脇明子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書で最も印象に残ったのは、読書がゲームやアニメ、映画といった他のメディアと決定的に異なる点である。それは、読者自身に主導権があるということだ。登場人物の顔や声、雰囲気、風景描写——すべてを自分の頭の中で想像力を働かせて作り上げていく。この想像を通じて創造したものこそが、読書体験をより豊かにし、心に深く刻み、心のつながりとなるのだ。
そう考えると、私が時折感じる「本は帰れる場所」「懐かしい友達のように思える」という感覚の正体が見えてきた。それは自分の想像力で作り上げた世界だからこそ、深く個人的で、何度でも立ち戻れる場所になっているのだと気づいた。映像作品では、制作者が用意した世界をそのまま受け -
Posted by ブクログ
姉クリスタルが在籍している、王立バレエ学校に入学した弟ドゥーン。上巻に続き、姉は弟の才能を妬み、辛くあたります。このままどうなることやら、と思っていましたが……
最後の方の急展開には、驚きました。クリスタルの心の成長を表す描写は素晴らしかったです。彼女の年齢は15歳でした。新しい自分に生まれ変われる思春期。どんなに苦しくても、自分の力で自身の殻を打ち破ることのできた人の人生は、ひときわ輝きを増すのだと思います。大人が読んでも読みごたえがあり、新たな発見が児童文学にはあると感じます。
訳者あとがきの次の文が心に残りました。
「….何かの分野で、自分ならではの表現を求められる人には、ときにはず -
Posted by ブクログ
バレエダンサーを目指す兄弟の物語です。父親より母親の熱の入れようがすさまじく、初めのうち姉のクリスタルにばかり気持ちが入り、弟のドゥーンは蚊帳の外。ドゥーンの素晴らしい才能になかなか両親は気づきません。ドゥーンは両親から理解を得られない時期に、素晴らしい指導者に出会います。
人は「自分はこの道に進むたい」というものに出会えたときに、本当の意味で自分の人生を生きられるのだと思います。どんな困難にもめげずに、自分を信じて突き進むドゥーンが今後どのように成長していくか、弟の才能の素晴らしさに気づき、嫉妬心が見え隠れする、姉クリスタルの心がどう変わっていくか、下巻が楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【読むきっかけ】
読書はした方が良いということをなんとなく感じていたが、なぜ必要なのかということについて自分の中で明確に答えを持っていなかったため。ヒントになればと思い、手に取った。
【本を読んで感じた自分の認識】
著者は大学教授。著者は、本を読まないことは普通のことと学生は思っており、それを嘆かわしいと思っていた。そういった学生が教育の場に就職したとしたら、その子供たちは読書をしないのではないかと危機感を覚えた。また、世間でも子供には読書をさせた方が良いと勧める一方で、なぜかということに答えられる人は少ないのではないかと思い、当本を作成。
以下要点
・昔は大人が今よりもっと身近にいて心豊 -
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