脇明子のレビュー一覧

  • 不思議の国のアリス

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    アリスといえば、John Tennielの挿絵が頭に浮かぶのですが…勝手に「絵本」カテゴリに入れます。
    結構、切っても切れない関係かも。
    私はこの本でよく笑いますが…

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    2009年10月04日
  • 不思議の国のアリス

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    登場人物たちの奇妙さ奇怪さといったら!『今度はどんないきものがでてくるのかな』ってわくわくしっぱなしです。
    大切で大好きなものがたり。

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    2009年10月04日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    表紙は竹宮恵子さんですが、中の挿し絵はアーサー・ヒューズが描いています。この挿し絵も大好き。お姫さまと、鉱夫の息子カーディーがゴブリンの侵攻を(機転をきかせたりして)防ぐお話。テンポがよいです。

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    2009年10月04日
  • 木曜生まれの子どもたち 下

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    姉クリスタルが在籍している、王立バレエ学校に入学した弟ドゥーン。上巻に続き、姉は弟の才能を妬み、辛くあたります。このままどうなることやら、と思っていましたが……

    最後の方の急展開には、驚きました。クリスタルの心の成長を表す描写は素晴らしかったです。彼女の年齢は15歳でした。新しい自分に生まれ変われる思春期。どんなに苦しくても、自分の力で自身の殻を打ち破ることのできた人の人生は、ひときわ輝きを増すのだと思います。大人が読んでも読みごたえがあり、新たな発見が児童文学にはあると感じます。

    訳者あとがきの次の文が心に残りました。
    「….何かの分野で、自分ならではの表現を求められる人には、ときにはず

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    2025年04月29日
  • 木曜生まれの子どもたち 上

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    バレエダンサーを目指す兄弟の物語です。父親より母親の熱の入れようがすさまじく、初めのうち姉のクリスタルにばかり気持ちが入り、弟のドゥーンは蚊帳の外。ドゥーンの素晴らしい才能になかなか両親は気づきません。ドゥーンは両親から理解を得られない時期に、素晴らしい指導者に出会います。

    人は「自分はこの道に進むたい」というものに出会えたときに、本当の意味で自分の人生を生きられるのだと思います。どんな困難にもめげずに、自分を信じて突き進むドゥーンが今後どのように成長していくか、弟の才能の素晴らしさに気づき、嫉妬心が見え隠れする、姉クリスタルの心がどう変わっていくか、下巻が楽しみです。

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    2025年04月29日
  • 木曜生まれの子どもたち 下

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    姉の葛藤と弟の飛躍の下巻。姉も姉で王立のバレエ団に入れて役ももらえているからすごいけど、弟が凄すぎるのよね。

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    2025年04月09日
  • 木曜生まれの子どもたち 上

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    ほったらかしにされながらも才能にあふれる弟と容姿にも才能にも恵まれたはずの姉。きょうだいのバレエに関する物語。

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    2025年04月09日
  • 木曜生まれの子どもたち 下

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    王道バレエ小説!金髪美少女で高慢お嬢様の姉と末っ子で放置されて育った天才肌の弟。どちらか一人だけでも読みごたえのあるストーリーだけど、二人の関係も混ざりあって複雑になってるのがさらに面白い。最初は弟寄りだったけど、次第に姉にも共感。なんだかんだいって姉も立派にすごいのよ。

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    2025年03月02日
  • 鏡の国のアリス

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    スコーンとか鶏むね肉とかパッサパサの食べ物が好きなので、白の女王様が測量の時にくれる途轍もなく乾いたビスケットのくだりを読むたびにおいしそうだなと思ってた

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    2024年10月16日
  • 雪女 夏の日の夢

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    ハーンが愛した風景や文化は今もこの国にあるのかな。
    酔っ払いながら読んだから、もう一度読まないとな。

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    2024年07月16日
  • 小公子

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    ネタバレ

    愛を知らない偏屈爺さんが、美しい精神を持った少年に心を浄化されていく話。

    世界中の人間が好きなやつ〜〜!(主語デカ)
    こういうので、いや、こういうのがいいんですよ。
    ちょうど最近心を痛めていたので、冒頭の喪に服す母親を抱きしめて慰めたいと考え、実行する少年の姿を見て早々に呻いていました。愛情が眩しい。

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    2023年07月04日
  • 小公女

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    人の気持ちとかバックボーンとか、見えないものを想像する心の大切さ(または残酷さにも)に思いを馳せました。

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    2023年06月06日
  • 不思議の国のアリス

