小瀬木麻美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレバドミントン小説の4冊目。今回は初の短編集。毎回主人公が変わる小説なので期待してたら短編なので一気に4人が主人公に。
松田が横浜湊の仲間になじんでいく様子を描いた「チームメイト」や双子ダブルスのことを描いた「ツインズ」ももちろんよかった、が、それ以上に「天才なんかいないけど」と「今が輝く時」がよかった。
「天才なんかいないけど」は水嶋の親友の静雄と拓斗の公立高校チームを率いていく過程を描いたもの。遊佐や水嶋のようなカリスマ的な存在がいない中で、過酷な環境の中地道な努力をしているところがとても共感できたし、良かった。
「今が輝く時」は、湊の周辺人物ではなくライバルであった岬くんを主人公にし -
Posted by ブクログ
ネタバレバトミントン小説の3冊目。
今回の主人公は遊佐くんの相方・横川祐介。前回の続きである遊佐くんの怪我とその復帰から。合間合間に祐介の過去や前回までのストーリーを祐介視点から描いてみたりと前作を読んでいても読んでいなくても楽しく読める一冊になってると思う。
祐介についての描写があまりなかったように思っていたので、一人の祐介という登場人物を深く描いてくれてよかった。人物設定もシングルマザーや故郷を追われるようにして去り、横浜湊に入学したということも他の登場人物とかぶることなくよかった。また、インターハイで最愛の幼馴染と再会できたこととかはありきたりのエピソードではあるが、感動的に描かれており、す