杉晴夫のレビュー一覧

  • 現代医学に残された七つの謎 : 研究者の挑戦を拒み続ける人体の神秘

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    [ 内容 ]
    ヒトゲノムが解読された現代でも、人体にはいまだ明かされない謎がある。
    医学の進歩から取り残されたそれらは、なぜ研究者の挑戦を拒み続けるのか。
    鍼灸が効くしくみ、磁場が人体に及ぼす影響、睡眠のメカニズム、「病は気から」の真偽、筋肉はなぜ動くか、記憶の貯蔵方法、人体の真の設計図などの、解明の道筋を探る。

    [ 目次 ]
    第1章 鍼灸の治療効果の謎―ツボと経絡路は実在するか
    第2章 磁場の人体に及ぼす影響の謎―人体内に磁石はあるか
    第3章 睡眠の謎―睡眠物質は存在するか
    第4章 「病は気から」の謎―プラセボ効果とはなにか
    第5章 「天然のリニアモーター」筋肉の謎―意志はどのように筋肉を

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    2010年05月23日
  • ストレスとはなんだろう 医学を革新した「ストレス学説」はいかにして誕生したか

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    [ 内容 ]
    私たちは当たり前のように「ストレス」という言葉を使うが、実は、この言葉が誕生してから、約80年しか経っていない。
    すべての病気の原因が病原体にあると信じられていた1930年代、若き天才科学者ハンス・セリエは、心や肉体へのストレスが体の変調をもたらすという画期的な「ストレス学説」を提唱した。
    医学を革新した天才的な閃きはいかにして生まれたのか?
    科学者たちが織りなす人間ドラマを通じて、「ストレス学説」誕生の秘密に迫る力作。

    [ 目次 ]
    第1章 若き日のハンス・セリエの抱いた疑問
    第2章 ホルモンの発見―高峰譲吉のアドレナリン発見物語
    第3章 ストレス学説誕生前夜―インシュリン発

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    2010年05月22日
  • ストレスとはなんだろう 医学を革新した「ストレス学説」はいかにして誕生したか

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    【要旨】
     20世紀の初めまでは、病原菌の発見や免疫療法の開発によって、感染症の死者が激減してきた。これを背景に、「すべての病気は人体に侵入した病原菌によって起こる」とされていた。これに一石を投じたのが、ハンス・セリエの提唱した「ストレス学説」である。19世紀末から20世紀初めに掛けて、内分泌学が発達したため、革命的な学説が打ち立てられる機が熟していたと言える。
     さて、ストレス反応の経路は2つあり、1つは内分泌系による経路、もう1つは自律神経による経路。自律神経による経路はいまだ仕組みが解明されていない。
     旧来の西洋医学のアンチテーゼとして注目されたが、「病は気から」「漢方医学」など

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    2009年10月04日
  • 論文捏造はなぜ起きたのか?

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    国立大学が独立行政法人になって以降、日本の研究機関はやばいことになった。

    要は金だな。

    国の意向に沿った研究にしか予算がつかず、自由な研究が潰れていく。

    文脈に関係なく、著者の、愚痴と嘆きと嫌味が放り込まれて来るのも笑える。

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    2020年08月27日
  • 筋肉は本当にすごい すべての動物に共通する驚きのメカニズム

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    ネタバレ

    前半は筋肉の研究史や構造、メカニズムについて。後半が各動物と恐竜の、構造と動きを筋肉の観点から分析してて面白い。

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    2020年08月02日
  • 筋肉は本当にすごい すべての動物に共通する驚きのメカニズム

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    ブルーバックスだわあ。
    丁寧に数式やなんやらを追っていけば初心者にもわかるように買いてもらってるんだろうが、こちとら、そこまで真剣に読んでいるわけではない。読み飛ばすと途端に判んなくなって、多分、一番大事なミオシンとかアクチンの辺りを放ったらかしにしたので、実際、半分くらい読んでないのと同じかも。

    それでも、筋肉という身近なものが、とても面白いということはしっかり伝わった。

    とにかく、健康寿命を延ばすためには、運動と思考だな。ついでに。

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    2018年12月31日
  • 現代医学に残された七つの謎 : 研究者の挑戦を拒み続ける人体の神秘

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    プラセボ:大脳新皮質⇒下行路⇒脳幹⇒自律神経系,下行路を活性化するような神経インパルスを流していると自律神経に変調を来す。

    おわりにが秀逸。謎に挑戦する研究を。

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    2017年07月01日
  • 現代医学に残された七つの謎 : 研究者の挑戦を拒み続ける人体の神秘

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    謎はあくまで謎なんで、それが解き明かされることはないんですが、歴史を含めてとてもどれもが興味深い話でした。
    このうちのいくつかは、未来に謎ではなくなるのでしょうか?

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    2016年03月21日
  • 栄養学を拓いた巨人たち 「病原菌なき難病」征服のドラマ

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    栄養学といわれても、知らない身からするとどこからどこまでがその範囲なのかイメージがわかない。
    本書を読むことで、おぼろげながら「栄養学」とよばれる学問範囲がなんとなく把握できる。
    入門書としては良かったような気がする。

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    2013年08月14日
  • ストレスとはなんだろう 医学を革新した「ストレス学説」はいかにして誕生したか

    Posted by ブクログ

    ストレスを感じている時に人体では何が起こってるか、そしてどういう身体の異常がおこるのか?そういう質問に答える本。興味深く面白かった。

    ちなみに、どういう場合に人間はストレスを感じるか?っていう質問にはほとんど答えてないので注意。「ストレスとはなんだろう?」っていうタイトルが曖昧すぎるので勘違いする人もいるかも知れない。

    中身はざっくり言うと、1~3章はストレス学説以前のお話、4~6章がストレス学説の紹介、7~8章が未解明な分野に関する筆者の考察

    科学史にはあんまり興味がない自分には、発見に関する物語はちょっと多すぎた感じがする。そういう物語に関する著者の思いは受け取った。世の中には研究者

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    2011年06月15日