脇明子のレビュー一覧

  • 小公女
    人の気持ちとかバックボーンとか、見えないものを想像する心の大切さ(または残酷さにも)に思いを馳せました。
  • 不思議の国のアリス
    読んだいて頭がおかしくなりそうなイカれたヘンテコ世界!
    一つの不思議な展開に頭がおいつかないまま、
    場面はコロッと変わりまた違うヘンテコなお話へ・・

    でも!意外なことに!
    読んだ後、一番「??」と思った場面が
    頭の中にずーっと残っていてて、
    忘れっぽい私が今でもいろんなキャラクターを覚えている。
    ...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    そんなには長くない話で、読みやすかったです。
    でも、子供の時に読んでたかなって考えたら少し難しいかなあと思いました。
  • クリスマス・キャロル
    「クリスマス」というのはどういう役割を持ったイベントなのかということについて民衆に問い直させる作品。幽霊が登場するのは周知の事実だろうが、実はディケンズが生きたヴィクトリア朝の流行りには、「幽霊が登場する怪奇小説」というジャンルがあった。文学的にこの作品を分類するならば、「教訓物語」ではなく「怪奇小...続きを読む
  • 読む力は生きる力
    【読むきっかけ】
    読書はした方が良いということをなんとなく感じていたが、なぜ必要なのかということについて自分の中で明確に答えを持っていなかったため。ヒントになればと思い、手に取った。

    【本を読んで感じた自分の認識】
    著者は大学教授。著者は、本を読まないことは普通のことと学生は思っており、それを嘆か...続きを読む
  • 鏡の国のアリス
    小さいころ、近くの本屋になくて取り寄せて貰って初めて買った本。
    それがとっても嬉しかったんだよなぁ。

    不思議な世界で、鏡って異様に神秘的で妖しくて怖い部分もあって、色んな興味や想像をかき立てるもので、鏡を触ったらそっちの世界にいけないかななんて考えたことがある人も多いんじゃないかな。

    それをその...続きを読む
  • 北風のうしろの国 (下)
    ファンタジーながらに宗教的世界観がしっかりと形作られていて、大人でも学ぶところはある。ただの童話として読むか、作者であるマクドナルドが生きた背景にまで目を向けるか、自分で小説の深さを決められる。
  • 北風のうしろの国 (下)
    主人公の純粋さと真っ直ぐな心根が、物事をよい方向に切り開いて行く様が、灯火のように感じられるストーリー。彼の振る舞いは今のように苦しい時代には参考になるようにも思う。周囲の悪意を相手にしない、正しいと信じたことを実行する、思い込みを捨てて素直に物事を受け入れる、何より本質を見ること。惑わされないこと...続きを読む
  • 読む力は生きる力
    自分自身本に救われることが何度もあったので読書について理解を深めたいと思い手にとった。

    話は「読書は本当に必要なのか」という問いに答えていく形で進んでいく。

    読書は自分の知らない世界を知ることができ、生きていく上で大事な人間理解を深めることができる。

    私達が子どもたちにしてやれることは「すぐれ...続きを読む
  • 小公子
    この物語は、アメリカで生まれ育ったセドリックが伯爵である祖父の跡を継ぐためイギリスに行く。セドリックの無邪気で温かい心により高慢で頑固な祖父が温かい心に変わっていく話である。僕が最も心に残って場面は祖父のお金でなんでもして良いと弁護士に言われたときに、セドリックは、まず自分のことではなく他人のことを...続きを読む
  • 読む力は生きる力
    ゲームをしていて思う通りにいかない場合、プレイヤーは壁を殴ったり、時にはゲーム機を壊したりする。でも『宝島』のような本を読んでいて、意に反する展開になったとしても、本を投げたりはしない…なぜか?という問いにハッとさせられた。

    なぜかと言うと①作者に対する信頼感②物語を一段上から見ている、からなんだ...続きを読む
  • 小公女
    この本は、途中でとても悲しくてつらいところもあったけど、いい本だった。
    セーラは「公女さま」と呼ばれていたけれど、お父さんが急に亡くなって孤児となった。環境がすごいほど変わったのにセーラは友達を大切にし、文句を言わず、いろんな想像をたくさんした。セーラの想像力はとてもすごいと思った。私だったら、セー...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    横浜のアリス展にて懐かしくなり、再読。
    やっぱり脇明子さんの翻訳は素晴らしい。
    解説も詳しく、英国への愛に溢れており、興味深い。
    福音館のバージョンで読んだ際に釈然とせず、「まあ面白い?ってことにしとこう」とくくっていた箇所を、本当に面白く読めるように意訳してくださっており、感謝しかない。
    「いつか...続きを読む
  • 北風のうしろの国 (下)
    (上)の途中までは大変よみずらかったけど、北風の後ろの国に行ったあたりからは俄然読みやすくなった。
    ダイヤモンドがいい子過ぎるのは夭折する子への神様の贈り物なのかな。
    マザーグスの詩のことをほとんど知らないので本編の詩の理解がいまいちできなかったのが残念!
  • 読む力は生きる力
    「読書は本当に大切か」という問題提起に筆者が向き合った一つの答え。

    「いい本」とは、「ちゃんと読みこなせば、まんがよりもアニメよりもゲームよりもおもしろい」もので「人間や世界について基本的に前向きの姿勢を持つもの」とし、
    「読む」精神活動にて①書き言葉レベルの言葉を使う力 ②想像力 ③全体を見渡し...続きを読む
  • 読む力は生きる力
    本書は本の解説ではなく、本を読むことに関する本である。

    なぜ読書が大切なのか、子どもに絵本から児童書までをどのように読ませればよいか、そして時代は本を読まなくてもやっていけたひと昔前からデジタル化の進む現代かけてどう変化してきたのか、について丁寧に温かみのある文章で説明してくれる。

    (特に児童の...続きを読む
  • 小公女
    読み終えて強く思ったのは、私はセーラのこと好きだし、とても尊敬するっていうこと。子どもの時に読んでたらセーラに影響を受けてもっと違う自分がいたかもしれない。
  • 鏡の国のアリス
    鏡を通りぬけた先にあったのはチェスの国。前に進めば後ろに進み、丘が谷になり、古いものが新しいという鏡のような対称の世界だった。そこで出会った赤の女王に「白の女王になれ」と言われ、アリスは「女王」になるため“小川を渡った先にある八列目の枡”を目指すことになる。

    おしゃべり好きの花たちや体がお菓子で出...続きを読む
  • 辺境の惑星
    ル・グィンの若さを感じられる作品
    表紙   5点岡野 玲子
    展開   7点1966年著作
    文章   7点
    内容 700点
    合計 719点
  • 北風のうしろの国 (下)
    この作品に影響を受けたというナルニアをたしかに思い出すところもあった。でもナルニアほど宗教くさくないのがふしぎ。むしろ聖人たちが世俗的なキャラクターとして登場したり。

    真の純粋さを持っているのはダイヤモンドだけで、彼が救ったナニーだって、そんなダイヤモンドのことを、頭のねじがゆるんでいると思ってい...続きを読む