【感想・ネタバレ】鎌倉駅徒歩8分、また明日のレビュー

あらすじ

いつだって、ここからが始まり。

心もお腹も満たされる、
淹れたてのコーヒーと賄いパスタあります。『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』、待望の続編。

鎌倉の古い洋館でシェアハウスを始めた香良。
個性豊かな住人たちと楽しく穏やかに暮らしていたが、そんな日々も永遠には続かない。
シェアハウス「おうちカフェ」の住人たち

尾内香良 男出ひとつで育ててくれた父が亡くなり、カフェを引き継ぐことに。人付き合いが苦手なシャアハウスのオーナー。

林三樹子 香良の大学時代からの親友。離婚して家を飛び出し、今では共同経営者のよう。

藤村里子 ちょっと神経質。愛犬「ツン」といつも一緒。三樹子と大喧嘩をするも今では仲良し。

道永あゆみ コーヒー豆の焙煎を勉強している。絶賛、片思い中。

加藤千恵子 大事に育てた息子とその嫁に嫌われ、自分の家から追い出されてしまう。

倉林美佐緒 隣人・グラディスさんの愛娘。フランスから帰国し、「おうちカフェ」の新しい住人に。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

鎌倉での暮らし、風情も感じられ、そこで暮らす人達がどんどん温かくなっていくようなシリーズ2作目でした。鎌倉という舞台も背中を押しているのかなと思いました。続編を希望しますし、ドラマになって欲しい作品です。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

疲れた心に染みわたる。ホッとして寛いだ気持ちになれる、大好きなシリーズです!

昭和生まれのちょっと訳あり女性が住まう、鎌倉のシェアハウス「おうちカフェ」。
自然豊かで小鳥のさえずりが聞こえる庭があり、気のおける住人たちと美味しい食べ物を囲んでの寛ぎの時間。
心地よい距離感に、美味しいまかないつきのシェアハウス。
こんなの最高!!

香良、美樹子、里子、千恵子、あゆみ。
おうちカフェで暮らすようになって、なんてことない普通の会話がとても大事な時間だったときづく毎日。

いいなぁ。私も老後はこんなふうに心地いい暮らしがしたい。
真剣に鎌倉に移住したくなる。
本作で登場した新たな住人・フランス帰りの美佐ちゃんの作るパスタが美味しそうで、もはや飯テロでした。
巻末にレシピが載ってたのも嬉しい。

そこにいるだけで気が休まる場所。
ちょっと疲れたな…と感じている人に読んで欲しいデトックス本。
このシリーズまだまだ読みたいです!

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

食べてくれる人のために手間暇かけて作る
それにまさる スパイスはない

これが心に響いた言葉
いつも時短とかコスパとか考えちゃうけど、丁寧に心を込めて何かに取り組むって、簡単なようで、難しいから、この本の中で体験して、心豊かになれた

前回のカレーとコーヒーに加えて、パスタも美味しそうだった

あゆみちゃんの恋にキュンキュンした
自分では止められない気持ちって、憧れるな

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』の続編だが、前作を上回って面白かった。
今回の話は、登場人物をコーヒーで例えるなら、味わうほどに旨味や甘味、深みが溢れてきて、一緒にいただくパスタやデザートがさらにコーヒーの美味しさを引き立てる、そんな素敵な味わい。

カフェ兼シェアハウス『おうちカフェ』を経営する香良と、共同経営者の美樹子。
穏やかで人を包み込むような人柄の香良の淹れるコーヒーは絶品で、元気で明るい美樹子の人柄も、いつもみんなを勇気づけてくれる。
美樹子の美味しいものを食べるときの『早く食べよっせ』や『うんまっ』がすっごく好き。
別れた夫が訪ねて来てやり直したいと言われた時も、情に流されたりせず、ブレずに前を向いていくことを選択する美樹子の強さも素敵だった。
『こうして空を見上げ、大事な無駄話をする。あたしはこの人とそういう暮らしがしたかった。』
普通の会話の大事な無駄話ができる関係って大切なんだなと思った。

鎌倉の海や山、木や花や鳥の話があちこちに散りばめられて、とてもいい話がたくさんある。
亡くなった人の姿はもう見れないが、空に風に木に土に、目を凝らし、耳を澄ませば、そこかしこにメッセージを送ってくれるというのも、心に沁みてくる。

