脇明子のレビュー一覧

  • 北風のうしろの国 (上)
    少年は北風と出かける。

    少年ダイヤモンドは北風に呼ばれて夜の町や海へ出かける。北風のうしろの国の話を聞いたダイヤモンドはそこへ連れて行ってほしいと願う。北風のうしろの国から帰ってきたダイヤモンドは、貧しい中でも皆に愛される少年として育つ。

    ダイヤモンドが見ている世界と大人たちの知っている世界は異...続きを読む
  • クリスマス・キャロル
    キリスト教の隣人愛、自分の周りの人に親切にすることを大切にする教えを改めて教えてくれる本だった。この本が書かれたときは、イギリスの産業革命や宗教改革でクリスマスの行事が下火になっていたときだった。こな本で改めてクリスマスを大事にして、キリスト教の教えを大事にすることを思い出したんだろうな。
    幽霊が過...続きを読む
  • 雪女 夏の日の夢
    名前だけは知っているハーンの作品をはじめて読むことができた。
    怪談で知られるような民話やおとぎ話が12編+後半には4編のエッセイ(抄訳含む)が収録されている。

    面白かったのは、お茶の中の顔、常識、伊藤則資の話。
    自然と杉浦日向子の「百物語」や「東のエデン」(明治期の外国人の日本についての手記)をお...続きを読む
  • カーディとお姫さまの物語
    めでたしめでたしの続き。

    ゴブリンを倒したカーディは、塔の大きな大きなおばあさまから王国とお姫様を救いに旅立つよう言われる。城に向かったカーディが見たのは、王国の腐敗と病に倒れた王の姿だった。

    うまくいくのはいいのだが、エンディングがまさかの展開。解説によれば著者は当時あまりよい状況になく、悲観...続きを読む
  • お姫さまとゴブリンの物語
    地底のゴブリンの計画を打ち破れ!

    賢く礼儀正しいお姫様と勇敢で正直な少年の物語。英文学史でも重要なマクゴナルドの著作。古き良きファンタジーで、まだ読んだことない人はぜひ読んでもらいたい。愚か者の召使、話がわかる王様、優しい母さんなど、昔話には必要な要素がすべて詰まっている。
  • 鏡の国のアリス
    敬語や古めかしい言葉が使われているので読みにくいけど、この世界に入っていって楽しめるのは小学校の高学年より中学年かも。
  • かるいお姫さま
    子供の頃、日曜日の朝にやっていた海外製のテレビ番組で童話を何週かにわたって放映していました。まだ布団が敷いたままの中に潜り込んでテレビを見るのは至福の時間。
    
    お姫さまや王子さまの出てくるお伽話やファンタジーが中心だったと思うのですが、ちゃんと覚えているのはこの『かるいお姫さま』のみ。昔は『ふん...続きを読む
  • かるいお姫さま
    「かるいお姫さま」
    なかなか子どもに恵まれなかった王様とお妃様のところに、とりわけかわいいお姫様が生まれました。
    赤ちゃんの洗礼式のお祝い会、王様はうっかり意地悪な姉王女を招待するのを忘れてしまったのです。
    招待されなかった洗礼式に堂々とやってきた王女はお姫様に呪いをかけたのです。重さをなくす、呪い...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898年)が、ルイス・キャロルのペンネームで創作した児童小説である。キャロルが、オックスフォード大学在学中に所属していた学寮の学寮長の娘であるアリス・リドルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、...続きを読む
  • 北風のうしろの国 (下)
    どうして、北風が現れたんだろう?って考えていました
    何かメッセージを伝えるためとか?
    ファンタジーな事を考えていたのですが
    ハヤカワ文庫版の解説を読んだら残念な気持ちになったよ
    つまり、ダイヤモンドは、死の世界をさまよっていた?
    北風のうしろの国は、もっとハッピーなおとぎの国のイメージがいいなぁ

    ...続きを読む
  • 北風のうしろの国 (上)
    貧しい御車の息子ダイヤモンド坊やは、ある時から「北風」に誘われてあちこちの旅に連れて行ってもらうようになります。
    ある日嵐を起こして船を沈めると言う北風から「北風のうしろの国」のことを聞かされたダイヤモンドは、自分もそこへ行ってみたくなり、北風に頼みます。
    北風はそれを聞き入れ、彼は「北風のうしろの...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    続編の、『鏡の国のアリス』にも言えるが正に、ワンダーランドな物語の世界、展開についていくので精一杯で、すべての言葉の意味を理解しようと思ったら、それこそいかれちゃうと思った。ただ、どちらも散在する言葉の中に絶対に、自分にピッタリの言葉に出逢えるからそれを探しながら読書の旅を楽しむのが良い。
  • 読む力は生きる力
    子供には良い本を読むことが大切だという筆者の考えは、伝わってきた。
    久しぶりに読んだ「物語ではない本」。
    ちょっと疲れた。
  • クリスマス・キャロル
    昔読んだけど、内容があまり覚えていなかったので読んだ。

    随所にみられる文学独特の表現が、クリスマスの心躍る雰囲気を醸し出すのによく貢献している。
    内容は、王道を行くスタイルで教育的であったといえる。

    大人の視点で読み返してみると、どうしてもバッドエンド版を読みたくなってしまうw。
  • お姫さまとゴブリンの物語
    イギリスファンタジーの古典で、1872年に本になったとあとがきにあります。けれども、充分に楽しむ事ができるでしょうし、他のお話などにも影響を与えているのではないかと思います。表紙は竹宮恵子で、たぶん「地球(テラ)へ」を書いた漫画家だと思いますが、中にも沢山のアーサー・ヒューズの挿絵があり、こちらの方...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    英語での言葉遊びなど、きっと英語で読めればもっともっと楽しめるんだなぁと思います。
    日本語では限界があるけれど、それでもアリスの世界観は楽しくステキだと思えて楽しいです。
    ほんとに子供の頭の中を覗いているみたいで、めちゃくちゃで都合良くて、子供の理由もない恐怖もあって・・・大人なのにこんな世界を作れ...続きを読む
  • カーディとお姫さまの物語
    『お姫さまとゴブリンの物語』の1年後の物語。成長したカーディの活躍は面白かったが、やはり『北風のうしろの国』に通じる不気味さを感じた。ゴブリンの方も少しお説教めいた部分があったが、こちらは明らかに教訓本。最後はハッピーエンドになってめでたしと思ったら、結局人間の欲によって国が言葉通り崩壊するという結...続きを読む
  • 読む力は生きる力
    言っていることは、まぁ、そうなんだけど・・・。
    その主張の根拠が結局筆者の経験談に終始してしまっていて、強い説得力がない。
    一般的にいわれている読書のよい点、テレビなどの映像メディアの悪い点をまとめた本、と考えるならいいかもしれない。
  • 不思議の国のアリス
    多分、小学生のころに読んだ本。
    どんな内容だったか、改めてもう1度読んでみたくなって。
    子供のころは、こうゆうのが好きだったんだなぁって思った。
  • 鏡の国のアリス
    多分、小学生のころに読んだ本。
    どんな内容だったか、改めてもう1度読んでみたくなって。
    子供のころは、こうゆうのが好きだったんだなぁって思った。