越智月子のレビュー一覧

  • 片をつける

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    片付ける=自分の中のモノへの思い出や執着に片をつけることなんだと再認識。
    整える、片付けるはあるものを整理するだけでなく不要なモノをきちんと手放すこと。これが何より大切だなと感じた。初めましての作家さん。爽やかな読後感で読みやすかった。

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    2025年01月14日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    父親から引き継いだカフェをぼちぼち営んでいた40半ばの女性店主のところに夫と離婚した学生時代の友人がやって来てシェアハウスを提案。そのシェアハウスにやって来た住人たちがそれぞれメインとなって話が進んでいきます。鎌倉はまだ行った事ありませんが、土地勘ある人だったら情景が浮かんできたり、舞台となったシェアハウスの場所も想像出来ちゃうのかな?って感じで地名とか名所が出て来ます。それから作中に出てくるカレーが全部美味しそうです。なんと巻末にレシピが載っていますので、チャレンジしてみるのもありかも。

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    2025年01月04日
  • 片をつける

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    八重さんの性格が好き。
    特に最後の手紙がよかった。
    このタイミングで八重さんと出会えてよかったと思う。

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    2025年01月02日
  • 鎌倉駅徒歩8分、空室あり

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    鎌倉駅の近くでシェアハウスを営むことになる香良という女性の話。鎌倉各所に実在するロケーションが出てくるのが楽しい。それに自然にも目を向けられて植物や鳥などにも目が向けられていて、勉強にもなったりする。

    香良という主人公となる人物はとても好感が持てたのだけれど、親友の三樹子を始めとした脇役の魅力が乏しい。最後まで三樹子のことが好きになれず、なるべく近くにいてほしくないと思ってしまってダメだった。何より口調も好きになれない。

    一つ目につくとダメで、LGBTQな設定も、驚きというよりも鬱陶しいと感じてしまった。

    忠人辺りのコーヒー店は好きだったし、香良辺りの設定も好きだったけれど、どうしても嫌

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    2024年12月31日
  • 片をつける

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    片をつける。片づける。耳の痛い言葉。
    そう思いながら手に取った。隣の部屋の高齢の女性八重の部屋をひょんなことから片づけることになる阿紗。2人の交流は2人の過去を遡りながら、それぞれの過去を精算(片をつける)なから話は進む。まあ、2人ともあまりに生活感がないのが羨ましいことは羨ましい。
    片づける時間あるやろ~と、つっこみながら、読んだ
    読後、片づけたら、私もいろいろすっきりするかもと思った。文中にあるように
    「身のまわりのものをどんどん仕訳して、この人生でいちばんの収穫を見つけることだ」八重さんは阿紗に拾ってくれてありがとうと、残したが、阿紗も、八重に拾われたのかも。
    人生の終わりに中盤にこのよ

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    2024年11月06日
  • 片をつける

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    ネタバレ



    部屋の片付けを通し、
    思うように人生を生きられなかった阿紗と八重が少しずつ心を交わしていく……。

    偏屈な八重の物言いや、阿紗に部屋の片付けを頼んでおきながら横柄な態度を取る八重をなかなか受けいれられなかった。
    (もちろん、阿紗も同じ気持ちであったことであろう。)


    八重は、ゴミで溢れた部屋を整理整頓し掃除をすることにより、これまでの人生をも整理し見つめ直すことができるようになったのかもしれない。
    巷でよく言われるように、部屋の中の様子は自分の心を表すというのも正論に感じた。

    部屋の中を綺麗にしておかないとと、少し自分にプレッシャーをかけてみる。

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    2024年09月30日
  • 片をつける

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    読みながら、ああ自分も部屋片付けなくちゃ…と思いました。捨てたくないからなるべく物を増やさないように、買わないようにとは思うけれど、それでもないと不安で買いだめてしまう。「片」を「つける」ってなんでしょうねぇ。
    キリスト教の話でなくて良かった。

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    2024年08月12日
  • 片をつける

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    「片づけ小説」というフレーズに惹かれて購入。独身女性の阿紗子は、隣に住む老人・八重の終活の手伝いをすることになる。片づけを通して見えてくる八重の、そして自分の人生。必要以上に踏み込んでこない八重のことがだんだん好きになってきました。

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    2024年06月09日
  • 片をつける

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    親との折り合い悪く1人で生きてきた阿紗(アサ)が隣に住む八重と出会い別れる物語。
    阿紗の視点から、八重やその他の登場人物との関係性が丁寧な文章で表現されているように感じ、大変読みやすく穏やかで好印象でした。
    星3つです。

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    2024年04月17日
  • 片をつける

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    最初は偏屈なおばあさんだと思ったけど読み終えた後には恋しくなりました。
    あと、掃除しようかな!という気持ちにもなりました。