最後の章は、おうちカフェの住人とその大切な人たちでホタルを見にいくシーン。
『ホタルって悲しくもあり儚くもある。でも、明日へつながる光なのかもしれない』
以前私の妹が、今はなかなか見られないホタルを一匹だけ庭に飛んでいるのを見た、あれは(亡くなった)母が会いにきたのではないかな、と言ったことがある。
今なら私もそう思える。

本当に心があったかく豊かになる作品だ。
またこの続編があることを願いたい。

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

うん、今回もすごく好き❤️
素敵な人がたくさん出てきて、幸せ。
あーーわたしもシェアハウス、憧れる〜

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2025年03月29日

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前作で出来上がった関係性はどんどん深みが増し、さらに新たに魅力的な登場人物たちが加わることで穏やかなイメージだったおうちカフェがどんどん賑やかになっていくのが楽しかった。
誰のものでもない自分だけの人生を生き生きと過ごすおうちカフェの人々が大好きだ。
こんなふうに生きていきたいと心底思う。


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2025年03月08日

匿名

購入済み

心がほっこりしました

学生時代も40年以上経った今も鎌倉が大好き。
学生の時には、横浜の下宿先から毎週バスで鎌倉に行っていました。
鎌倉山、円覚寺、建長寺、八幡様、由比ヶ浜…とても懐かしい。桜貝も拾ったなぁなんて忘れていた事を沢山思い出しました。
シェアハウスの人々が、昔の私と似ているところがあったり、これからの私なのかと思ったり、鎌倉の風景としっくりくる感じ。風や光を感じ、美味しそうな料理やコーヒーなどにワクワクしました
大好きな鎌倉をもっと好きになりました
ステキな作品と出会えて良かったです。

#ほのぼの #切ない #共感する

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2025年01月02日

Posted by ブクログ

鎌倉駅の続編。

人と繋がりも多種多様。
捉え方も感じ方も関係の作り方も人それぞれ。

人と人のつながりに心があたたまる作品でした。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

「鎌倉駅徒歩8分、空室あり」の続編
昭和生まれの女性だけのシェアハウスのその後
やっぱりいいなぁ憧れるこういう生活!
鎌倉の自然もさらに豊かに表現され、時間の流れがゆっくりに感じられる
相変わらず美味しそうなコーヒー
そして今回はカレーじゃなくてパスタ
どれも美味しそう!
この本は自分にこの先生きる勇気を与えてくれる
どんな年になってもときめく心を持ち続けていいんだ
自分の感情に正直に生きればいいんだ

さらに続編が読みたいな~♪

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。千恵子さんとゆき先生との出会いと別れ。人生の後半でもこういう出会いってあるんだな。あゆみさんも心から好きになった人といい方向に向かっていて嬉しく思った。私もこういうシェアハウスで自然体で暮らしてみたい。シリーズ続編に期待します!

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

昭和生まれが集まる鎌倉シェアハウス。シリーズ2作目で、新たな出会いもあり、さらに物語が賑やかになっています。今作ではパスタが各章に絡んできて、美味しそうだったな٩(๑´0`๑)۶

『「きっぱりと冬が来た。八つ手の白い花も消え、公孫樹の木も箒になった…冬よ、あたしに来い、あたしに来い。あたしは冬の力、冬はあたしの餌食だ…」
人通りの少ない道によく通る声が鈴のように響く。思い出した、この詩は高村光太郎のものだ。ゆき先生は「僕」を「あたし」に代えて諳んじた。
「追い風よりも厳しい向かい風のほうが好き。この冷たさがいいのよ。そのほうが身が引き締まるから」』
-第5章- ターンターンターン 千恵子

美味しくなりますように、と唱えて珈琲でも淹れてみようって思えた。季節とともに移り変わる緑、鳥の鳴き声、そんな描写が肩の力を緩めてくれた。心の持ち様が少し軽くなりました!

