山口絵理子のレビュー一覧
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初著書「裸でも生きる」を出版したのが2007年という。
この人は傷つきながらも、戦いながら前に進んでいく。
もちろんそのパワーや気概はすごいものがあるが、結果をこうして出せている点で、さらにそのすごさを感じる。
彼女のビジョンに対して賛同してくる人たちが、このマザーハウスで色々と学びながら、さらに大きな渦となって成長しているのだろう。
●未来に対して希望があるか?
●日々自分の成長を実感できるか。
この2点を、従業員や社会に提供できないと、これからの企業は本当に厳しいのではないだろうか。
漫然と日々の業務をこなしている経営者も多いと思う。
自分が見ていても「もっと必死に頑張れよ」と思う管理職も多い。
(自分がそうならないように、相当に意識しているつもりだ)
ここは年代を問わずに必要なことと思う。
若者だけが、未来に希望を持ち、成長を実感できればいいという訳ではない。
これからの長命社会においては、例え50歳60歳でも未来に希望を持ち、日々成長出来なければ生きていくのが辛くなっていくだろう。
そういう社会になると考えると、勉強が最も大切なのだ。
勉強してスキルを磨くということでなく、「勉強するスキル」そのものを身に付けることが重要なのだろうと思う。
「もっとこうなりたい。こういう目的がある」
そういうイメージがあれば、その為に何が必要なのか?を逆算して、そこに向かって勉強することが出来る。
著者も、デザインを勉強したからデザイナーになった訳ではないという。
必要にかられ、そして自分の中で「自分がやらなければいけない」という使命感の中で、結果的にデザインを行うようになった。
そして自らの足りない点は研究し勉強し、日々の試行錯誤の中で学んでいったのだ。
彼女の中で、大切にしているのが表題の考え方だ。
「第3の道」は、決して妥協点ではないという。
イノベーションが既存技術の新たな結合から生まれるというのは定説だ。
著者がやろうとしていることはイノベーションのそのもの。
異なる対極のものを組み合わせ、第3の道を探る。
そこは中庸の世界ではなく、1+1が2以上に拡大する世界。
著者自身が藻掻きながら掴みとった正解なのだろう。
この発想を持ち続けている限りは、未来に希望を持ち、成長を実感することが出来るだろう。
混迷の社会を生き抜くコツとして、非常に重要な考え方だと思う。
(2020/11/11) -
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「社会性とビジネス」「デザインと経営」「大量生産と手仕事」
「個人と組織」「グローバルとローカル」
反する二つを掛け合わせて新しい道”サードウェイ”を作ってきた、マザーハウスの山口絵里子さん。
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カンブリア宮殿で見たご活動が、鮮烈に記憶に残っていたので、本を見た瞬間、買いました。
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「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という経営理念と、それに見合った実績に感動したし、アジア最貧国であるバングラデシュからスタートさせていることも、その意志がうかがい知れて、かっこいいです。
・社長とデザイナーの兼任、そのジレンマも、これからの世界を生き抜くヒントになり得ると、読ませていただきました。
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自分自身の原体験を振り返り、今の自分を形成する心の源や自分の素直なこころを知る。
自分自身をよく知ることの大切さ。
山口さんは、きっと途上国でいろんな経験をする中で
自分自身と向き合い続けてきたんだろう。
悩んだり、苦しいときにきっと自分自身に立ち返るということを繰り返してきたように感じた。
本能的、直感的、自然体、自分を信じる。
決して変わることを恐れずに、ほんのわずかなプラスでも前に進み続けようとしてきたんだろう。
「最後進むかどうかを決めるのは正しさではなく自分の心」
だからこそ、自分自身をよく知り、考え続け、成長し続けることが大切。 -
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マザーハウスを立ち上げた著者による第3弾。今回はインドネシア、スリランカでのジュエリー事業立ち上げにフォーカス。
先般第2弾を読破した際、著者のその後が気になり購入した。今までのドタバタこそなくなったが、会社が順調に立ち上がっているなか事業ポートフォリオを広げるべく、貪欲に0から1を産もうとする著者の姿勢は健在。清々しく読ませて頂いた。個人的に今回興味深かったのはインドネシアの2人の職人。同じインドネシア人でありながら、スタイルの全く異なる2人の職人。インドネシア人といえば○○だと型にはめがちだが、人によって性格やスタイルが違うのは万国共通なのだという当たり前のことを再認識した次第。 -
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ひょんなきっかけでバングラデシュ製のカバンを売るマザーハウスを立ち上げた女性の戦いを記した一冊。生い立ちからビジネスを立ち上げ、軌道に乗るまでの話を纏めている。
かれこれ10年ほど積読していたが、ようやく読破。著者の行動力とresilienceの高さには驚く。著者の起業するまでの行動は支離滅裂な印象を持ったが、一度決めたことに対して最後まで諦めず、泥臭く一点突破する姿勢は見習うべきだと感じた。また、失敗談を通じて開発国のビジネスの難しさ、過酷さが垣間見えた。個人的には、Why Bangladesh?の部分をもう少し描いてもらえたら、より動機の部分に共感できた気がする。
最後に先輩に対して大変老婆心だが、本書のような働き方を続けたら、心と身体がどこかで壊れてるのではと心配してしまった。働き方が続編でどのような変遷を辿るのか気になった。 -
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バングラデシュで途上国発信のバッグを作ることから始まった山口さんのストーリー第3弾。バングラデシュのバッグ、ネパールのストールに続き、今後はインドネシアとスリランカでのジュエリー制作のストーリー。マザーハウスは現状に満足せず、どんどん挑戦・進化を続けている。