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    そんなには長くない話で、読みやすかったです。
    でも、子供の時に読んでたかなって考えたら少し難しいかなあと思いました。

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    2023年02月05日
  • クリスマス・キャロル

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    「クリスマス」というのはどういう役割を持ったイベントなのかということについて民衆に問い直させる作品。幽霊が登場するのは周知の事実だろうが、実はディケンズが生きたヴィクトリア朝の流行りには、「幽霊が登場する怪奇小説」というジャンルがあった。文学的にこの作品を分類するならば、「教訓物語」ではなく「怪奇小説」の部類なのかもしれない。

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    2023年01月23日
  • 読む力は生きる力

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    ネタバレ

    【読むきっかけ】
    読書はした方が良いということをなんとなく感じていたが、なぜ必要なのかということについて自分の中で明確に答えを持っていなかったため。ヒントになればと思い、手に取った。

    【本を読んで感じた自分の認識】
    著者は大学教授。著者は、本を読まないことは普通のことと学生は思っており、それを嘆かわしいと思っていた。そういった学生が教育の場に就職したとしたら、その子供たちは読書をしないのではないかと危機感を覚えた。また、世間でも子供には読書をさせた方が良いと勧める一方で、なぜかということに答えられる人は少ないのではないかと思い、当本を作成。
    以下要点
    ・昔は大人が今よりもっと身近にいて心豊

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    2022年02月16日
  • 鏡の国のアリス

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    小さいころ、近くの本屋になくて取り寄せて貰って初めて買った本。
    それがとっても嬉しかったんだよなぁ。

    不思議な世界で、鏡って異様に神秘的で妖しくて怖い部分もあって、色んな興味や想像をかき立てるもので、鏡を触ったらそっちの世界にいけないかななんて考えたことがある人も多いんじゃないかな。

    それをそのまま書いてくれてるのがこの本で、読んでて楽しかったのを覚えてる。

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    2021年12月17日
  • 北風のうしろの国 (下)

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    ファンタジーながらに宗教的世界観がしっかりと形作られていて、大人でも学ぶところはある。ただの童話として読むか、作者であるマクドナルドが生きた背景にまで目を向けるか、自分で小説の深さを決められる。

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    2021年10月10日
  • 北風のうしろの国 (下)

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    ネタバレ

    主人公の純粋さと真っ直ぐな心根が、物事をよい方向に切り開いて行く様が、灯火のように感じられるストーリー。彼の振る舞いは今のように苦しい時代には参考になるようにも思う。周囲の悪意を相手にしない、正しいと信じたことを実行する、思い込みを捨てて素直に物事を受け入れる、何より本質を見ること。惑わされないこと。
    しかし彼は、純粋さと悟ってしまったゆえに早くに天に召される、予想通りの結末になってしまった。ある意味北風のうらがわの国に魅せられていたから仕方のないことなのか。キリスト教的な考え方をある程度飲み込んでいないと、理解しがたいかもしれない。
    他には当時のロンドンの様子がよくわかり面白いというか、主人

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    2021年02月21日
  • 読む力は生きる力

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    自分自身本に救われることが何度もあったので読書について理解を深めたいと思い手にとった。

    話は「読書は本当に必要なのか」という問いに答えていく形で進んでいく。

    読書は自分の知らない世界を知ることができ、生きていく上で大事な人間理解を深めることができる。

    私達が子どもたちにしてやれることは「すぐれた本を手渡すこと」。

    すぐれた本とは、読む力を育ててくれる本。

    ここの章の「なんでもいいからたくさん読む」ことの意味のなさ、「子どもの自由を尊重することがいいことではない」、という言葉は耳が痛くなった。

    子どもの自由を尊重することは大事だけれど、本の場合は絵がたくさんあったり、文字が多くあった

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    2021年09月04日
  • 小公子

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    この物語は、アメリカで生まれ育ったセドリックが伯爵である祖父の跡を継ぐためイギリスに行く。セドリックの無邪気で温かい心により高慢で頑固な祖父が温かい心に変わっていく話である。僕が最も心に残って場面は祖父のお金でなんでもして良いと弁護士に言われたときに、セドリックは、まず自分のことではなく他人のことを優先し、時計を買ってあげたり、商売を繁盛させるために色々な事をしてあげたり、困っている人にお金をあげたりしているところです。この場面からセドリックはとても優しい少年だと思った。また、怖そうな犬や、怖そうな祖父に初対面した時怖れもせず、頭を撫でてあげ、なつくようになったり、笑って手を差し伸べ握手したり

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    2020年02月24日