2025.8

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2025年08月02日

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前作よりは登場人物たちが好きになれた。特に三樹子、前作では本当に嫌でキライだったけどこちらではそうでもなかった。皆様それぞれ出会いと別れがあり。小鳥さんもとい小島さん、最初はがっかりした香良だったけど良い人でよかった。出てくる料理もスイーツも、もちろんコーヒーもどれも美味しそうだった。レシピが付いてるから作ってみようかな。

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2025年07月17日

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鎌倉の古い洋館おうちカフェ(シャアハウス)に住む昭和世代の女性たちのエピソードが重なりあっていく。肩の力を少し抜いて本音で行きはじめている人たちの心地よさ付き合い・暮らしぶりがある。
鎌倉の海と山、鳥のさえずり、草木、蛍や星空、美味しい手作りパスタと珈琲。
時間の流れ方が心に寄り添って、ゆっくり流れているような気になってしまう。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

料理、植物、人間関係。どれか一つでも興味が持てて上手く行けば、今後楽しく行けるんではないかなと感じました。それぞれ悩みや思うところがありながらも、みんなが仲良くやろうと思ってるからこそ楽しい日々を送れている気がしました。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目
シェアハウス『おうちカフェ』の住人の視点で描かれる連作短編集。
鎌倉の四季の移ろいが感じられるシリーズ。
前作同様に、おうちカフェに出てくる食べ物やデザートがとてもおいしそう。

今回は自分の尊敬する人やパートナーとの関係の話題が多かった。
別れや新たなパートナーとの関係ができるもの、見つかるものなどさまざま。
香良さん、あゆみちゃん、千恵子さんの話がとてもよかった。

オーナーの香良さんの性格や個性、好きだなと思う。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

前作はなんとなく物足りなさを全体に感じてちょっと残念だった。今回は最初のほうの章であったけれど、最後にはそんな印象を持たなかった。里子、千恵子、あゆみの章は読み応えがあった。千恵子の謝ってばっかりは私の癖でもあるので、店長みたいな矯正してくれる人いたらうれしいな。
また読みたい。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

出会いと別れ。人間をやっていると必ず遭遇する出来事。今回はロマンス多め。昭和世代の女性ばかりのシェアハウスの飲み会が楽しそうで美味しそうで羨ましい。相変わらずコーヒーが飲みたくなる。3作目楽しみに待ってるよ〜。

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2025年03月07日

Posted by ブクログ

美味しい食べ物と鎌倉の風景で癒される一冊。疲れた時にじっくり読むと良いかも。「月が本当にきれいですね」が特に好きなストーリーとなった。前作もあることを知らずに読んだけれど面白かったので、前作も読みたいと思います。最後のおうちカフェパスタレシピも手書きで素敵。

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

続き物とは知らず、こちらから読んでしまった。
人の関係性など若干わからないところもあったが、コーヒーがとても美味しそう。
毎日、いろんな豆のコーヒーをひいて飲むってとても素敵な時間だなぁ。
里子さんとムヒョクの話はとても好き。ムヒョクが、韓国では、常にパリパリパリとせかされて、最終的には疲れてしまった。
せかされることが多いこのご時世、自分も急かさない、人も急かさない。そんな人間でありたいと思った。なかなか難しいけど。。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ


ああ、おうちカフェ終わってしまった。
前作と比べると、インパクトが弱いかな?と思ってしまっていたけれど、
いざ終わりとなるとやっぱり寂しい( ; ; )


あゆみさんと碧の関係が、少し不完全燃焼です!
あゆみさんが、あんなに心を寄せて決死の覚悟で告白したにもかかわらず、
碧のその回答は…。
っこいい事を言っていても、やはりあゆみさんの性別を気にしている、という風にしか思えなかった。

千恵子さんの口癖『すみません→ありがとう、にしたら?』というゆきさんの意見に大賛成!
私自身も、すぐに『すみません』と言いがち。
ありがとうに変えていきたい。
ゆきさん、素敵な人だったな。

また続編があるといいなあ。

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2025年10月12日

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鎌倉のおうちカフェ、そしてシェアハウス。個性豊かな人々がちょうどいい距離感で穏やかに過ごす日々。鳥や植物への愛をたっぷり感じます。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

シリーズものと知らず…。前書を読んでいたら、登場人物により深みを感じたのかな。この本から読んでも全然支障はなかったけれど。

のんびりとカフェで読みたい一冊。
それぞれの人生、それぞれの価値観。
みんな思うところはありながら、それを心に秘めておきたいと思いながら、やっぱり少し知ってほしい。
自分という存在を認めてほしいんだな、と、自らもふと振り返る。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

