あらすじ
いつだって、ここからが始まり。
心もお腹も満たされる、
淹れたてのコーヒーと賄いパスタあります。『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』、待望の続編。
鎌倉の古い洋館でシェアハウスを始めた香良。
個性豊かな住人たちと楽しく穏やかに暮らしていたが、そんな日々も永遠には続かない。
シェアハウス「おうちカフェ」の住人たち
尾内香良 男出ひとつで育ててくれた父が亡くなり、カフェを引き継ぐことに。人付き合いが苦手なシャアハウスのオーナー。
林三樹子 香良の大学時代からの親友。離婚して家を飛び出し、今では共同経営者のよう。
藤村里子 ちょっと神経質。愛犬「ツン」といつも一緒。三樹子と大喧嘩をするも今では仲良し。
道永あゆみ コーヒー豆の焙煎を勉強している。絶賛、片思い中。
加藤千恵子 大事に育てた息子とその嫁に嫌われ、自分の家から追い出されてしまう。
倉林美佐緒 隣人・グラディスさんの愛娘。フランスから帰国し、「おうちカフェ」の新しい住人に。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
食べてくれる人のために手間暇かけて作る
それにまさる スパイスはない
これが心に響いた言葉
いつも時短とかコスパとか考えちゃうけど、丁寧に心を込めて何かに取り組むって、簡単なようで、難しいから、この本の中で体験して、心豊かになれた
前回のカレーとコーヒーに加えて、パスタも美味しそうだった
あゆみちゃんの恋にキュンキュンした
自分では止められない気持ちって、憧れるな
Posted by ブクログ
ああ、おうちカフェ終わってしまった。
前作と比べると、インパクトが弱いかな?と思ってしまっていたけれど、
いざ終わりとなるとやっぱり寂しい( ; ; )
あゆみさんと碧の関係が、少し不完全燃焼です!
あゆみさんが、あんなに心を寄せて決死の覚悟で告白したにもかかわらず、
碧のその回答は…。
かっこいい事を言っていても、やはりあゆみさんの性別を気にしている、という風にしか思えなかった。
千恵子さんの口癖『すみません→ありがとう、にしたら?』というゆきさんの意見に大賛成!
私自身も、すぐに『すみません』と言いがち。
ありがとうに変えていきたい。
ゆきさん、素敵な人だったな。
また続編があるといいなあ。
Posted by ブクログ
前作で初めは受け付けなかった登場人物たちが好きになってからの今作だったので、楽しく読めた。
鎌倉の街、草花、鳥、珈琲にパスタと、人物たちのストーリー以外のところが読んでて楽しい。ここだけじっくり読み返したい。
しかし唯一受け付けなかったのはあゆみちゃんの恋路。前作であんなに店長に恋してたのに、あっさり鞍替えしちゃって…「叔父みたいな気持ち」ってなんだよ!応援してたのに!
今作でいちばんグッときたのはゆき先生が千恵子さんに語るこれ。
「人生は麻雀と似たようなものよ。間違った道は進んでいないと思っても、思わぬところで理不尽な目にあう。でも、そこで落ち込んだり感情的になったりしても前には進めない。クールにやるべきことをやっていけば、道は開けるわ。」