あらすじ
天才調香師レオナール・ヴェイユは、若くして世界的大ヒットとなる香水を開発した一流調香師。世界的なヒットを飛ばしたあと、依頼者だけのための香りを生み出すプライベート調香師となった謎多き彼に、主人公・月見里瑞希は依頼状を出すことになった。絵画や薔薇にまつわる謎を解き明かしながら、色を香りに変えていくレオナールの鮮やかな手さばきが心地よい、香りにまつわる物語。
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Posted by ブクログ
25年間、悔やみ続けた過去。亡き父が母に送り続けた絵画や花。なかでも一番最後に送られた絵画「女神の庭」この謎が解明されたとき、世界にたった一つの香水がレオナールの手によって調香される訳だが、「あ、好きだ」と読み始めてすぐ感じ取った。
話しの展開上、どうしても過去の部分は切なくなるが現在軸の瑞希とレオナール、春人と裕奈夫妻と柔らかな空気を纏う登場人物ばかりに悲しさばかりが強調されないのが、また読みやすかったです。
Posted by ブクログ
美しい本に出会ってしまった。
そんな印象です。
調香師という職業が取り上げられる小説も珍しいため知識も広げられる一方、文章自体も非常に美しくストーリーも素敵。
ロマンスもあるがストーリーに対して花を添える程度であり、ベタベタしたラブロマンスが苦手な人でも読める内容になってる。
残念な点としては、終わり方が中途半端な印象。
最近の本に多いが続編が出る余地を残した終わり方が個人的にはあまり好みではないため、伏線を残しつつももう少し綺麗に終わって欲しかった。
だが、それを踏まえた上でも読んでいて幸せになる一冊だったため★5。
Posted by ブクログ
香水には縁のない生活をしている私だけど、こんなふうに香りを感じられるなら、体験してみたいなぁ。この本を手に取ったのは偶然だったけど、いい出会いだった。
Posted by ブクログ
お上品な作品。
香水、フランス人の紳士、ってだけでお上品感増すか。
あとは、とても美しいピュアな愛の物語。綺麗すぎる愛の物語
2022.9.9
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