前作を読んだのにすっっかり忘れてる。こんな人いたっけ?状態。それでも昭和生まれの女だけのシェアハウス、楽しそう。生き方、恋、憧れの年上の女性、美味しい食事にコーヒー、楽しくもそれがいつまで続くか分からない儚い時間。こういうのを共有できるってうらやましい。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作で初めは受け付けなかった登場人物たちが好きになってからの今作だったので、楽しく読めた。
鎌倉の街、草花、鳥、珈琲にパスタと、人物たちのストーリー以外のところが読んでて楽しい。ここだけじっくり読み返したい。
しかし唯一受け付けなかったのはあゆみちゃんの恋路。前作であんなに店長に恋してたのに、あっさり鞍替えしちゃって…「叔父みたいな気持ち」ってなんだよ!応援してたのに!
今作でいちばんグッときたのはゆき先生が千恵子さんに語るこれ。
「人生は麻雀と似たようなものよ。間違った道は進んでいないと思っても、思わぬところで理不尽な目にあう。でも、そこで落ち込んだり感情的になったりしても前には進めない。クールにやるべきことをやっていけば、道は開けるわ。」

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

前作で好きになれなかった個々のキャラクターが、いい具合に混ざって、こんな日常、私も体験したい!と思えるようになった。
鳥やパスタ、鎌倉にも興味が出てきて、楽しい作品集だった。

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2025年04月08日

Posted by ブクログ

前作の記憶がちょっと薄らぼんやりしていたけれど、読んでいるうちになんとなく思い出してきた。
シェアハウスに住む人達とそのご近所さん物語。
新たなメンバーも加わり、ほのぼのとして、優しい気持ちになれる話ばかり…まぁ正直、可もなく不可もなくといった感じかな…

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

前作から更に登場人物たちのキャラが際立ってきた。ドラマを見ているような感覚で読むことができる。美味しそうなパスタのレシピが載っているので参考にしたい。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

アクセクした時間の過ぎ方ではなく、ゆっくり気味に時間が過ぎるように感じる生活。
ゆったりした気持ちで読むのにいいなぁ。
あゆみ以外の作中の他の人たち、どんな風に収入を得ているんだろう???とかいうことが気になりながら読んでしまったのがなんだかもったいないー!そういう部分気にせずこの世界の中の時間の過ぎる感覚に身を委ねながら読み進められたらもっとほっこりした読後感に包まれたような気がするー!
『鎌倉駅徒歩8分空室あり』の続編。
今回も前作に載っていた見取り図を載せて欲しかったなぁー。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。
1作目をほば忘れてしまっていて、登場人物もあやふやになってしまっていた。
それでも楽しかったけど、1作目をきちんと覚えた状態で読んだほうがより楽しめただろうなぁ。
住人のお悩みはそれぞれ違っているけど、こうやってシェアハウスで複数の人に話を聞けるのは、やっぱりいいなと思う。女同士で集まってごはんを食べたり、相談し合ったり…ゆるやかに時が流れるシェアハウス。こんなところに住みたい!

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』の続編。知らずに読んじゃいました…
シェアハウスのお話。羨ましいような。やっぱり色々あるんだろうなとか想像したり(笑)
ただ少し物足りない感…(最近読んだ本、ゆったりとした物語が続いたから特に?)

作中に出てくるコーヒーとパスタが美味しそうで。お腹空いてきちゃいました。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

『鎌倉駅徒歩8分、空き室あり』の続編です。

舞台はカフェ兼シェアハウス「おうちカフェ」。今回は、お隣の倉林さんの娘の美佐緒が新しい住人として仲間入り。新たに月曜日がパスタの日になり、賑やかになりました。住人達は「人が居場所を変えるときには理由がある」という言葉どおりだったのですが、ここに住むと居心地がよくなるとともに、皆、前を向いていけるようになってるなと思いました。

私が思うこの小説の魅力は、おうちカフェの心地よさの描写です。庭の草木や花の色が鮮やかに感じられ、鳥の色や声が感じられることです。知らない色を調べて、こんな色があるんだとか、鳥の鳴き声を聴いてみたりもして楽しめました。パスタやお菓子の美味しそうな感じや、コーヒーの香りが伝わってくる感じも癒されました。人との関わりかたにも、これらのものがいい影響を与えて、心地よさを生み出しているように思いました。

それぞれの住人に順番に焦点を当てて、物語は進んでいきます。出会いがあればや別れもあり、それぞれの出来事が身近に感じられました。

読後、鎌倉への憧れとおうちカフェへの憧れがますます大きくなりました。

巻末に美味しいパスタととコーヒー焼酎の作り方がイラストと共に載っています。美味しそうなので、作ってみようかな。

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2025年01月23日

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