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Posted by ブクログ
タイトルの通り、高校の女子ハンドボール部のお話
中学のときにバスケットボールで活躍していた凛は、チームメイトとの意識と実力の差という苦い経験からチームスポーツはもうやらないと決意していた
しかし、高校の体力測定で基礎能力の高さから、成瀬先生からハンドボール部に誘われる
1回だけの体験入部のはずが、智里という不思議な存在が気になった凛は「いつやめてもいい」という条件でハンドボール部に入部する
このストイックな姿勢が、武士道シックスティーンを思い浮かべた
あっちも不思議なライバルがいるしね
ってか、度々描写される成瀬先生のいい声アピールのせいで、成瀬先生の声が脳内で大塚明夫に変換される
そのついでて、凛は鬼頭明里、智里は早見沙織あたりっぽい感じで脳内に響く
ハンドボールについては、マンガの「送球ボーイズ」でちょっと知ったくらい
ファウルのデメリットが少ないので当たりが強くなるというのはルール設定の面白さですよね
水球とかも激しいけど、同じような理由だろうか?
公立の学校の先生で、行く先々のハンドボール部で結果を出す成瀬先生
そして元の学校は徐々に勢いをなくしていくって、名前は忘れたけど実際にこんな顧問の先生聞いたことがある
なので、この設定はそんなに違和感は感じない
でも、一人の生徒をダシにチームを強化するのは指導者としてどうなんだろうね?
ま、「絶望してこい」って送り出されながらも折れずに試合中に立ち直す凛も相当なんだけどさ
成長する理由やトレーニングに説得力があるので、物語の展開にご都合主義は感じない
結構リアリティのある負け方をしてるのもそう
ただ、後半が駆け足気味
エピソードを追加して、1巻1年間で3巻構成くらいでも成り立つけど、2年の後半からは重要視するところが違うって事なんだろうなぁ
Posted by ブクログ
ハンドボール部の青春スポーツ小説です。マイナースポーツといえるハンドボールですがなかなか深いスポーツだなぁと思いました。主人公の凛がかっこいいです。成瀬先生の指導のもと成長していく部員たちの姿が素敵です。
Posted by ブクログ
前半ゆっくりとした物語の展開でその分深く描かれていたんですが、その影響か後半は駆け足で、内容的にも宇副なってしまっているのがちょっと残念でした。
本当は3巻くらいで書いて欲しかったかな。でも、面白かったですよー。
Posted by ブクログ
この夏、行きがかり上で、地元の高校生のハンドボールの試合を見る機会があった。
その流れで、オリンピックのハンドボールも見た。
ちょっとハンドボールづいていて、それでこの作品も読んでみることにした。
著者は書店員さんだそうだ。
競技経験者なのかな?
飛びぬけた実力で、中学のバスケ部で浮いてしまった凛。
高校で、ハンド部顧問成瀬に強引に部活に誘われる。
そこで出会った不思議ちゃん、智里が気になり、結局部活に入ることに。
まったくスポーツの経験がないのに、俊足。
ポテンシャルだけはある、という同級生だ。
確かに、彼女がどうなっていくのか、気になってページをめくってしまう。
ポジションのこと、戦術のこと、選手からほかのプレイヤーがどう見えているか。
競技の経験が全くない自分にも、いろいろと想像できることが多かった。
またいつか、生でハンドボールの試合を見る機会があったら、もう少し楽しみ方が変わってくるーかな?