山口さんが現場で0からリサーチ、職人との交渉・サンプル作り、自らも修行をする信念は創業時から全く変わらなくて、心から尊敬する。合理化・AI化時代の今、こういうやり方をとやかく言う人もいるかもしれないが、山口さんの信念に共感する人が世界中にいて、山口さんを応援している。きっと皆、合理化しすぎて味気ないこの世界で何か人の手・心を感じるモノを求めているのだと思う。
”多様性を表現する””人間の手でしか表現できないモノや価値を一つでも多く、この世界に残していきたい”という山口さんの言葉が強く心に残った。 -
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#サードウェイ
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をビジョンに、
25歳で起業した山口絵理子さんの著書。
僕が人生で一番最初に衝撃を受けた方でもあり、発売してすぐに購入して読みました。
今回の著書は“サードウェイ”
対立するものに対して、その両者の良さを掛け合わせて新たなものを生み出す考えについての本です。
途上国⇄先進国
グローバル⇄ローカル
男⇄女
このようなものに対して、
よく0か100、もしくはバランスをとるといった妥協点で物事を決めていくことが多いですが、
著者はそうではなく、
常に両者の良いところを最大限引き出せる新たな考え(サードウェイ)を導き出すことを仕事を通じて実践されてました。
山口さんのリアルな体験、どう新たな価値をつくってきたかを学べる本で、
読みながら僕は家族⇄仕事のサードウェイを考えました(笑)
印象的な内容や思ったことは以下の通り。
家族⇄仕事に関しては、Noteにまとめていこう。
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対立する概念を身につけていくために、捉え方は0か100ではなく、2つを掛け合わせて考えることを徹底している。
ついどちらかを選びがちになるが、この2つを掛け合わせる思考を持って行こう!
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山口さんはものすごく考えて行動する思慮深く熟考するかだと思ってたが、毎日日記で、「今日どう思ったか?」を描いてると聞き、日々考える時間を確保する習慣によるものと知り、努力次第だと思い知った。
自分と対話する機会を毎日もつ!
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「みんなの気持ちがコトに向かったときに、いろいろ部署を超えて同じ夢を見られるようになる」
→まさに、ヒトを見ていると人間関係を考えてしまうが新たな挑戦をする際はコトにみんなが注目するとパワーが発揮される!!
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大きなビジョンと小さなゴール
今の自分、今のライフスタイル、今の心の余裕、それらをきちんと自己査定しなから、理想をブレイクダウンしてみる。そうすることで、自分のビジョンがとてもよく見えるようになる。
最終ゴール=ビジョンは、堅くてどっしりと揺るぎなく。
小分けしたゴールは柔らかく、ぐねぐねしている。
状況にあわせてしなやかに、形を変えられる。
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大事なのは、これが自分にとって大切なんだという価値観を体現しているような手触り感があるモノを心の中で持ち続けていること。そして、迷ったときにはいつでもそのモノに立ち返ればいい。
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経営者が代わっても、デザイナーが代わっても、時代が代わっても、ゆるがないものは、ビジョンしかない。もっともたくましい企業の財産だ。
ビジョンに心から共鳴する仲間たちには、オーナーシップ(主体性)を根っこから持っている。
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仲間作りは、
出会うまで出会いを求め、探し続ける。
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現実と向き合い、競争にさらされる。
打ちのめされる。
負けを認める。
そこから自分の強みを知り、結果的に理想を追求できる。
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Posted by ブクログ
本書では、バングラデシュの素材を使って立ち上げたバッグのビジネスを継続する大変さが描かれている。第2の地ネパールでもビジネスを始めている。
【心に残った箇所の引用】
P.58国際機関や政府に現場の声が届かないことが起業するきっかけであった【中略】小さな活動でも現場に行き、現場の声を聞きアクションできたのは社会的存在である企業の果てしない可能性を改めて感じさせてくれた。
P131 今の日本にはないもの願いそれを求めている人が多すぎる。物事をネガティブに考えすぎ巨大な悲愴感を抱いている。大切なのは自分自身の可能性をオープンにしておきチャンスが来たらいつでも出発できる準備をしておくこと。
P132 人生とは使命を探すための長い道のりなのではないか。周囲からの情報や視線を断ち切らないと心の底にある声にも気づかないことが多い。
P132 途上国のために購入するのではなく「かわいいものが欲しい」という人間の満足度を満たす商品を作りながら実は確実に途上国の雇用を増やし社会の利益と繋がっている仕事をすることが重要
P202 マザーハウスというブランドは可哀想だから買ってくださいというマーケティングは一切しない。途上国の素材で生産したものを胸を張って届ける。そのためには、品質でも日本市場で他社と対等に戦わなければならない。
P270 起業して何をしたいかということが決まってない状態では絶対にビジネスは継続できないと思う。
P275 貧しいとばかり思っていたけど実は違う。付加価値のある物作りができる人達が途上国にもいる。途上国でしか手に入らない素材や技術があるんだって。そんな言葉がマザーハウスの製品を知った人達から生まれることを祈っている。
P275 安いものだけを求めてやってくる先進国のバイヤーの中にも付加価値のあるものを求めに途上国にやってくる人達が増えるように。それが継続した先に経済構造の変化が起きる。