越智月子のレビュー一覧

  • 恐ろしくきれいな爆弾

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    令和版、「悪女について」
    パラレルワールドの永田町でのありそうな権力闘争。そこへ我が身を爆弾として投じることになった女性議員。
    大臣となり周りの総理、官房長官たち男達を翻弄してゆく。
    モノローグ的な最後の手記にしても計算ずくで政争のネタにしてしまっているので、彼女の本当の姿はその席に座ってしまっても御簾の中のように全ては見えなかった。
    男達への復讐のためにこれまでするのだから、女は強い、恐ろしい。

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    2020年09月26日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    鎌倉といえば観光地として有名で、シーズンともなると大勢の人で街が大混雑するというイメージが大きい。しかし、実際に鎌倉に行ってみると、駅前のメインストリートなど特定の地域は大混雑しているが、メインの通りから外れると閑静の住宅街が広がっていたりする。元々、鎌倉は自然豊かな保養地なので、古民家カフェなど鎌倉ならではの素敵なお店が多いのも特徴の一つだ。鎌倉に行って、静かなカフェでのんびりと過ごすというのは、とても贅沢な時間の過ごし方だと思う。

    越智月子さんが書かれた「鎌倉駅徒歩8分、空室あり」は、鎌倉の古い洋館を舞台にした心温まる物語だ。

    父を亡くし、鎌倉でカフェを営む香良(から)が。親友の提案をきっかけにシェアハウスを始めるが、そこに集まるのはそれぞれ事情や悩みを抱えた女性たちだった。年齢も性格も境遇も異なる彼女たちが、共同生活を通じて少しずつ心を通わせていく。

    本書には大きな事件や派手な展開があるわけではない。しかし、だからこそ登場人物たちの悩みや孤独がリアルに感じることができる。家族との関係、離婚、将来への不安など、多くの人がどこかで抱えている問題が描かれており、読む人によってそれぞれ自分自身や身近な人と重ねながら読むことができるだろう。 また、この作品は鎌倉の風景描写も巧みで、こんな場所をゆっくりと歩いてみたいと思わされるような描写が随所に散りばめられている。
    他人同士が一緒に暮らすことは簡単ではなく、習慣や価値観の違いに戸惑うこともあるだろう。それでも、お互いを少しずつ理解し支え合うことで新しい居場所や仲間が作られていくことを本書は教えてくれる。読後には派手な感動ではないが、じんわりと心が温かくなる余韻が残った。
    忙しい毎日に少し疲れたときや、人とのつながりの大切さを感じたいときにおすすめしたい一冊。鎌倉の空気やコーヒーの香りを感じながら、穏やかな時間を過ごしたい人には特に読んでいただきたい一冊だ。

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    2026年10月18日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    ネタバレ

    コーヒー詳しくなるし、自然に囲まれた優雅な生活憧れるわー。
    それぞれ年齢や環境別の登場人物の視点で読めるの面白いなぁ。と思いながら読んでたんだけど、最終的に主人公が早くに母親を失った理由が胸糞過ぎる。
    夫親から誤解を招く行為はともかく、まるで受け入れたように対応するのそれ結局自己的過ぎて。
    よくよく考えたら、主人公自分の意思があまりはっきりしてないのはそのせい?。思い込みで叔父を避けてたんだろうし。
    そんな歳になるまで事実を知りえなかった主人公に同情してまう。読み終えてから不快感が湧いてくる本じゃんこれっ

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    2026年10月03日
  • 鎌倉駅徒歩8分、また明日

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    おうちカフェシェアハウス続編。シェアハウスに新たな仲間が増え恋愛の風が吹き、それでもシェアハウスの居心地の良さが変わらない安心感がある。パスタめちゃくちゃ美味しそう食べたい〜!相変わらずご飯は美味しそうで、鎌倉の自然は素敵で行きたさしかない。

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    2026年09月29日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    それぞれの人間模様が見れて面白かった。登場人物それぞれがどこかで異物感を感じた上でたどり着いたシェアハウス。その当人の異物感をひっそりと見守るフィールドとしてのシェアハウスの中で少しずつ異物感をときほぐす物語。完全に取れたわけではないけど、そのほんのり異物感を取ろうとする柔らかな意欲で繋がれたメンバーが愛おしく、慈しみを感じる

