【感想・ネタバレ】鎌倉駅徒歩8分、空室ありのレビュー

あらすじ

誰かと生活することは、めんどくさいけどあたたかい。
鎌倉駅から徒歩8分。木々と小鳥に囲まれたシェアハウスには、今日もカレーとコーヒーの香りがいっぱい。
まだ空室アリ〼。

男手一つで育ててくれた父が死んで、鎌倉のカフェを引き継いだ香良。ある日離婚した親友が押しかけてきて、いつの間にかシェアハウスをはじめることに! 次々やって来る入居者たちは、みんなちょっとワケあり。慣れない他人との共同生活に、イラっとしたり文句を言ったりもするけれど……。家族だから言えない、家族だから甘えられない。そんなひとりぼっちになった住人たちが見つけた新しい形のきずなに、あたたかい気持ちになる1冊。

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Posted by ブクログ

とてもほのぼのとしてて良かった。
お婆さんの息子があまりにもダメ人間すぎるところは少しイラついたけど…笑

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2025年10月14日

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父を亡くした香良が、突然押しかけてきた友人の三樹子と共にシェアハウスを始めるお話。
年齢も好みも違う入居者達とコーヒーを通した交流が描かれていて、家族とも恋人とも違う関係性を、時には喧嘩もしながら築いていくのが印象的だった。

ズケズケとものを言う三樹子が苦手だなぁと思いながらも、最後にはムードメーカーな彼女を好きになっていたし、他の入居者達も皆クセは強いが憎めない人達で、こんな人たちとこんな鎌倉の和洋折衷のシェアハウスに住めたら楽しいだろうな〜と思いながら読めた。

まだまだ彼女たちのお話を読みたいけど、続編は無いのかなぁ?

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2025年09月08日

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シェアハウスをきっかけに出会った
大人の女性たちのつながり。

コーヒーを飲みながら、
のんびり読みたい一冊です。

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2025年08月20日

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ネタバレ

よかったんだけど、咲さん、事情を打ち明けて娘と交流してもよかったんじゃない?
なんだかとてももったいない。
わざわざ辛い空白の時間を作らなくても。
ちょっとここは納得できない。

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

一度挫折したけれど気になって再度手にした本。
前半、中盤…あ〜またダメかなぁ…と何度も挫折しそうになった!
なんだろ…登場人物の誰も好きにはなれず、魅力を感じない、感情移入が出来ないから書いてある文字を上滑りで読んでいる状態が嫌だった。
鎌倉、カフェ、珈琲、シェアハウス…どれを取っても大好きな設定なのに読み進められないのはおかしい!そうだった!大好きな設定なのに挫折したのが自分なりに納得できなくて(^^; ずっと頭の片隅に居た本書だったのだ!
なのにまたダメか…と思いきや、もうラストにも近い第五章、千恵子さんのお話あたりからですかね〜ぎゅーっと惹きつけられた!
なんとも言えず本書の魅力を感じた。
自分的に要はやはり「香良さん」かと…
香良さん惹かれる!
最終章を読み始める頃にはもう既に第二弾読みたい!と思っていた(笑)
ひとは皆それぞれその内側に色々なものを抱えている。
辛くなったり苦しくなったり寂しくなったり凹んだりする…何も言えなくてもそんな自分にそっと寄り添って近くにいてくれる存在がいる…それだけでその辛さや哀しみは美味しい食べ物と珈琲と一緒に癒されていくのかもしれない。

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2025年05月03日

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ネタバレ

一緒に過ごしている状況を、登場人物それぞれの視点で語っていくストーリー展開が、私は好きなんだと気づいた。

つらい出来事があっても、それだけで自分が不幸だと決めつけてはいけないな。新しい出会いで、人はまた幸せになれるんだと思った。

実際には、他人と一緒に住むのはいろいろ難しいこともあるんだろうけど、この本を読むと、こんな共同生活もいいなぁと思った。

鎌倉、コーヒー、カレー。登場するのが好きなものだらけで楽しかった。

香良のお母さんは、自分の無実はちゃんと説明すべきだったと思う。

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2025年03月03日

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2年くらい前に読んだけど、再読。
やっぱりすごく好き❤️

