野沢佳織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社会主義・全体主義政権のもとで抑圧されていた、革命前夜のルーマニアを舞台とした小説です。
それまで「嘘」だと信じていた西側諸国の豊かな生活が本当に存在することや、ベルリンの壁崩壊を中心に周囲の社会主義国家が続々と自由化してゆくことを知り、自分たちだけが取り残されていることに言いようのない不安を感じます。
また、密告が横行する社会の中で、友人・恋人はもとより家族のことさえも信じられない状況や、「周囲の目・耳があるために事情を離せない」ことで生じた誤解によるすれ違いや仲違いは見ていて辛くなります。
たしかにこの作品は「フィクション」ですが、当時のルーマニアでは本当にあった生活がリアルに描かれてい -
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