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    2026年09月14日
  • 片をつける

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    「いつかあたしのポートレートも描いてくれますか」
    だから、描いてみた。あんたが掃除しているときの顔だ。
    知ってたかい?
    あんたはいつもこんな顔して壁や床を磨いていた。何かに立ち向かうみたいな真剣なまなざしで。必死に汚れを取っていた。あたしの瞼の奥に焼き付いているいちばんいい顔だよ。

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    2026年09月07日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    それぞれの事情を抱えてシェアハウスで暮らす女性達の物語。鎌倉という素敵な土地の情景描写がきれいでとても癒される。
    最初はキャラクターの言葉の強さに引っかかってモヤモヤしてしまったが、中盤にかけての展開は面白かった。

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    2026年07月22日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    鎌倉と言えばなにを思い浮かべるか?

    鶴岡八幡宮と段葛、小町通り、長谷の大仏、材木座や由比ヶ浜の海、今ごろの紫陽花も美しい。そして、カレーとカフェ。とくにカフェは、わたしの住んでいる横浜とは比べものにならないほどに充実している。
    もし鎌倉に暮らしたら……?
    そんな妄想を叶えてくれるのが、本書だ。

    ある日突然やってきた友人の(強引な)すすめにより、流されるように始められたシェアハウス。住人たちの暮らしぶりは、思い描いたとおりの「鎌倉暮らし」であり、でも実のところ、それぞれが家族の悩みを抱えている。家族の悩みを、シェアハウスという他人同士の集まりによって、ほんの少し軽くなるのだ。そう、解決はされない。でも、前を向こうと、ほんの少し頭の向きを変えてくれる。
    同じように鎌倉を舞台にした『ツバキ文具店』のように、読み手に優しくあたたかな気持ちをくれる作品だった。

    読後はカレーのコーヒーを。
    鎌倉のお気に入りのカフェを訪ねるのもいいな。

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    2026年07月05日
  • 鎌倉駅徒歩8分、また明日

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    シェアハウス、思わず憧れてしまう。
    豊かな自然に恵まれた鎌倉もステキだし。
    でも、木々や鳥など、ちゃんとわかる人が居ないとただの自然かも。
    住人それぞれ、いろいろあるけれど、静かに魅力的な日々だと思った。

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    2026年06月22日
  • 鎌倉駅徒歩8分、また明日

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    コーヒーが飲みたくなる小説。
    前作に続き、鎌倉の豊かな風景と人々の暮らしの中にある自然が所々に描かれているのがとても良い。
    ただ、どうも恋愛感情に傾きがちなのが気になると言うかあんまり好みではないなぁ…と。

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    2026年06月18日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    コーヒー飲みたくなるしカレーが食べたくなる小説。
    シェアハウス、自分には無理だなぁ…とは思うけれど、こんな賄い付きのシェアハウスならちょっと暮らしてみたい。
    海にも山にも近い街ならではの景色、庭や通り道などの植物の描写が豊かで、読んでいると自然のなかで深呼吸をした気分になる。
    話の舞台に少しでも土地勘があると楽しめるのが嬉しい。

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    2026年06月17日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    鎌倉に行きながら、ふと目に止まったこの本を買った。
    雨に打たれるときっと、この本をふと思い出す時があるだろうなって思った。
    鎌倉に着くまでには読みきれなかった。

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    2026年06月09日
  • 鎌倉駅徒歩8分、また明日

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    継続的に本を読んでいると、自分の好みがだんだん明確になってくるものですね。

    私は、女性たちがひとつ屋根の下で共同生活を送る物語が結構好きです。
    小説でも漫画でも、面白くないわけがない。

    生い立ちが違えば、価値観も違う。
    そんな人たちが集まって、何も起きないわけがないのです。

    非常に憧れる。
    しかし、自分にはできない。
    だからこそ、こういった物語に惹かれるのだと思います。

    『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』の続編ともなる本作では、新キャラが登場します。
    フランスでパティシエの修行中だったかと思いきや、途中で挫折し、お金も尽きて日本に戻ってきたという倉林さんの娘・美紗緒です。

