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1ページ目を開いてから、あっという間に読破した。
ドラマのような展開のスピード感とドキドキ感。
次第に明らかになる乙子の実像と政治の裏側。
乙子は、男性優位の政治の世界でこれ以上ない狡猾さと冷酷さでのし上がろうとする。
「女は優しい」「女は争わない」「女は無垢である」
男性が都合よく作り女...続きを読む性に押し付ける女性像全てにNOを突き付けるように。
エンターテインメント小説として楽しみながらも、乙子の強烈な存在が日本の今への問いかけのようにも感じられ、物語の終わりにはこれまでにない読後感を得られた。
Posted by ブクログ 2020年09月26日
令和版、「悪女について」
パラレルワールドの永田町でのありそうな権力闘争。そこへ我が身を爆弾として投じることになった女性議員。
大臣となり周りの総理、官房長官たち男達を翻弄してゆく。
モノローグ的な最後の手記にしても計算ずくで政争のネタにしてしまっているので、彼女の本当の姿はその席に座ってしまっても...続きを読む御簾の中のように全ては見えなかった。
男達への復讐のためにこれまでするのだから、女は強い、恐ろしい。