出て行ったお母さんのこと、
なぜその理由で出ていくって、そこだけは納得行かないんだけど。
残した手紙の潔さはすごく好きで、死ぬ時に自分もこうありたい…と思う。

こういうシェアハウスは、難しいとは思うけど、女ばかり(でもないか?)でわちゃわちゃするのもかなり好き❤️

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2025年02月18日

購入済み

ちょっぴり切なく心がじんわり

色々な状況の人が集まったシェアハウス
皆んな何らかの事情を抱えて集まってきて、コーヒーを通して段々と打ち解けて行く
鎌倉という土地柄、海や山、夕陽、鳥や動物もいて木々や花、風を感じました
学生時代に鎌倉が大好きで毎週通っていた事を思い出し、懐かしさで一杯になりました
人との関わりの面倒くささや、良さが伝わってきました
ちょっぴり切なくなって涙が出たり、心がじんわり温まる感覚になりました
とても良かったです

#癒やされる #切ない #共感する

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2024年12月02日

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美味しいコーヒーと、素敵なお家の描写が好きだった!シェアハウスの中で少しずつ絆を深めていく住人の成長が見てて楽しかった。

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2025年11月27日

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シェアハウスに集まる人々の話。
ハンドドリップのコーヒーがとても美味しそうだ。
過去をもついろいろな人が集まってくる。
どの人のことも、わかるわかると思いながら読んでしまった。
千恵子さんは、ほんとうにかわいそうだった。そんな息子ほんまいらんなー、最後の一言かっこよかった。

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2025年11月05日

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コーヒー苦手だけど、コーヒー飲みたくなった。
カレー大好きで、もっとカレーが好きになった。
犬飼い始めたけど、飼ってよかった。
そんな風に思える本。

色んな人が出てくるけど、コーヒーが主役の本にコーヒー苦手な登場人物というのもイイ。
登場人物がみんな辛い過去があるけど、登場人物本人にも色々クセがあって、完全被害者な人はいないのもイイ。
みんな長所も短所もあるよね。って思える。

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2025年11月01日

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壮年の女性だけのシェアハウス
憧れるなぁ・・・
過去に何もない人なんていないから、みんな何かを抱えている中でお互いを想い寄り添う暮らしを作っていく
鎌倉の自然、鳥の声、土地ならではの野菜に囲まれ、拘りのコーヒーをゆっくりたてて味わう丁寧な暮らしはいつか実践したい憧れだ
美味しいコーヒーと、美味しいカレーが食べたくなる本でした

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2025年09月30日

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ネタバレ



ワケあり女性達が集うシェアハウスの物語。
紫陽花や桜、美味しいコーヒーやカレー、そんなもの達がそっと心に寄り添ってくれる。

こんなシェアハウスいいなぁ。
私も住んでみたい。
コーヒーが美味しくて、四季折々の庭の風景が綺麗でゆっくりくつろげる。
シェアハウスに集まる面々はカレーのスパイスのように個性が強く癖があるけど、みんなでまとまるととってもいい感じ!

これからどんどん家賃が高くなるし、こういうシェアハウスの経営、いいかもしれませんね。

千恵子さん、いつか息子さんの家に戻れるといいなあ。
お嫁さんも確かにひどいけど、感謝の気持ちが無かった千恵子さんも悪いよ。
どうかシェアハウスの生活で気づいてお嫁さんと仲良くなれること希望します。

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2025年09月29日

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ずっと読みたくてようやく読めた本♡

おしゃれな家でシェアハウスして
美味しいコーヒーが飲めて…。
考えただけで楽しそう!

シェアハウスは色々あるのだろうけど
シェアハウスの住人にも色々な物語がある。
気持ちもシェアして、心も穏やかに!

続きがあることを知らなかったので
ぜひ読んでみたい!

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

美味しい食事とコーヒー付きのシェアハウス、しかもステキな洋館。私も住んでみたい。自然の表現や植物や鳥のあれこれ。よくここまで詳しく書けるなと感心した。そして、今まで知らなかった色の名前をいろいろと知ることができた。

三樹子はいい人なんだろうけど、なるへそ、じゃねえし等言葉使いがどうも気になった。

心と体の性が違うことで苦労してきたあゆみだが、ようやく受け入れてもらえる場所ができたことにホッとした。性別が二つしかないんだものいろいろなケースがあるはず。受け入れる社会であってほしい。