    前作では、住人同士がいざこざを起こし、すったもんだの末に理解し合うというストーリーでした。
    しかし美紗緒は、そんな住人たちの中にスッと溶け込んでいきます。

    やっぱりね、胃袋をつかめる人は強いと思いました。

    週1で作る美紗緒のパスタのおいしそうなことと言ったら。
    読んでいるだけで、頭の中にパスタの絵が浮かんできます。

    住人たちは、一人ひとりそれぞれ悩みを抱えています。
    けれど、その悩みに対してあたふたするわけではありません。
    ゆっくり時間をかけながら、自分の感情と折り合いをつけていくのです。

    若い頃のように、すぐに結果を求めたり、白黒つけたりしない。
    曖昧な状態を楽しむ余裕、とでもいうのでしょうか。
    そんなものを感じました。

    「人生は麻雀と似たようなものよ。間違った道は進んでないと思っても、思わぬところで理不尽な目にあう。でも、そこで落ちこんだり感情的になったりしても前には進めない。クールにやるべきことをやっていけば、道は開けるわ」

    登場人物の一人が語った言葉ですが、年齢を重ねれば重ねるほど、この言葉に実感がともなってきます。

    思い通りにいかないこともある。
    理不尽なこともある。
    それでも、感情に飲まれすぎず、今できることをやっていく。

    大人になるって、そういうことなのかもしれません。

    よーし!
    今日も頑張っていこう!!

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    2026年06月06日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    続編あるんですね。
    喫茶店?カレー?シェアハウス?よくある人情劇だけど、綺麗に回収した感じがしたのに。
    続編、どうしようかなぁ〜・・

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    2026年05月23日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    出てくる人が多くて、少し読みながら混乱してしまった。
    あっさりしてていいのかなとも思うけど、もう少し主人公の香良のことを中心に描かれててもいいのかなと思う。

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    2026年05月16日
  • 鎌倉駅徒歩8分、また明日

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    わけありシェアハウスの続編。
    やっぱり、このリ雰囲気がなんか好きです。

    鎌倉で古民家カフェ&シェアハウスを営む
    香良を中心にした連作短編集。
    今回は、新しい住民が増えたり
    三樹子の元夫がコンタクト取ってきたり
    里子に出会い、千恵子に別れがあり
    その別れがまた出会いを呼んで
    あゆみの心を惑わせる。

    月並みな感想だけど
    みんな幸せになってほしいわ〜。

    巻末には、新しく加わった美佐緒による
    プロのまかないパスタ料理レシピつき。

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    2026年04月26日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    現実にはなかなか難しそうな設定が多くて
    あくまでも物語として愉しむのがよさそう。
    細かな設定など気になるひと(私)には
    あんまり向かないかも。

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    2026年04月04日
  • 片をつける

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    汚部屋育ちの阿紗が隣の部屋の老女、八重の汚部屋掃除-終活を手伝うことに。
    阿紗、八重のそれぞれの人生。
    心身ともに片をつけて、身軽に生きる。
    終活は身辺整理だけではない。

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    2026年03月21日
  • 鎌倉駅徒歩8分、また明日

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    シェアハウスに新メンバーがきたり、皆それぞれの恋愛模様も。いや恋愛未満かな?
    小さな変化、出会い、別れがあって「また明日」

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    2026年03月21日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    圧倒的表紙買い。内容も、表紙の印象通りの温度感。コーヒーの描写が丁寧で、いつも同じ種類のコーヒーしか飲まないけれど今度買いに行くときは他のものも選んでみようかなとか、やっぱりミルがあるといいよなあとか、でもミルも洗うのはだるいしなあとか、そういうことを考えたりして勝手にたのしかった。ただ、いかにも若者っぽいノリと話し方が登場人物たちの年齢とアンマッチすぎて、個人的には正直キツかった。

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    2026年03月20日