるのだということを念頭にニュースを見たり、選挙権を行使するためにも、もっと広い視野を持って様々な知見を蓄えていきたいと思う

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    2021年04月29日
  • 現代戦争論―超「超限戦」- これが21世紀の戦いだ -

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    現代戦において「情報」「宇宙」「サイバー」「電磁波」「アルゴリズム」「最終兵器」と各項目別に、中国・アメリカ・ロシア各国の現状を分析している。
    そして現在サイバー戦のカモになっている我が国は、技術覇権争いに対して国家ぐるみで、早急に態勢を確立すべきであると説く。
    最後に日本が目指すべき「現代戦」は、自由・民主主義などの普遍的価値を基盤にした王道を歩むべきであり、皮肉にも韓非子の「巧詐は拙誠にしかず」にヒントがあるという。

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    2020年09月09日
  • 中国人民解放軍の全貌 習近平 野望実現の切り札

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    陸幕副長を務めた人物による著。
    日本において人民解放軍の実力を過大評価あるいは過小評価する傾向があるが、客観的に評価しようとしている。
    人民解放軍は着実に質の向上を続けており、米軍に総合力ではまだ及ばないものの、ミサイルや宇宙戦などに関しては米軍を超える持っている可能性があるものもある。
    第三、第四列島線の話や、リチャードソン作戦部長のA2/AD使用禁止宣言の意図、双首長制、人民解放軍のビジネスと腐敗の理由、5戦区、各軍種の実力や規模など、人民解放軍についていろんなことを知れた。

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    2020年08月17日
  • 米中戦争 そのとき日本は

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    246頁にあるように、「左翼勢力のように平和、平和と唱えていれば平和が達成されるという考えは大きな間違いである」全くそのとおり。2年前の本だが、現在まで、中国の軍事的脅威は筆者の危惧通りに進んでいる。沖縄問題がメディアで語られるとき、なぜ中国の脅威と関連づけた説明がなされないのか。

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    2019年02月02日
  • 米中戦争 そのとき日本は

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    集団的自衛権のときに「日本が戦争に巻き込まれる」と騒いでいたが、どうやっても巻き込まれるときは巻き込まれるのはわかりきったことで、何が起きて、どのように準備するのが良いのかがわかりやすく書かれていてよかった。

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    2017年11月02日
  • 米中戦争 そのとき日本は

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    ネタバレ

    陸・海・空・宇宙・サイバーの5ドメイン

    台湾有事
    数で圧倒する中国の中距離ミサイルにより
    普天間、嘉手納基地は打撃を受ける。
    対艦巡航ミサイルを積んだ潜水艦により空母も同様。

    航空戦は中国本土の航空基地を攻撃することで改善はされるが、
    規模の差で米軍不利。

    潜水艦では探知能力の性能差から米軍が圧倒

    水陸両用車による上陸は台湾軍が待ち構えるため中国不利。

    南沙諸島有事
     フィリピンと中国との距離から、中国に不利。
     日本やグアムの基地も使用可能。

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    2022年06月08日
  • 自衛隊式メンタルトレーニング - 折れない心を育てる -

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    下園壮太さんの「人間関係の疲れを取る技術」を広く浅くしたような内容。不可能だろうが、自衛隊の実録のトレーニングや効果を知りたかった。

    個人的な感想としては、この内容であれば生活訓練施設で実施されるメソッドの方が、充実している。予防であるので、そこまでは要求できないか...ぜひ下園さんの講演や話を聞いてみたい。

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    2025年04月14日
  • 宇宙安全保障 宇宙がもたらす恩恵と宇宙の軍事脅威増大の相克

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    宇宙安全保障の最近の趨勢と各国の取り組みがよくまとまっている。
    デブリの増加やSSA、スターリンク、宇宙の軍事利用などの基本について1章でまとめ、2章はウクライナ戦争と宇宙の軍事利用で、これも気になっていたことがちゃんとまとまっている。やはりマスクのような個人が戦争の流れを左右することが特異なのではという思いは筆者も有していた。
    3章以降はアメリカ、中国、ロシア、日本の宇宙安全保障政策についてで、各国軍の宇宙関連部隊の編制だったり白書など公刊された文書をうまく簡潔にまとめている。

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    2024年10月17日