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2025年08月13日

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鎌倉が舞台になっている作品ってセンスがいいオシャレなイメージなのになぜか懐かしい感じがするんだろう、、これはいつも不思議
訳ありの昭和生まれの女性たちが共同生活をする話。正直その年齢から他人と生活するって煩わしいことのほうが多そうだけど少し憧れもある
とりあえずカレーが食べたくなる

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2025年06月30日

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他人から見る自分はこんなにも魅力的で愛おしい。

鎌倉駅徒歩8分、おうちカフェを営む一軒家、そのシェアハウスに住む、一癖も二癖もある5人の人物のそれぞれの目線から、自身の過去や、その住人達の生活が描かれていく。

自分目線で語られるエピソードだけでは、その人自身の良いところに読者は気付けない。
ところが、次の章で別の人物から語られるエピソードにより、気付けなかったその人自身への理解がどんどん深まっていく。

作中にもある負の法則、いわゆるゲイン効果の事だが、当初の嫌な印象が、物語が進み、第三者から語られる発言や、行動によって、最終的にはみんなの事を好きにならざるを得ない。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

読み終わって、あたたかい気持ちになりました。
自然がいっぱいの鎌倉でシェアハウス
知らない人と暮らすのは、はじめは大変な事もあるけど、家族とも友達とも違う距離感が、とても素敵に感じました。
そして、美味しいコーヒーが飲みたくなりました。

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2025年05月19日

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シェアハウスに暮らす個性的な5人とそれを取り巻く人達の物語。コーヒーとカレーがモチーフになっている。適度な距離を保ちつつもだんだん安心感のある存在になっていく5人。他人でも、いや他人だからこそお互いを思いやり温かく包み込んでいくような関係が素敵だと思った。

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2025年03月28日

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鎌倉にあるシェアハウスを舞台に、性格も歩んできた人生も様々な5人と1匹が織り成す物語。

人との繋がりを感じるあったかいお話でした。
母親や家族、仕事や恋愛の事など、これまで抱えている様々なモヤモヤを、シェアハウスの同居人と一緒に消化していくところがよかった。

サトちゃんとミキティの掛け合いが楽しくて好きです。
たぶん、読んだ人はだいたいカレーが食べたくなります。
あと個人的に、海街diaryをほんのり思い出しました。

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2025年03月01日

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はじめの三分の一くらいまで、途中で読むのやめようかと思った。登場人物たちみんなになんかイライラして。まったく愛しくない!と思った。
でも途中から急にそれが和らぎ、あれ、良い人なんじゃん?と思い出した。最初の感想は、初対面の人の最初の印象。知っていくごとに色々な面が見えてきて、実は良い人だったんだな、って感じかな。
コーヒーと、鎌倉のまち、特に花や鳥の声などの自然豊かな描写が良いアクセント。
軽い読み物だけど、知識として知っていてこそ深みのでる描写もあって、若い子にはこの本の良さは全てはわからないな、とうちのJKを思い浮かべながら読んだ。

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2025年02月25日

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鎌倉駅から徒歩8分、亡き父親からカフェを引き継いだ香良…そんな香良のもとへ、離婚して家を出てきた親友の三樹子が訪ねてくる…。三樹子に、おいしいカレーとコーヒーを提供するシェアハウスとすることをすすめられ…悪くないと思った香良だったが、募集を初めてすぐに入居希望者が現れた…。一章ごとに入居した住民目線で物語が展開、それぞれが背負ってきた過去や葛藤などが徐々に明らかになっていく…。

自然豊かな鎌倉にある洋館、雰囲気がとってもいいです!!ますます鎌倉好きになりました。洋館での部屋割りとか、おいしいカレーのレシピとそれにあうコーヒーの紹介が巻末についているのもよかったです。ストーリーも、それぞれの家族に対しての愛情や住民同士のささやかだけれどかけがえのない支え合いを通して、みんながポジティブな思考を持てるようになっていく過程なんか、優しくあったかい気持ちになりました。こんな隠れ家のような場所、自分でも欲しくなります(^^)

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2024年12月29日

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初めて読む作家さん。
父の残したカフェを経営しながら静かに暮らす香良、そこに転がり込んできた心友の三樹子、シェアハウス住人に応募してきた訳あり三人。三樹子の他責思考と香良を心友と言いつつその実心の中では見下してる感じがいやだった。千恵子の息子と嫁、家を勝手に抵当に入れて事業に失敗しといて千恵子と一緒には住まない?なんで自分勝手。その上金の無心に来るなんてまともな神経してない。