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    2024年04月13日
  • 片をつける

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    片付けとか断捨離とか興味あるし、と思って購入してもっと軽い感じの物語だと思って読み始めたら...
    意外とそうでもなく。
    片付けをしながら気持ちが寄り添っていく、阿紗と八重の関係がとてもよかった。
    欲を言えばもっと長くこの2人の物語を読んでいたかったなと思った。

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    2024年03月23日
  • 片をつける

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    阿紗は思わぬ出会いから、
    隣に住む老婆・八重の部屋の片づけをすることになるのだが…


    私の中で「片付け」といってまず頭に浮かぶのは”こんまりさん”。
    その他にも「片付け」を仕事として
    マスコミで取り上げられる方も多数いらっしゃる。
    その方々に共通して持つ私のイメージは
    ”明るい”・”強い”・”行動的”
    などなど、肯定的なイメージだ。

    書籍紹介を読んでいると
    阿紗にもまたそんなイメージを抱いてしまいそうだが
    彼女は全く違う。

    この本を読み始めて最初に感じたのは
    暗い…、重い…。

    ちょっと変わった人と思われている老婆・八重の汚れた部屋。
    それを片づける阿紗の雰囲気がまた暗くて。
    どちらも望

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    2024年03月10日
  • 片をつける

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    ★★★か★★

    ストーリーのある片付け本のような本。
    読みやすく、すぐ読んじゃえる。
    ただ、ひたすら淡々としてて、面白いような面白くないような。笑

    最近、ずーっと一緒に仕事をしていたじーちゃんが亡くなったばかりだったので、周りの老人たちが持つ、いろんな過去について聞く機会ってのがとても貴重で、楽しく、そんなことあったの!?っていう驚きに溢れてるストーリーが、本当に私たちの周りにもたくさん溢れてるんだよなぁ。

    まだまだまだまだいろんなこと聞いて見たかったなぁ。

    わたしの知らない父や、叔母や叔父を知ってるじーちゃん。他にも近所にいるご老人たち、実は小説より面白い話持ち歩いてたりするんだよね。

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    2023年12月29日
  • 片をつける

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    40代目前の阿紗が出会った高齢女性の八重。ひょんなことから彼女の部屋の片づけを手伝うことになり、終活を進める。
    コノハズクのヨハネ、佐々木さん、読み聞かせの子供たちとの出来事もあり、話は進んでいく。
    阿紗は、人と深い関係になることが苦手だけれど、八重とはほどよい距離感での心地よい付き合いができていく。
    あらゆることに「片をつける」ことで、阿紗がまた前を向いてあるいていけるようになるのを読み進めていくと、自分も頑張らなきゃなと思えた。

    とても読みやすく、巻末に「阿紗の片づけレシピ」もついています。

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    2023年05月08日
  • 片をつける

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    ひょんなことから隣人のお家を片付けることに。徐々に距離が近くなっても、お互いに過去を言いたくない、触れないよう、どちらも優しい人たち。
    もやっとしたものが、最後に明らかになって少しスッキリした。具体的な片付け方、仕分け方法も参考にしたい。最初から最後までスルスルと読める1冊だった。

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    2023年05月06日
  • 片をつける

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    八重さんの「口は悪いけど良い人」みたいなキャラが少し不愉快で、私には受け入れられなかった。

    テレビでも話題になるゴミ屋敷などが綺麗になっていく様子は、中毒性があるのか、つい観てしまう。今回もそんな感覚で読んだのかも。
    阿紗と佐々木が都合よく付き合わなかった事が、この物語の救いかもしれない。

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    2023年04月05日
  • 片をつける

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    期せずして、年末に読むのにピッタリの内容。
    不要なものを捨てることは、必要なものの価値を再発見すること。
    主人公のキャラクターが今ひとつ不鮮明だったことと、脇役で出てきた人たちとの絡みがあっさりし過ぎて肩透かしなところが残念。
    八重さんの過去やエピソード、もっと深掘りして欲しかった!

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    2022年12月15日
  • 片をつける

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    40歳になろうとする阿紗は、隣に住む老婆・八重が鍵をなくした…と困っていたことがきっかけで
    たまたま彼女の部屋のゴミの山を目にしてから片づけを手伝うことに。

    ゴミの山以上に気になる彼女のこと。
    やがて明らかになる八重の過去。
    そして自らの記憶が蘇る。

    荒れた部屋からは、その人の生きざまが反映されているかのようで…

    たんに片づけというよりも人生の方をつける。
    つまりは、人の生き方。

    ゴミがあるかどうかというよりも今の生き方に満足していますか?と問いかけられているよう。



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    2021年11月22日
  • 恐ろしくきれいな爆弾

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    福永乙子の裏の繋がり方が痛快でいい。読み物としては面白かった。こんな女性政治家いたら怖いけど、いて欲しい気もする。

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    2021年09月27日
  • 恐ろしくきれいな爆弾

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    回りを蹴落としてのし上がって行くって気持ちいいもんだろうな。
    完璧な人間なんているわけないのだから、不完全だっていいじゃない。

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    2021年08月27日