越智月子のレビュー一覧
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購入済み
今までにない読後感…
1ページ目を開いてから、あっという間に読破した。
ドラマのような展開のスピード感とドキドキ感。
次第に明らかになる乙子の実像と政治の裏側。
乙子は、男性優位の政治の世界でこれ以上ない狡猾さと冷酷さでのし上がろうとする。
「女は優しい」「女は争わない」「女は無垢である」
男性が都合よく作り女性に押し付ける女性像全てにNOを突き付けるように。
エンターテインメント小説として楽しみながらも、乙子の強烈な存在が日本の今への問いかけのようにも感じられ、物語の終わりにはこれまでにない読後感を得られた。 -
Posted by ブクログ
コーヒーとカレーと鎌倉。3つそろっていてハズレなわけがない。登場人物たちは50代を中心としたキャラの濃い女性たち。それぞれの人生を生き、ひとつの節目にある人たちだ。
それぞれの視点から語られるシェアハウスでの1年間の物語。住人たちがシェアハウスにたどり着くまでの人生は、楽しいことばかりではない(しかも直近の記憶は大変なものばかり)。生きるのに少し疲れたときに、香良から出されるコーヒーやまかないカレーが沁みる……。
どの章もつらいことはあるけれど、最後は前向きな気持ちになれるのがいい。
コーヒーが苦手な私だが、その良さがすこしわかった気がする。今度コーヒーを飲むときには、少し舌の上で味わって -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて、読み始める。
読みやすいのに、時間が作れず読むのに時間がかかってしまった。
思いのほか、ラストにじーーーんとしてしまった。
主人公たちの、距離感が良い感じ。恩着せがましいかんじもなく、ちゃんとお互いを尊重している感じが、(最初の距離感だけ、ちょっといびつだけど)良かったな。
P169
「覚えているか、ばあちゃん。親に殴られてへこんでいると。ばあちゃんは言ってくれた。『殴られたからって、ののしられたからって、あんたの価値が下がるわけじゃない。逆も同じ。褒められたからって、あんたが立派になるわけじゃない。あんたはあんたのままでいい。自由気ままにおやり』」
良いこと言うじゃな -
Posted by ブクログ
次々と整理されていく部屋の様子は、読んでいるだけで気持ちが、スッキリしてきます。
余計なものが削ぎ落とされていくほど、自分にとって大事な物、手元に置いて置きたいものが現れてくる。
物語に出てくる二人の出会いは最悪で、性格のクセが強い八重さんだけれども、
二人の距離感や会話はとても心地よいと感じました。
知りすぎない。相手に求めない。自分の好きなことを好きなようにする。
そして、その人の生き方を否定しない。
こんな人間関係を築くことができたらなと思いました。
一方で、物は片付けることができるけれど、
思い出や出来事は整理できるものばかりとは限らない。全てを整理できるほど、
人は簡単じゃない。だか