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2025年07月12日

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鎌倉の森の中にある隠れ家カフェを営む香良は、離婚して転がりこんできた親友三樹子の勧めでシェアハウスを始める。個性豊かで少しクセのある住人たちを迎え、ともに食卓を囲み珈琲を味わう日々が始まる。
登場人物がやたら過敏だったり、急に険悪な空気が漂う場面があり完全に没入することはできなかったが、美味しいカレーと鎌倉の自然の描写が緻密で読みやすかった。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

audible100冊目。

記念すべき(?)100冊目とはつゆ知らず、何となく目に留まった一冊でした。
鎌倉は大好きだし、できれば駅から徒歩圏内に住みたい派なので、タイトルからして惹かれました。

最近、妙齢の独身女性(未婚)が主人公だったりする小説が多い気がします。
気づいたのが遅いだけで、もしかしたらもっと前から、結構な割合で描かれていたのかもしれないけど。
登場人物が、実はセクシャルマイノリティでした!というものも格段に増えていて。
個人的には、多様性が叫ばれている現代を反映してるんだろなと思います。

シェアハウス、現実的には選ばないけれども、こんな素敵な出会いや関係を築けるなら、とても素敵だと思います。

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

面白かった。コーヒーのネタもちょっとずつでてきてそれも面白いな、コーヒーのこと知りたいかもと思って聞いたけど、孤独になった女性たちが集まって楽しそうに暮らすシェアハウス、いろいろありそうだけど楽しそう。
主人公の生い立ちも最後に明らかにされてなるほど、と思う本だった。
割と軽い内容。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

途中まで登場人物を誰も好きになれないかもと思っていた。
みんな色んなことを他人のせいにしたり、「自分は悪くない」と自分を守ったり、そういう側面は自分にも、誰しも、あるな〜とは思いつつも、嫌感が抜けず…
後半、じわじわとそれぞれの心が解けていって、少し柔らかく感じるようになってから、みんな愛すべき人たちかも、と応援したくなった。
頑なな心を解かすのは、人と、自然と、食。
毎日それを意識して生きたい。

キーとなるコーヒーとカレー

私は断然スパイスカレーが食べたくなって、早速作った。我ながら美味。
作中のメニューにも挑戦してみたい。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて読んでみたいと思った本。
「鎌倉・コーヒー・カレー」に興味があったり好きな方は、楽しめる要素がより多いのではと思いました。

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2025年02月07日

Posted by ブクログ

駅前の喧騒とは少し離れた鎌倉の豊かな自然が思い浮かんで、その中で繰り広げられる静かで心がほっこり温まるお話が、じんわり心に沁みた。
続刊も読んでみようかな。

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2025年01月15日

Posted by ブクログ

父親から引き継いだカフェをぼちぼち営んでいた40半ばの女性店主のところに夫と離婚した学生時代の友人がやって来てシェアハウスを提案。そのシェアハウスにやって来た住人たちがそれぞれメインとなって話が進んでいきます。鎌倉はまだ行った事ありませんが、土地勘ある人だったら情景が浮かんできたり、舞台となったシェアハウスの場所も想像出来ちゃうのかな?って感じで地名とか名所が出て来ます。それから作中に出てくるカレーが全部美味しそうです。なんと巻末にレシピが載っていますので、チャレンジしてみるのもありかも。

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

鎌倉駅の近くでシェアハウスを営むことになる香良という女性の話。鎌倉各所に実在するロケーションが出てくるのが楽しい。それに自然にも目を向けられて植物や鳥などにも目が向けられていて、勉強にもなったりする。

香良という主人公となる人物はとても好感が持てたのだけれど、親友の三樹子を始めとした脇役の魅力が乏しい。最後まで三樹子のことが好きになれず、なるべく近くにいてほしくないと思ってしまってダメだった。何より口調も好きになれない。

一つ目につくとダメで、LGBTQな設定も、驚きというよりも鬱陶しいと感じてしまった。

忠人辺りのコーヒー店は好きだったし、香良辺りの設定も好きだったけれど、どうしても嫌な部分が目についてしまい、あまり良い物語とは思えなかった。

でも、良い部分はたくさんあったけれど、もう一冊読むかと言われると……

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2024年12月31日

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