ほったゆみのレビュー一覧
-
購入済み
社会現象を巻き起こした名作
ヒカルの碁。2000年代初頭に日本に「囲碁ブーム」を巻き起こしたジャンプの名作の一つです。当時の小中学生達はヒカルの碁を読んで、囲碁部に入部したり囲碁教室に通い始めたりと囲碁界への影響力は凄まじかったとか。
本作の主人公、進藤ヒカルも"最強の棋士"の異名を持つ藤原佐為という幽霊との出会いをキッカケに囲碁をはじめていきます。囲碁なんて古臭い、囲碁のルールなんて分からない!心配入りません、最初から最後まで囲碁のルールなんて一切分からなくても楽しく読めます。実際、本当に面白かったです。序盤はあんなに生意気な子供だったヒカルが、囲碁を通じて一人の棋士へと成長していく様に本当に魅せら -
Posted by ブクログ
伊角が中国棋院で武者修行するストーリーがメイン。
所属する囲碁研究会の研修と言う名の旅行で訪れた中国棋院で年少の子達に歯が立たず、自分の碁を見つめ直すためにプロ試験前まで居残って修行する決意をする。
伊角を自分の部屋に寝泊まりさせてあげる揚海が良い味だしている。揚海は一流のプロ棋士でありながら最強の囲碁ソフトを作成するためにプログラミングに励んでいる人物だ。
17巻では別の人物がコンピュータが碁で人間に勝つにはあと100年かかると言っていたが、2016年にはGoogle傘下の企業が開発したアルファ碁にトップ棋士が惨敗して久しい。
技術の進歩は凄まじいものがある...
本巻は10巻に続き『イス -
Posted by ブクログ
ネタバレ池袋でヒカルの碁展があった折、久しぶりに読みたくなって、全部読んだ。再読するまでは、どれだけ世間が「佐為が消えた時に完結しておけば良かったのに」という論調で溢れていたとしても、いやその後の展開もヒカルが自分の碁を明確に掴むまでの道程なのだよ、などと訳知り顔をしていたものだが、全く佐為が消えた時に完結して問題なかった。
佐為が消えた時に完全に完結している。その後の話は全部公式スピンオフでしかない。結局のところ、世論と同じようにわたしもそう感じた。
いや面白い。十分面白い、ヒカルと年相応の喧嘩をしてキレる塔矢や、ヒカルと塔矢が共闘するのを見るのは。
ただもう完結している物語ではあった、確実に。